(c) AEW
■ WWE Rampage The First Dance
日時:8月20日(現地時間)
会場:米イリノイ州シカゴ ユナイテッド・センター(観衆15,316札止め=主催者発表)
ついにCMパンクがプロレスのリングに帰ってきた。わかっていたこととはいえ、番組冒頭からすでにお客さんがCMパンク、CMパンクと超満員のユナイテッド・センターが名前を連呼している。そしてLiving Colourの♪Cult of Personalityが鳴り響く。複数のお客さんが泣いている。待たせたかいがあったというものだ。
その男は、「2005年8月13日にプロフェッショナル・レスリングから去ったんだ」と言った。一瞬なんのことかと思ったが、ROHを辞めた日のことである。つまりWWEに行くことは、彼のような男には嶮しい道であり試練が待ち受けることを覚悟したということらしい。そしてスポーツ・エンタテインメントの一員になったのだが、どこまでがWWEのシナリオ班が書いた台詞なのか、勝手に自分で作り替えたのか境界線がわからないマイクがファンの支持を得ていく。しかしそれは同時に、団体との衝突を意味していた。マイク演説の途中で音声切られることがお約束になった段階もあったが、ガチで本当に切られたこともあったのだ。その後の(俳優だのUFC挑戦など)「様々な選択がファンを失望させたかも知れない」とも言っていた。まぁそれはどうでもイイ。
反体制漢が加わったことでAEW-WWE戦争は新たなチャプターに突入した。♪Only You Can Set ME Free・・・獣は解き放たれたのである。
1時間の番組『Rampage』、あまりにもCMパンク登場がすべてであり、決して悪いわけではないのだが試合カードはかすんでしまった感は残ろう。ヤングバックスのタッグ王座に挑戦するエリミネーター・トーナメント1回戦として、プライベート・パーティ(マーク・クイン&アイゼイア・キャシディ) w/マット・ハーディと、ジュラシック・エクスプレス w/マルコ・スタントが組まれた。
CMパンクの余韻が頭の中をグルグルなのでなかなか集中できなかったんだが、鮮やかなカナディアン・デストロイヤーで目が覚めたというか、やはりジュラシック・エクスプレスが次期王者の本命だろう。
ムキムキ女ジェイド・カーギルがいつものフェイス・バスターでキエラ・ホーガンを沈める試合も。
3試合目番組トリはDynamiteのジョン・モクスリー&エディ・キングストンの入場段階で、ダニエル・ガルシアと2.0組に襲われてそのままになっていたから、MOXがシングル戦でガルシアをブルドッグ・チョークで成敗するカードが締めくくった。
但し、試合に負けても2.0組がなおもMOXとキングストンを襲ってきたので、救援にスティング&ダービー・アレンが登場。ヒールの3人をボコってる。すでに速報でお伝えした通り、9・5『ALL OUT』でCMパンクが指名したのはアレンなのだった。
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’21年09月02日号CMパンク-SスラムTakeover天王山 新日巡行 湘南プロレス Mミラー号