11月28日(日)『KNOCK OUT 2021 vol.6』BLACK(肘無)58.0kg契約で対戦する安本晴翔と角田泰盛インタビュー公開!

 11月28日(日)東京・後楽園ホール大会で開催されるキックボクシングイベント『KNOCK OUT 2021 vol.6』でスーパーファイトKNOCK OUT-BLACK(肘無)-58.0kg契約 3分3R・延長1Rで対戦する安本晴翔(橋本道場)と角田泰盛(CRAZY WOLF)のインタビューが届いた。


■「KNOCK OUT 2021 vol.6」
日時:2021年11月28日(日)開場17:00 / 開始18:00
会場:東京・後楽園ホール
主催:株式会社 Def Fellow
チケット料金
SRS席 ¥20,000 RS席 ¥15,000 S席 ¥10,000 A席 ¥7,000
チケット発売日
オフィシャル
一般・プレイガイド
※全席指定 / 消費税込※全席指定/消費税込み
※今大会は新型コロナウイルス感染症対策のため、座席数を制限して販売します。
※当日券は各席とも500円アップとなります。
※6歳以下は入場無料。ただし保護者同伴で膝上にてご観戦ください。なお小学生から有料、6歳以下でも座席を必要とする場合は有料となります。

<KNOCK OUT-RED スーパーバンタム級タイトルマッチ 3分5R>
小笠原 瑛作(クロスポイント吉祥寺/王者)-OGASAWARA Eisaku

11月28日(日)『KNOCK OUT 2021 vol.6』RED(肘有)スーパーバンタム級王座初防衛戦の小笠原瑛作インタビュー!


 vs.
壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)-ISSEI Saenchai-Gym

11月28日(日)『KNOCK OUT 2021 vol.6』RED(肘有)スーパーバンタム級王座に挑む 壱・センチャイジム インタビュー!

<KNOCK OUT-BLACK -58.0kg契約 3分3R・延長1R>
安本晴翔(橋本道場) Haruto Yasumoto
2000.5.27生/東京都東大和市出身/21歳/174cm/オーソドックス/19戦16勝(6KO)1敗2分
KNOCK OUT-REDフェザー級王者/元REBELS-REDフェザー級王者/元INNOVATIONスーパーバンタム級王者/WPMF世界フェザー級暫定王者
 vs.
角田泰盛(CRAZY WOLF)Kakuda Taisei
2000年2月28日生/兵庫県神戸市出身/21歳/168cm/19戦9勝(6KO)9敗1分
元KAISERキックスーパーフェザー級王者

☆安本晴翔
「BLACKルールでヒジがない分、いろんな技をズバズバ出します!」

──今回、相手の角田選手は『KNOCK OUT』初参戦ですが、試合映像や情報はどれぐらい入っていますか?
安本 まあ、右利きっていうことだけですかね。

──映像は見ていない?
安本 見てないです。師範が見てくれていますし、自分は見ない方が戦いやすいので。情報とか映像とかなくてもだいたい分かるというか、だいたい同じなので、対応できれば大丈夫です。ちょっとパンチや蹴りを意識して、当たらないようにすれば、1Rでなれちゃうと思うので。

──そこの対応力には自信があるということですね。それがうまくいかなかったなということは、今までないですか。
安本 今まで……あんまりないですかね。やっぱり、食らっちゃうこととかは全然あるんですけど、食らわないようにというのは意識して。倒れることがよくないので、まず倒れないようにしていれば、ラッキーパンチとか当たっても、ちょっとのポイントしか入らないので、そこだけ気をつけて。まあでも、なるべくはよけますけど。

──角田選手はMMAの試合もやっていて、それも生かした試合をしたいということだったんですが、MMAもやっていたというのも、今知った感じですか?
安本 いや、何か相手の戦績に入ってた気がしますね。。

──でも、あまり気にしてなかった? MMAの選手が立ち技の試合に出ると、立ち技の選手にとってはやりにくそうに見えることもありますが。
安本 そうですね。MMAの選手とはやったことがないので、やってみないと分からないですけど……でも、対応できる自信はあります。

