緊張感と時間稼ぎの間に武藤敬司 杉浦貴「負けに等しい」ドロー ノア後楽園

 12日、ノアが『N-1 VICTORY 2021 〜NOAH NUMBER ONE PRO-WRESTLING LEAGUE〜』後楽園ホール大会を開催した。

 これは緊張感なのか、それとも時間稼ぎなのか。武藤敬司の闘いに賛否両論だ。かねてから武藤を「新弟子」呼ばわりしていた杉浦貴は短時間決着を狙い、いきなり雪崩式ブレーンバスターからの逆エビ固めで先制する。ところが、しのいだ武藤は序盤は腕攻め、中盤は足攻め。アッという間に時間が過ぎ去る。

 武藤のプロレス人生において「じっくりレスリング」はよく見られる展開。SNSでは攻防に見入ったファンの反応が多かったが、リスクを冒さない姿勢には疑問符がついた。武藤の足4の字固めが長時間決まり、杉浦がフロントネックロックをガッチリ仕掛けたときには残り時間にゆとりなし。予選スラムで勝負に出た杉浦だったが、1発目を返され、2発目を狙ったところで30分フルタイムのゴングが鳴った。バックステージで杉浦は「前半、中盤と腕攻めと足攻めで時間を稼がれた。俺が20分過ぎから攻撃したけど、時間が足りないな。ちょっと負けに等しい」と悔しがった。

■ ノア N-1 VICTORY 2021 〜NOAH NUMBER ONE PRO-WRESTLING LEAGUE〜
日時:9月12日(日)11:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆701人(札止め=主催者発表)

<第1試合>
●矢野安崇
藤村加偉
宮脇純太
 9分19秒 地団駄ラリアット⇒片エビ固め
亜烈破
覇王
〇タダスケ

<第2試合/「N-1 VICTORY 2021」Dブロック公式戦>
〇藤田和之
 9分29秒 顔面蹴り⇒体固め
●マサ北宮

<第3試合/「N-1 VICTORY 2021」Bブロック公式戦>
〇ケンドー・カシン
 12分46秒 首固め
●拳王

<第4試合/GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合>
[挑戦者]
大原はじめ
〇小峠篤司
 15分10秒 キルスイッチ⇒片エビ固め
進祐哉
●吉岡世起
[第44代選手権者]
※吉岡&進が2度目の防衛に失敗、小峠&大原が第45代王者組に

<第5試合/「N-1 VICTORY 2021」Cブロック公式戦>
〇田中将斗
 14分08秒 スライディングD⇒エビ固め
●中嶋勝彦

<第6試合/「N-1 VICTORY 2021」Aブロック公式戦>
△杉浦貴
 30分時間切れ引き分け
△武藤敬司

<拡大詳細版は9月17日発売の週刊ファイト(9月23日号)に収録されます>