[ファイトクラブ]G1優勝戦完売ならず4年ぶり当日券 コロナ悪夢脱却なるかオカダ制覇 新日本

[週刊ファイト10月28日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼G1優勝戦完売ならず4年ぶり当日券 コロナ悪夢脱却なるかオカダ制覇 新日本
 photo & text by TERUZ 新日本G1クライマックス10・18横浜&10・20武道館&10・21武道館
・鷹木決勝進出ならず 完全決着の逆手リングアウト決着も乱発は危険
・コロナ前の妖艶そのまま 裕二郎セコンドのピーターさんプチ写真集
・狂気をまとった飯伏がKENTA撃破 G1史上初3連覇に向けて王手
・タイチの丸め込みに屈した棚橋 3年連続負け越しも太陽は沈まず
・消化試合となれば反則・介入は楽しい!? EVILがSANADAに勝利
・Bブロックはオカダ 飯伏とのG1優勝決定戦は「勝った方が3度目V」
・柴田勝頼が2017年4月オカダ戦以来試合 G1最終日にサプライズ
・これが右肩脱臼の瞬間 飯伏が無念の続行不可能でオカダG1制覇
・「G1ブロック最終公式戦」興行崩れ大きく 横浜武道館不入り874人
・2Fスタンド埋まらず 優勝戦で当日券が出たのは7年間で2回だけ


■ 新日本プロレス G1 CLIMAX 31
日時:10月18日(月)18:30
会場:神奈川・横浜武道館 観衆874人(主催者発表)

■ 新日本プロレス G1 CLIMAX 31
日時:10月20日(水)18:00
会場:東京・日本武道館 観衆2,088人(主催者発表)

■ 新日本プロレス G1 CLIMAX 31
日時:10月21日(木)18:00
会場:東京・日本武道館 観衆3,861人(主催者発表)

 G1クライマックスのファイナルというと金・土・日の3連戦が恒例だが、2021年は月・水・木の変則となった。会場も同一ではなく、横浜武道館1大会と日本武道館2大会。コロナ禍とマンネリ展開で観戦に足が遠のいているところに“平日開催”が重なる。このような状況の中で繰り広げられた新日本プロレスの『G1 CLIMAX 31』優勝決定戦は、Aブロック代表「飯伏幸太」とBブロック代表「オカダ・カズチカ」の間で争われることに。ドル箱シリーズがどのように締め括られたのかを現地からレポートする。

鷹木決勝進出ならず 完全決着の逆手リングアウト決着も乱発は危険

<10月18日/第3試合/「G1 CLIMAX 31」Aブロック公式戦>
△高橋裕二郎
 13分36秒 両者リングアウト
△鷹木信悟

 リーグ戦におけるリングアウト結末というとスターダム『5☆STAR GP 2021』がスリリングで好例だった。いわゆる“リーグ戦は完全決着”を逆手にとったアプローチなわけだが、何度も続くとゲンナリする。この日は鷹木vs.裕二郎とメイン(飯伏vs.KENTA)での場外カウント劇があったが、この点についてはすっかりファンに見透かされ、緊張感もなかった。このG1、好勝負が続いたし、ネタ利用もつくり込まれてきただけに、Aブロック最終戦でのリングアウトの扱いの雑さは気になった。こういうクオリティも含めてプロレスである。鷹木はこの失点により、優勝戦線から脱落している。

記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン