SD9・11Eve2年ぶりMSGエッジSロリンズ再戦+レスナー、ベッキー、Demon神

photo by George Napolitano


 WWEがパンデミック以来2年ぶりにMSGに帰還。本誌にとっても、日本の専門媒体で唯一無比「勝手知ったる長年のホーム会場」を広言できるのでジョージ・ナポリターノ記者を派遣した。写真は膨大にあり詳細拡大版は金曜発売本誌の収録とするが、速報も自前画像のみで構成させていただく。
 主催者発表なので例によって水増しこそしているが、14,425人の満員札止め発表に。ちなみに昔と違ってチケット値段が大幅に上がっていることや「ニューヨークのWWE」がイメージ的にも必要でなくなったので、近年はMSG開催やってもまったく満員にならなかったことは紛れもない事実である。さすがにコロナ禍で間隔が空いたこともあり、マンハッタン真ん中の老舗会場が今回は売り切れになった。


 テレビで放送されないダークマッチからして豪華である。女王シャーロットvs.リア・リプリーが提供されていた。


 なんといっても現地金曜夜は20周年になる9・11のイブである。感慨深いには違いない。番組はNEVER FORGETの大きなテロップと忘れられないあの日の追悼映像から始まった。そこから、花道へのお出ましはやはりローマン・レインズ御一行である。なんと、一族のチーフだけでなく、「WWEも、MSGも、ニューヨークも俺様の支配なんだ、Acknowledge me(認知せよ)」なんだそうで・・・(笑)。大きく出たなぁ。


 シンスケ・ナカムラは相棒リック・ブーグス以下、ベビーフェイス組で10人タッグの出番与えられました。


 ベッキー・リンチは「急に言われて子供置いて飛んできた」とガチ発言。満員になるとなってWWEもスター総投入したようだ。相変わらずベッキーが試合するわけじゃないんだが、純白のビアンカ・ブレアと赤のベッキー、絵になってます。


 試合の目玉は、これはもう『サマースラム』の再戦になるエッジvs.セス・ロリンズである。なんでもエッジのMSG登場は11年ぶりだそうで、入場の際の表情が違って見えた。気合がいっていたのだ。

 CMで何度も途切れるから専門媒体記者としての採点は不可能なんだが、他のカードとレベルが違うことは保証できる。エッジは最高のお仕事をやってやると燃えていた。ケツはレフェリーがあっちに行ったところでセスの急所蹴りが入り、そこからスーパーキック、カーブストンプと畳みかけてエッジを担架に送り込むもの。セスが『サマースラム』の借りを返すのだが、それはどうでもいいことだ。ニューヨークは予想してなかたった洪水に襲われ地下鉄が止まったり、デルタ株が再び猛威を振るい大変なのであり入場には接種証明書が必要なんだが、久しぶりにMSGに行ったというファンを満足させたことは間違いない。


 結局2時間番組の試合としては3つだけで、トリがストリートプロフィッツvs.ウーソズのSDタッグ王座戦。いざフロッグ・スプラッシュが決まってフォールという場面で、ローマンが出てきてフロント・チョークという反則裁定に。まぁケツは誰もがわかってるんですが・・・。

 ところが、このまま終わるんじゃMSGのお客は納得しない。ドリュー・マッキンタイアがHappyバロン・コービンを下す試合、さらにローマン・レインズも試合しますと。

 ということでやはりジョン・シナが出てきて、ミステリオ親子と組んだベビーフェイス組が、ローマン&ウーソズと闘うオマケの6人タッグも提供され、AAを見舞うのだった。
 もっとも9・11がテーマのニューヨーク大会、父親が犠牲者の一人であるゼリーナ・ベガがカーメラと組んで、リブ・モーガン&トニー・ストームと闘う女子タッグ戦も予定されていたのに、エッジとセス・ロリンズをじっくりやらせたためこちらはカットだったようだ。

■ WWE SmackDown
日時:9月10日(現地時間)
会場:米ニューヨーク ニューヨークMSG(マディソン・スクエア・ガーデン)

