PPV直前SDベッキー!中邑真輔IC王座戦ローマンDemonフィン要略

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 フィラデルフィアはスペクトラムが取り壊されてからSacred Heartを受け継いだと言えばメタル聖地として聞こえはいいが、人気ドラマ『Cold Case』でも度々出てくるガラの悪さ(笑)をも継承している。ベビーフェイス時代のローマン・レインズに作り手の意図を無視して勝手にブーイングしたのがウェルズ・ファーゴ・センターだった。なので会場の反応が鬼門とされる試金石なので、例えばニッキーS.A.H.&リア・リプリー組に、お客がどう反応するかとか、現地事情わかっている者なら通常よりボリューム上げて見たことであろう。

 ダークマッチのあと、番組はやはりTHE MANベッキー・リンチから。「子度を産んで休んでいたが・・・」とプロモやっていると、当然にビアンカ・ブレアが出てきて・・・まぁちょこっとだけですな。


 試合はインターコンチ王座戦から。アポロ・クルーズのナイジェリア?の宮殿から出てくるかのような入場演出、カネかけている。それに門番のライオン台座がCGで動くのだから凝っている。そしてリック・ブーグスの紹介に導かれてのシンスケ・ナカムラなんだが、バックステージ段階では80’sロックのトニー・ストームも一緒。但し出番はこれだけだったけど(泣)。

 ブーグスのギター伴奏入場は例によってパット・マカフィー解説員が実況席の上でダンスである。もっとも、このせいなのか、メインの最中のSpot展開でモンデス・フォードが実況席に乗っただけでペシャンと壊れてしまい、お茶の視聴者は気が付かないようにうまくスグ次に移行していたんだが、フットボールのスターだったマカフィー、お前は重いって(笑)。

 パンデミック開けてのロンドン陣業はハウスショー扱いだったのだが、レポートによるとシンスケ勝利後にブーグスが10分もギターソロやったそうで。うるさいフィラデルフィアの客にも真輔は受けてます。これ、要するに『エキストリーム・ルールズ』ではやらず、テレビ番組で見せますという構成なんだが、地上波FOX放送で大勢が見てくれて大正解だったかと。なにしろRAWも特別仕様の編成で、必死になってAEWの侵攻に対抗してたんだが、SmackDownでもこれを先に出してきたことになる。


 ただ、そこからの番組はいつものSmackDown・・・。女子の起用法に文句言っていたリブ・モーガンがゼリーナ・ベガのコードレッドに沈むカードは、どちらかといえば実況席に寝そべるカーメラが焦点というか。


 どん底生活の貧困から、ラスベガスで一刻千金になりHappyコービンとなったバロン。新コーナーは「ケビン・オーエンズ・ショーのようにはならない、ゲストは俺様だ」とやり出すと、当然にKOが出てくるのだが、リディック・モスが襲撃、そのまま二人でステール・ステップに叩きつけるセグメントも。いつものSmackDownです。


 同じカードや、その焼き直しを繰り返してしまう点もSmackDownであり、地上波向きはそれでイイんだという考えもあるのかもだが、ニッキーA.S.H.とナタリアのシングルも数分だけ。フィラデルフィアの客にブーイングされる前に、またニッキーの丸め込みで終わらせたのか。

 ただ、それだけでは余りに短いのでショッツィ・ブラックハートとティーガン・ノックスの戦車が花道から行進。大砲ブチ込んで宣戦布告なんでしょう。ナタリア&タミーナは・・・女子部門の平均年齢を上げてる元凶ですから。はい。


 ナオミは旦那のジミー・ウーソがSmackDownなんでこっち所属に替わったんだが、コスチュームで出てきて「試合組まれてない」とソーニャ・デヴィルに噛みつき、「お前が試合しろ!」とやってたんだが・・・。

 しかし、作り手からしたら抗争プログラムなり、なんかマッチメイクのアイデアが浮かばないんだろうなぁ。ソーニャが「もう試合しない」と言ってたのが気になるのだが・・・。


