これが右肩脱臼の瞬間 飯伏が無念の続行不可能でオカダ7年ぶりG1制覇 新日本

 21日、新日本プロレスが『G1 CLIMAX 31』日本武道館大会を開催した。

 これが右肩脱臼の瞬間だ。飯伏幸太がフェニックススプラッシュを自爆した際に負傷、レフェリーストップで敗退となった。G1優勝決定戦は、3連覇がかかる飯伏と7年ぶり制覇がかかるオカダ・カズチカの間で争われる。このG1シリーズに向けてコンディションを整えてきたオカダの攻めは冴えて、飯伏をツームストンやマネークリップで追い込む。一方の飯伏も場外ラ・ケブラーダからシットダウン式パワーボムで対抗。フィニッシャーであるカミゴェにも成功するがオカダはカウント2でキックアウトする。

 すると飯伏はラリアットからコーナーに登ってフェニックススプラッシュを敢行する。オカダにかわされ両ヒジに体重がかかる要領で着地した飯伏はうずくまったまま動けない。右肩脱臼と思われる事態にレフェリーがストップを要請してゴング。消化不良ではあるが、オカダのG1制覇が宣せられた。

 セコンドに抱きかかえられながらも飯伏は自身の足で引き揚げる。飯伏と視線が合ったと思われるタイミングで、オカダは「もう1回」を意味する一本指を立てた。「怪我でレフェリーストップというカタチになってしまいましたけど、僕は胸を張って、G1クライマックスのチャンピオンだと言いたいと思います!! 日本全国で熱い戦いをしてきたという自負もありますし、勝ちは勝ちです。飯伏幸太とまたやらせてください。その飯伏幸太を待つ証として、4代目IWGPヘビーを俺にください」とオカダはマイク。飯伏との再戦、頂点を目指す道のりを確保してG1最終日を締めている。

■ 新日本プロレス G1 CLIMAX 31
日時:10月21日(木)18:00
会場:東京・日本武道館 観衆3,861人(主催者発表)

<第0試合> ※17:30
〇金丸義信
エル・デスペラード
 8分40秒 逆エビ固め
●藤田晃生
大岩陵平

<第1試合>
●グレート-O-カーン
ジェフ・コブ
 8分29秒 NU2
永田裕志
〇矢野通

<第2試合>
SHO
高橋裕二郎
〇“キング・オブ・ダークネス”EVIL
 11分20秒 EVIL⇒体固め
●YOSHI-HASHI
石井智宏
後藤洋央紀

<第3試合>
〇チェーズ・オーエンズ
タンガ・ロア
タマ・トンガ
KENTA
 10分41秒 パッケージドライバー⇒体固め
タイガーマスク
●本間朋晃
真壁刀義
棚橋弘至

<スペシャルエキシビションマッチ/グラップリングルール>
△柴田勝頼
 5分00秒 時間切れ引き分け
△ザック・セイバーJr.

<第4試合>
BUSHI
高橋ヒロム
SANADA
〇鷹木信悟
 12分17秒 パンピングボンバー⇒片エビ固め
マスター・ワト
田口隆祐
小島聡
●天山広吉

<第5試合/「G1 CLIMAX 31」優勝決定戦>
[Aブロック1位]
●飯伏幸太
 25分37秒 レフェリーストップ
〇オカダ・カズチカ
[Bブロック1位]
※オカダが『G1 CLIMAX 31』3度目の優勝


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