◆“ザ・ビースト”レスナーと“ザ・デーモン”ベイラーが絶対王者レインズと対峙して睨み合い

 “ザ・ビースト”ブロック・レスナーと“ザ・デーモン”フィン・ベイラーが絶対王者ローマン・レインズと対峙して火花を散らした。PPV「エクストリーム・ルールズ」でレインズとベイラーのユニバーサル王座戦が発表される中、レインズ(with ウーソズ、ポール・ヘイマン)がSDオープニングに登場した。レインズは「俺たちがWWEを仕切っている。皆、俺を認めろ」と絶対王者として会場を威圧するとそこへレスナーが姿を現して対峙したレインズを睨みつけた。さらにレスナーは「なぜ俺がサマースラムに行くことをレインズに言わなかったんだ?」とヘイマンに質問を投げかけるとヘイマンは「知らなかったんだ」と言い訳するも、レインズはヘイマンからベルトを獲り上げてリングを後にしてしまう。
 レスナーとヘイマンがリングに残るとレスナーは「お前が首にされる前に俺の王座挑戦を受け入れろ。5秒以内だ」と王座戦を要求してヘイマンにF5を狙ったが、戻ってきたレインズがスーパーマンパンチをレスナーに叩き込んで救出。さらにウーソズもスーパーキックを放ったが、レスナーがウーソズにダブル・クローズラインからスープレックスで倍返しにするとレインズはそのままリングを後にした。

 さらにメイン戦でウーソズとストリート・プロフィッツがSDタッグ王座戦で激突すると、レインズがジミーを追い込んだモンテス・フォードをギロチンチョークで捕まえて反則裁定にしてしまう。さらに試合後にレインズが「レスナーがやりたいならやってやる! ベイラーを倒したらすぐにレスナーも倒すぞ」と挑戦者2人を挑発するとそこへ“ザ・デーモン”姿のベイラーが登場して対峙したレインズと睨み合いの火花を散らした。王者レインズ vs. ベイラーのユニバーサル王座戦が行われるPPV「エクストリーム・ルールズ」は日本時間9月27日にWWEネットワークで配信される。

◆“WWEのキング”中邑真輔らがNBAスターに妨害されるも10人タッグ戦を制す

 “WWEのキング”中邑真輔がリック・ブーグス、ビッグE、レイ&ドミニク・ミステリオとタッグを組んで10人タッグ戦に挑むと、ゲスト登場したNBAスター、トレイ・ヤングの妨害を受けながらもビッグEがビック・エンディングでサミ・ゼインを沈めて10人タッグ戦を制した。ブーグスがギター演奏する中、中邑が入場するとそれを遮るようにゼインがNBAスターのヤングをゲストとして呼び込んで試合がスタート。
 先発した中邑はドルフ・ジグラーにかかと落とし、ボビー・ルードにはスピンキックを放つと入場を妨害したゼインにはハイキックを叩き込んで果敢に攻め込んだ。さらに中邑がライダーキックでオーティスを吹き飛ばせば、ジグラーがスーパーキックを中邑にヒットさせて白熱の攻防を展開したが、混戦の隙にゲストのヤングがレイにチープショットを放って退場処分となると、最後はミステリオ親子のダブル619からビッグEがビック・エンディングをゼインに叩き込んで10人タッグ戦を制した。

◆王者ベッキーが会場からの“サインしろ”チャントに反発!調印書を投げつけてビアンカを威圧

 王者ベッキー・リンチがビアンカ・ブレアとのスマックダウン女子王座戦調印式で会場からの“サインしろ”チャントに反発すると「前回と同じ結果に終わるぞ」と調印書を挑戦者ビアンカに投げつけた。先に登場したビアンカは「ベッキーは闘いから逃げないからリスペクトしてたんだけどね。エクストリーム・ルールズでは王座を取り戻す」と言って調印書にサインをすると王者ベッキーがリングに登場した。
 ベッキーはベルトをビアンカに見せつけながら「もしサインしなかったらどうなる?」と拒否する姿勢を見せたが、ビアンカが「サインして」を連呼すると会場から“サインしろ”チャントが沸き起こった。これにベッキーは「直前で復帰が決まって、26秒で王者を倒してこの扱いか…。一発屋のビアンカが相手なんだぞ」と失望すると「わかったよ。対戦してやるが前回と同じ結果に終わるからな」と忠告しながらサインした調印書をビアンカに投げつけた。ベッキー vs. ビアンカのスマックダウン女子王座戦が行われるPPV「エクストリーム・ルールズ」は日本時間9月27日にWWEネットワークで配信される。