──今までで一番やりづらかった相手というと?
安本 誰だろう? うーん……あんまりいないですかね。

──だから勝ち続けているわけでもあると。では安本選手にとって、今度の試合のテーマは何でしょう?
安本 今、5連続KO勝ちで来ているので、6連続KO勝ちを狙って、大会で一番盛り上がる試合ができれば、僕はもう満足ですね。

──なるほど。ここまで連続KO勝利でも、必ずしも満足して終わったわけではないというお話を以前にされていました。今回は満足いくようなKOを見せたい?
安本 はい。みんながあっと驚くKOをしたいです。

──今まででも、かなりみんな驚いてはいると思うんですが、それ以上の?
安本 そうですね。でも矛盾になっちゃうんですけど、KOは狙わないようにして試合しつつ、自分が楽しいのももちろんですけど、見てる人も楽しい試合、ウィンウィンな試合にしたいです。

──同じ大会では花岡竜選手も出場します。スーパーバンタム級のタイトルマッチもあります。そこに内容では負けないと。
安本 内容では負ける気はしないですね。竜はちょっとテクニックがすごいので、テクニックでは負けるんですけど、爆発力は僕の方があるよっていう試合にしたいですね。

──花岡選手は、安本選手をインパクトで超えることはとてもできないと言っていたんですが、「そりゃそうだよ」という感じですか?
安本 いや、そんなことないと思うんですけど(笑)、階級が違うので。お客さんにとっては、聞こえてくる技の音の感じとかもたぶん違うと思うんですよ。そこでインパクトの差がちょっと出ちゃうのかなとは思いますけど。でも、テクニックは竜がずば抜けてすごいと思うので。

──先ほど言われたように、次もKOで勝てば6連続KOで12連勝ということになります。このところ連勝と連続KOが取り沙汰されるようになりましたが、自分ではそこをどれぐらい意識しているものですか?
安本 半分半分ぐらいですかね。「KO」じゃなく「倒す」というか……何か自分が思う「ボコボコにして倒す」というか。相手が本当に「降参です」という感じになるような倒し方をしたいんですよ。なので、最終的に倒すことを意識はしてるんですけど、徐々に痛めつけて、最終的に倒れるみたいな、そういう試合をしたいと思って意識してますね。

──最近の試合では、それはできている?
安本 うーん、どうですかね……この前の竹内賢一戦はヒジで切って勝ったんですけど、やっぱりヒジで切るのってあんま面白くないなと思って。

──そうですか? そこがREDルールの醍醐味と言う人も多いですが。
安本 インパクトに欠けるんですよ。自分の試合がYouTubeに上がってるので見てるんですけど、全然インパクトもないし、「えっ、何で終わっちゃったの?」っていう人がたぶん多いと思うんですよ。だから、今回はヒジがないので、ズバズバいけるかなと。

──今回はBLACKルールですよね。ヒジがないというところに関してはいかがですか?
安本 やってみないと分からないですけど、前にもやったことはあるので、たぶん大丈夫だと思います。

──一番最近、ヒジなしでやったのは……
安本 負けた時ですね。

──シュートボクシングでの植山征紀戦(2019年2月)ですね。
安本 そう考えると、ヒジなしはあんまりよくないんですかね? 負けちゃったんで。

──あれはヒジのあるなし以前にシュートボクシング・ルールだったわけですしね。今回は、BLACKルール用の練習をしてたりするんですか?
安本 いや、いつもと変わらないです。ヒジの練習をやってないだけですね。

──スパーリングとかで、思わずヒジを出しそうになったり、出してしまったりということはないですか?
安本 それは昔は思ってたんですけど、案外出さないなと思いましたね。僕はあんまりヒジを打たないんですよ。何と言うか……ヒジについては、「空いてるから打つ」という感じで、狙って打ったことがあまりないんですよね。

──むしろ、ヒジを出す時の方が意識して出してるという感じ?
安本 そうですね。無意識に出ちゃったということはないです。だから今回、BLACKルールでも大丈夫だと思います。

──BLACKルールでも本格的にやってみたいという気持ちは?
安本 別にBLACKでベルトを獲りたいとか、そういうのはないんですけど……でも、ヒジはなくても全然気にならないし、首相撲もなくても全然気にならないし、たぶん、オールジャンルいけます。

──あえてちょっとお聞きしてみますけど、前大会でBLACKフェザー級の王者も決まりました。対戦してみたいとか、興味があるみたいなことは……。
安本 いえ、……僕が興味あるわけなくないですか?

