ジェフ・ジャレットのGFW、メキシコAAAとの提携公表どうなるTNA勢力図!?

　予想されていたことではあるが、ジェフ・ジャレット率いるGFW(Global Force Wrestling)がメキシコAAAとの提携をプレスリリースした。
　ジャレットはTNAの選手としてのみならず交渉窓口としてAAAと過去10年、選手交換等を続けており、本人がAAA年間最大の祭典『トリプレマニア』に出場するとかの実績以上に、舞台裏での暗躍は知る人ぞ知るところ。このニュースはAAA側のドリアン・ロルダンも確認しており、満を持しての公式発表となる。

　当然のことながら、この提携が意味するものはAAAはTNAを切って、人の繋がりを重視、信頼があるジャレットの方についたということだ。TNAはジャレットの妻となったカレン（元カート・アングル夫人）を除けば、なんら選手も発表していない新興プロモーションに過ぎないだけに、選手の離脱とテレビ放送が各国で切られ始めているTNAにとっては大きな問題となろう。

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・クリストファー・ダニエルズTNAクリス・セイビン離脱ロウ・キー加入

　GFWの裏オーナーはカントリー歌手のトビー・キースで、長年彼を大きく目玉扱いしているのが音楽の都ナッシュビルのケーブル局CMT(Country Music Television)となり、GFWはここでの放送枠を確保していると噂されている。CMTはMTVネットワークスのひとつで親会社はバイアコムだから、「プロレス」はOKなのだ。また、南部でだけ放送されているのではなく、MTV系のチャンネルで例えばエアロスミスがゲスト回のTOBY KEITHスペシャルとかは北東部でも配信される。但し、途中のCMに国粋主義者系のが入ってたりして、生粋のニューヨーカーなんかは目が点になるという、スポンサー筋を思えば笑ってしまう特徴がある。
Global Force Wrestling
　テレビを確保しているというのは、地上波NBCで放送される“The Biggest Loser”制作で実績のある「25/7 Productions」の大物プロデューサー＝デビッド・ブルームと契約したことでも明らか。どうやら、選手育成の過程をも番組内容にしたリアリティショーとプロレス試合を組み合わせた新機軸を打ち出すものと推測されている。

TNA所属というか創設者ジャレット、武藤、船木、日米夢の競演だったが・・・

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