 試合トリはモンデス・フォードがローマン・レインズに挑むというもので、ただ、RAW-SmackDownのドラフト会議が近くあるからって、「アンジェロ・ドーキンスとのストリート・プロフィッツがバラバラにあんることもありうる」と言ってしまうのはどうなのか。大人のファンは妻ビアンカ・ブレア含めて色々2日後の展開以降がわかってしまうと思うのだが。

 試合はモンデスがミスする箇所とか、実況席テーブルがペシャンの不運もあったのだが、メインのシングル戦に抜擢は評価しないといけない。

■ WWE SmackDown
日時:9月24日(現地時間)
会場:ペンシルベニア州フィラデルフィア ウェルズ・ファーゴ・センター

◆“キング”中邑真輔が前王者クルーズを下してIC王座防衛に成功

 “WWEのキング”こと王者中邑真輔(with リック・ブーグス)が前王者アポロ・クルーズ(with コマンダー・アジーズ)を下してIC王座防衛に成功した。ブーグスのギター演奏の中で登場した中邑は先週襲撃を受けた因縁のクルーズに得意の蹴り技から痙攣式ストンピングで攻め込め込んだ。続けて中邑がスライディング・ジャーマン・スープレックスやダイビング・ニーを放てば、クルーズもドロップキックやサモアンドロップで反撃して白熱の攻防を展開。しかし、終盤にブーグスが介入する超大型のアジーズをグレコローマン経験者のスープレックスで豪快に投げて蹴散らすと、最後は中邑が飛び付きアーム・バーを狙いながらクルーズを丸め込んで3カウント。中邑が王座奪還を狙うクルーズを返り討ちにして王座防衛に成功した。

◆“ザ・デーモン”ベイラーが暗闇から現れてPPV戦を前に王者レインズを襲撃KO

 “ザ・デーモン”フィン・ベイラーがPPV「エクストリーム・ルールズ」を前に突如現れてユニバーサル王者ローマン・レインズをパイプ椅子攻撃からのトペ・コンヒーロで襲撃KOした。王者レインズが自ら対戦要求したモンテズ・フォードとメイン戦で激突すると串刺しクローズラインから打撃連打で序盤を圧倒。終盤にはレインズがポストに誤爆して一時劣勢となったが、フォードのフロッグスプラッシュを膝で迎撃すると最後はギロチンチョークで捕まえてタップ勝ちを収めた。

 試合後にはポール・ヘイマンが「フォード、ベイラー、ブロック・レスナーに何か起こるかわからせてやりましょう」と焚きつけるとレインズは現れたウーソズと共にパイプ椅子攻撃からテーブルにフォードを叩きつけて暴行を加えたが、突如会場が暗転となると暗闇から“ザ・デーモン”と化したベイラーがコーナートップに現れて3人にダイビング・クロスボディ弾。

 続けてデーモンが竹刀でウーソズを蹴散らすとパイプ椅子攻撃からトペ・コンヒーロを放ってレインズを襲撃KOした。レインズ vs. “ザ・デーモン”ベイラーの王座戦が行われるPPV「エクストリーム・ルールズ」は日本時間9月27日、レインズ vs. レスナーの王座戦が行われるPPV「クラウン・ジュエル」は日本時間10月22日にWWEネットワークで配信される。


■ WWE 205 LIVE
日時:9月24日(WWEネットワーク現地時間配信開始)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center

◆イケメン二郎が205 Liveで対戦したブレイドをイケメンスラッシュ葬

 “スタイルストロング”イケメン二郎が205 Liveで対戦したマリック・ブレイドをイケメンスラッシュで撃破した。会場から“イケメン”チャントが起こる中、フルーツ柄ジャケットで登場したイケメン二郎はブレイドのドロップキックを食らいながらもジャケットパンチからブレイドの左腕を集中攻撃して雄叫びを上げた。

 さらに終盤にはイケメン二郎がジャケットパンチからアーム・バーで攻め込めば、ブレイドにクローズラインやクロスボディで反撃されて接戦を展開するも、最後は必殺のイケメンスラッシュをブレイドの顔面にヒットさせて3カウント。

 イケメン二郎はブレイドを制するとコーナーでジャケットを広げながら笑顔で見得を切った。


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