──ですね(汗)。
安本 でもまあ、やるとなったら全然できますけど。

──では今言われたようなことも含めて、今回の試合で一番注目してほしいところはどこでしょう?
安本 ヒジがない分、出す技とかも全然変わってくるというか、パターンが増えてくると思うので、パンチと蹴りが好きな方は僕の試合を見てくれれば、楽しいと思える試合をします。

──BLACKルールでも安本晴翔の試合は楽しいぞと。
安本 もちろんです!

☆角田泰盛
「下剋上と大番狂わせを起こすという気持ちで試合を受けました」

──最初に安本戦のオファーが来た時には、どう思いましたか?
角田 やっぱり『KNOCK OUT』っていう、昔から知ってるビッグネームの団体の大会に出られるということがすごくうれしいなと思ったのと、相手がその『KNOCK OUT』のチャンピオンということで、もちろん強い相手なのは間違いないんですけど、逆にチャンスが自分に回ってきたなと思いました。「ぜひやりたいです!」と、即答しました。

──その安本選手については、どれぐらいの認識がありましたか?
角田 名前は聞いてましたが、試合とかは見たことがなかったんです。対戦が決まってから、試合の動画をいくつもYouTubeで見させてもらって、やっぱりチャンピオンだけあって強い選手だなと思いました。

──具体的に、どのあたりに強さを感じましたか?
角田 蹴り技がすごく上手いのと、オーソドックスとサウスポー、どちらも変えながら戦えるという、誰もができるような戦い方じゃないので、すごくテクニックがある、うまい選手だなあというのは思います。

──対戦が決まってから試合動画を見たということですが、そこで自分との比較で感じたことは?
角田 うまいし強い選手だなというのはもちろん思ったんですけど、ただ自分のスタイルでいけば突破口を見出して勝つことができるんじゃないかなというのは頭でイメージできたので、「やばいオファーを受けてしまったな」とかは全然思わなかったです。

──その「自分のスタイル」について、今回初参戦なので、ご自分の口から説明していただけますか?
角田 僕は基本的には蹴りよりパンチの方が得意なタイプなんですけど、もともとバックボーンが士道館の空手でして、その初段なんです。小学校一年生から空手をやってまして、中学生からキックボクシングをやり始めたので、歴は空手の方が長いんですけど、バックボーンである空手のよさを生かして戦ってます。それから総合の試合にも出たことがあるんですけど、そういう練習も、僕の所属するジムの横山剛師範に教えてもらいながら、空手や総合のテクニックや練習なども混ぜていきながらすることによって、キックボクシングだけじゃなくていろんな要素の強さを自分の中でミックスして、強くなっていってるなと思っているので、そこが僕の強みかなと思います。

──これまでは「角☆チョンボン」というリングネームだったそうですが、今回から本名なんですね。その理由は?
角田 今回、『KNOCK OUT』という、こんな大きい大舞台に初めて出させてもらうので、ちょうどいい機会かなと思って。有名になってからは、あんまり名前をコロコロ変えることもできないと思うので、ここで心機一転、名前を本名に変えて、頑張っていこうと思って変えました。

