AJスタイルズ、FWEヘビー級王座奪取3・11『FWE XIX: Hennigan vs Styles』+ロックスター・スパッド無残髪切り3・13TNA『Impact Wrestling』

(C)FWE

 2015年3月11日にニューヨーク州ニューヨークで『FWE XIX: Hennigan vs Styles』が開催された。
 このFWE(ファミリー・レスリング・エンターテインメント)という団体は、ニューヨークを本拠地にしたインディ団体だが、元WWE、元TNAなどメジャー団体で活躍した知名度のあるレスラーが参戦する団体だ。東海岸のインディ団体、プロレスリング・シンジケートやハウス・オブ・ハードコアも同じく元メジャーのレスラーが多く参戦し、似ているのだが、シンジケートがどちらかというとレジェンドと言われるベテランメジャー選手の参戦が多く、ハウス・オブ・ハードコアは、トミー・ドリーマーが主催という事もあり、伝説のハードコア団体ECWの後続団体的であるのに対し、FWEは、若いうちにある程度、メジャー団体で知名度をあげた後、ハードなロード生活を避け、インディ団体などでマイペースに試合をしたいタイプの参戦が多い。具体的には、現FWEヘビー級王者のジョン・ヘニガン(WWE時代、ジョン・モリソン)やカリート、クリス・ヒーローなどがその代表だ。

 しかし、その王者ヘニガンに最強の挑戦者として現IWGPヘビー級王者、AJスタイルズが名乗り出たのだ。試合は、3本勝負だが、AJスタイルズがカーフキラー、そしてスタイルズ・クラッシュと必殺技連発でAJスタイルズが勝利。見事に新王者に輝いた。

 そしてAJスタイルズと同じバレットクラブのザ・ヤングバックスも、FWEに定期参戦しており、現タッグ王者であり今大会で防衛している。バレットクラブ旋風が東海岸に吹き荒れたようだ。

■ FWE XIX: Hennigan vs Styles
日時:2015年3月11日
場所:アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク

<FWEヘビー級王座タイトルマッチ>
○AJスタイルズ(挑戦者)
 ピンフォール
●ジョン・ヘニガン(モリソン)(王者)

<FWEタッグ王座タイトルマッチ>
○ザ・ヤングバックス(王者)
 ピンフォール
●ザ・コロニー(挑戦者)

<シングルマッチ>
○トミー・ドリーマー
 ピンフォール
●クリス・ヒーロー

 2015年3月13日に放送された『Impact Wrestling』は、遂に、イーサン・カーターⅢとロックスター・スパッドがお互いの髪の毛を賭けた敗者髪切りマッチを行った。この2人はもともと、女社長ディクシー・カーター率いるヒール軍団チーム・ディクシーの一員で、一緒にコンビを組んでいたのだが、2014年夏にディクシー・カーターが、番組から姿を消した(というストーリー。社長は現在もディクシー)為、両者は仲間割れ。身体が小さく、プロレスラーとして実績がまるでないスパッドを、負け犬呼ばわりするイーサンに対し、意地を見せるスパッドがベビーフェイスになる形となった。

 そして、ついに、髪切りマッチまで発展。イーサンに比べて、明らかに体格が劣るスパッドは圧倒的に不利にも関わらず、大流血しながら、必死でイーサンに食らいついていく。最後はイーサンの必殺技ワン・パーセンターでフォール負けしたものの、今までにはあり得ない頑張りを見せたスパッドに観客は大きな声援を送った。

 そして試合後、なんとイーサンが、スパッドの頑張りを認め、お前は男だと称賛。握手を交わし、男である事を証明したスパッドの髪の毛を切らないと宣言。イーサンも遂に改心したかに見えた。しかし、スパッドが引き上げる瞬間、突如、イーサンはスパッドを捕まえ、ぶん投げる。そしてコーナーポストにスパッドを固定し、バリカンを持ち出し、頭を刈ったのだ。イーサンは、「パパやママに助けを求めろよ!」とスパッドを罵る。あの改心は嘘だったのだ。スパッドをとことん、貶める為の策略だったようだ。極悪なヒールとして我が道を行くイーサン、今後はどう動くのだろうか?

■ Impact Wrestling 
日時:2015年3月13日(放送日)
場所:イギリス・ウェンブリー

<敗者髪切りマッチ>
○イーサン・カーターⅢ
 ピンフォール
●ロックスター・スパッド

<シングルマッチ>
○ブルック
 ピンフォール
●ロビーE

<シングルマッチ>
○マグナス
 反則
●ブラム

<シングルマッチ>
○ドリュー・ギャロウェイ
 反則
●MVP

<ラストマンスタンディング・マッチ>
○ボビー・ルード
 10カウント
●エリック・ヤング

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