ラウェイ軽量級上位選手同士、中4日の再戦はキャンセルとなるも代打選手にTKO敗!

©Myanmar Lethwei Collection
 ミャンマー・カレン州のラインブウェの村で2月16日、17日、18日と3日連続で開催されたラウェイ大会最終日18日・メインファイト5R2試合は、日本大会にも参戦経験のあるラウェイ60㎏近位上位のイエスィニ vs. マイトヤイン、7度目の対戦予定だったが、5日前の2月13日カレン州・チャインセイジー大会で両者は、6度目の対戦を行い、イエスィニがカットによるTKO勝を飾ったが、中4日で傷口が回復しなかったマイトヤインは欠場。代打として参戦したスーヤモーと対戦、イエスィニは3Rまでダウン奪い優勢に試合を展開していたが、ダウンしても粘るスーヤモーに消耗したイェスイニは3Rタイム※を要求しそのまま試合放棄でリングを降りてスーヤモーが金星を勝ち取った。
 現在ミャンマーでは、昨年2月勃発した軍による政権転覆のクーデターにより、反対勢力の武力弾圧とパンデミック禍で混乱状態でクーデター軍の支配下にある大都市ヤンゴンやマンダレーでプロモーター主催の大会は開催されてない。しかしクーデター軍とも衝突を繰り返している武装民族グループもあるカレン州では、クーデター後も大会を継続開催しており、カレン州の強豪選手は試合を継続している。
※ラウェイでは最終ラウンドを除き、試合中に”タイム”を使用し、2分間のインターバルを得ることが出来る。”タイム”は、ダウン1回とカウントされる。1R中3回、もしくは累計4ダウンでKOとなる。


■「LETHWEI CHALLENGE FIGHTS」
日程:2022年2月16日、17日、18日
場所:ミャンマーカレン州・ラインブウェ郡区カットウォン村

最終日3日め 18日
<ラウェイ 3分5R>
●イェスイニ-Ye Thway Ni ※2016年、2017年、2018年MLWC57㎏王者3回、ゴールデンベルト2015年51㎏ & 2016年54㎏王者 ILFJ日本大会1勝1敗 一休そうじゅん、真虎斗 a.k.a BASTAと対戦(現地で浜本キャット雄大と対戦)
 3RTKO
○スーヤモー သူရမိုး-Thura Moe

ダウンも数度喫し、劣勢の展開だったがイェスイニの棄権により、逆転勝利をおさめたスーヤモー

連戦のイェスイニだが、最近は練習不足で、この試合ではコンディションも悪かったようで、試合を攻勢に進めながらも棄権した。

<ラウェイ 3分5R>
△ヤンナイントゥン-Yan Naing Tun ※2019年ゴールデンベルト71㎏王者、2017年63.5kg王者
 時間切れ引分
△チェリンアウン-Kyal Lin Aung ※ゴールデンベルト2006年63.5㎏、2009年67㎏、2016年71㎏王者、THAI FIGHT カッチューア参戦 2009年 & 2011年現地で紅闘志也と対戦

©Myanmar Steel
両者は昨年11月7日カレン州パアンでの大会で対戦しており、チェリンアウンがダウンも奪っているが3R時間切れ引分 試合動画

<ラウェイ 3分4R>
△ソーダーウェイ‐Saw Darwait 2017年&2018年Air KBZ勝者 ※ILFJ日本大会1戦1分 東修平と対戦
 時間切れ引分
△シュートンヨン‐Shwe Tun Yon

東修平との対戦は時間切れ引分

<ラウェイ 3分4R>
△エームゥイ‐Eh Mwi
 時間切れ引分
△ルワンチャイ‐Lwann Chai ※2016年現地で金子大輝と対戦

他4回戦1試合、3回戦4試合

2日め 17日 結果不明
<ラウェイ 3分5R>
●ソーミンアウン-Saw Min Aung ※ILFJ日本大会1分 渡慶次幸平と2度対戦(2017年現地対戦
 2RKO ※パンチ連打
○アウンカイン‐Aung Khaing ※ILFJ日本大会1敗 渡慶次幸平と対戦

<ラウェイ 3分5R>
ナイトゥトゥ‐Nay Htoo Htoo
 vs.
シューカレンミン-Shukhalein Min ※ゴールデンベルト2018 60kg王者

<ラウェイ 3分4R>
バへイン‐Ba Hein
 vs.
ソーテインリン‐Saw Htein Lin

他4回戦2試合、3回戦4試合

1日め 16日大会ではカレン州ラインブウェに近いモン州タトンのRoyal-Dシュータトン・ラウェイクラブの選手が活躍、4選手が出場し3勝1分の戦績を残した。

ミャンマーカレン州ラインブウェで3日連続のラウェイ大会!大会初日で日本大会参戦2選手がKO敗!