──その決意の表れでもあるわけですね。安本選手はチャンピオンでもありますし、ここまで11連勝中で様々な強豪に勝っています。ここで安本選手に勝つと、かなりなニュースになりますが。
角田 その自信はあります。このオファーをくださった時に、下克上と大番狂わせを起こすという気持ちで試合を受けて、今もそのために練習していますので。試合を見てる全員が僕を初めて見るだろうし、「誰やコイツ」って思われるような選手だと思うんですけど、試合後には「メチャメチャ強くてヤバいやつが出てきたな」と見た人全員が思うような試合をしようと思っています。今回はノンタイトルですが、勝てば次はタイトルマッチもできる可能性が高いと思うので、『KNOCK OUT』のチャンピオンベルトも狙っていきたいです。

──東京での試合は、これまで何回ありますか?
角田 新日本キックボクシング協会の大会に2回出させてもらったのと、自分がもともとベルトを持ってたKAISERという団体の東京大会でも2回ほど試合したことがあります。なので、関東での試合は全部で5回ぐらいですね。

──東京で試合をするというのは、気持ちとして違うものがありますか。
角田 そうですね。やっぱり関西で試合をするのとは規模も、お客さんの熱量とかも全然違うと思うので、東京で試合に出て勝っていったら、その分名前が売れたり、次につながったりというチャンスが巡ってくると思うので、もちろん関西で試合する時も勝つつもりではあるんですけど、東京での試合はそれ以上に気合が入りますね。

──そこでどんな試合をしたいですか?
角田 僕の戦ってる姿を見て、気持ちの部分で何か感じてもらえるところがあればいいなと思います。団体に提出するプロフィールシートの「自己アピール」のところにも、「魂込めて戦います」と書かせてもらってるんですが、全身全霊で、その試合だけに懸けた気持ちを試合中にぶつけて、魂込めて戦いたいと思います。

──ここまでずっと魂を込めて戦ってきたと。
角田 何試合か負けた試合だったり、引き分けになった試合もあるんですけど、そういう、あまり結果がよくなかった試合の時は、全力を出しきれてなかったりだとか、気持ちの面で試合に向けて魂を込められてなかった時なんですよね。だから今までしてきた試合全部がそうというわけではないんですけど、やっぱり全力で、魂込めて戦った時は、いい結果が出たなと思うので、今回はもうまさに、今までで一番と言うぐらい、全力を込めて戦いたいと思います。

──『KNOCK OUT』では、関西の選手はトップどころにはまだ少ない印象です。
角田 ですよね。今空いてる枠というか、その1人目になりたいですね。今回、結果がついてくれば、その後にいろいろつながってくると思うので。

──そのために今、試合に向けての練習で一番力を入れてるところは?
角田 試合に向けてというよりも、昔からずっとやってるんですけど、やっぱりスタミナ練習ですね。サンドバックだったり走り込みだったりというようなスタミナ練習と、あとは足腰のフィジカルの強化は徹底してやるようにしてます。僕は蹴りよりパンチが得意なので、やはりフィジカル、特に足腰の強さで相手に負けているようでは、パンチを打ちながら前に行ったりとかができないので、スタミナと足腰の強さを特に重点的に鍛えるようにしてます。そういうところも生かして戦いたいです。

──そういったところも全部踏まえて、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこですか?
角田 相手に向かっていく気持ちの強さですね。例えば、クリティカルヒットをもらったり、ダウンを取られたりして、もし倒されるギリギリまで持っていかれたとしても、最後まで諦めずに相手を倒してやるという気持ちの強さを見てほしいです。

──でも、できればギリギリまでは行きたくないですよね?
角田 そうですね、それは行きたくないです(笑)。できればそこまで行かずに、自分が倒す方で行きたいですけど、もしそういう状況に追い込まれたとしても、そこから巻き返して勝つという、最後まで諦めない気持ちの強さというのを見てほしいです。

【イベントスケジュール】
<2021年>
11/28(日)『KNOCK OUT 2021 vol.6』後楽園ホール

<2022年>
01/22(土)後楽園ホール
03/12(土)後楽園ホール
04/17(日)後楽園ホール
06/10(金)後楽園ホール
07/23(土)後楽園ホール
10/16(日)後楽園ホール
11/19(土)後楽園ホール
12/11(日)後楽園ホール
※大会は都合により変更となる場合があります。