ACA 133、Fight Nation Championship4、ELITE MMA Championship8、欧州MMA三大会!


(C)ACA

 12月4日(現地時間)にロシア連邦サンクトペテルブルグで『ACA 133: Bimarzaev vs. Lima』が開催された。
 ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。
 今大会のメインはフェザー級戦で現在13連勝中のアプティ・ビマルザエフがブラジルのエリスマー・リマ・ダ・シルバと対戦した。シルバもNP Fight王者として現在はロシア・東欧を主戦場にしているが、ビマルザエフが破竹の連勝中という事もあり下馬評では圧倒。そして試合はビマルザエフ有利なものの、相手が寝ころんだ状態で勢いで踏みつけをしてしまい減点をとられてしまう。それがありスプリットとなったが判定でビマルザエフが勝利した。
 セミファイナルではミドル級戦が組まれ、ヴァレリー・ミャスニコフとルネ・ペソアが対戦。ロシア対ブラジルのライバル対決だが、下馬評はミャスニコフとなっている。こちらは下馬評通りミャスニコフが判定勝ちした。

■ ACA 133: Bimarzaev vs. Lima
日時:2021年12月4日(現地時間)
会場:ロシア連邦サンクトペテルブルグ

<フェザー級>
○アプティ・ビマルザエフ(ベラルーシ)
 判定 2-1
●エリスマー・リマ・ダ・シルバ(ブラジル)

<ミドル級>
○ヴァレリー・ミャスニコフ(ロシア)
 判定 3-0
●ルネ・ペソア(ブラジル)

<バンタム級>
○メイコン・シルバン(ブラジル)
 2R 4分47秒 TKO
●ニキータ・チスティヤコフ(ロシア)

<フェザー級>
○アブドゥル・ラクマン・テミロフ(ロシア)
 判定 3-0
●カルロス・アウグスト(ブラジル)

 12月4日(現地時間)にクロアチア共和国オシイェクで『Fight Nation Championship4 Armagedon 2 Finals』が開催された。
 Fight Nation Championshipはクロアチアの団体が主催するMMA大会。
 今大会のメインは元UFC戦士であるルイス・エンリケ・ダ・シルバとKSWで王座挑戦経験もあるクロアチア重量級の雄イヴァン・エルスランが対戦。共にメジャー団体経験者であり、かつ地元クロアチアのエースがUFC経験のある外敵と戦うという構図となっている。下馬評は地元エルスランが圧倒。しかし試合は前に出てくるエルスランを金網に押し込んむシルバがやや優勢となり、その後、スタンドの攻防に戻ると大ぶりのパンチラッシュでシルバがエルスランを追い詰める。そして遂にシルバの右がエルスランの顎に命中。エルスランがダウンするとレフェリーがストップ。シルバが下馬評を覆し、敵地で改心のKO勝利となった。
 また日本のIGFヘビー級王者でもあったオリ・トンプソンとミルコ・クロコップの弟子で日本のヒートにも参戦しているサシャ・ミリンコヴィッチが激突。共に日本でも活躍しているヘビー級戦士の対戦となり下馬評はほぼ互角。こちらはスタンドでミリンコヴィッチが金網に追い込んで打撃で有利に立つ展開が続き、試合終了直前には強烈な肘打ちも決めた。結果、判定でミリンコヴィッチが勝利した。

■ Fight Nation Championship4 Armagedon 2 Finals
日時:2021年12月4日(現地時間)
会場:クロアチア共和国オシイェク

<ライトヘビー級>
○ルイス・エンリケ・ダ・シルバ(ブラジル)
 1R TKO
●イヴァン・エルスラン(クロアチア)

<ヘビー級>
○ササ・ミリンコヴィッチ(クロアチア)
 判定
●オリ・トンプソン(英国)


(C)EMC

 12月4日(現地時間)にドイツ連邦共和国デュッセルドルフで『EMC 8』が開催された。
 このELITE MMA ChampionshipはドイツのローカルMMA団体だが、日本の石井慧が参戦した実績もあり欧州ではメジャーな団体となってきている。
 今大会はメインでフライ級王座決定戦が組まれヌーノ・コスタとステペ・ブルシッチが対戦。こちらは激戦で3R終了後、コスタが試合続行不可能となり、TKOでブルシッチが勝利。見事に新王者に輝いた。
 しかし実質メインだったのは元UFCヘビー級王者のリコ・ロドリゲスにも勝利した実績を持つ地元ドイツのハテフ・モイルがアレクサンドル・クヴェルナと対戦したヘビー級戦だ。こちらはモイルがボディへの膝蹴りでTKO勝ちで地元の期待に応えた。
 更にボディビルダー、モデルでありKSWにも参戦していたエルコ・ユンがジャンルカ・ロシセロと対戦。こちらも秒殺TKO勝ちでユンが勝利。試合開始早々、ユンのローキックが炸裂すると、ロシセロが足を押えてへたり込み、レフェリーがストップ。連敗していたユンだが、やっと復活という事でバク転までして喜びを表した。

■ EMC 8
日時:2021年12月4日(現地時間)
会場:ドイツ連邦共和国デュッセルドルフ

<フライ級王座決定戦>
○ステペ・ブルシッチ(クロアチア)
 3R 5分00秒 TKO
●ヌーノ・コスタ(ブラジル)

<ヘビー級>
○ハテフ・モイル(ドイツ)
 1R 3分03秒 TKO
●アレクサンドル・クヴェルナ(チェコ)

<ライトヘビー級>
○エルコ・ユン(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
 1R 0分39秒
●ジャンルカ・ロシセロ(イタリア)


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