棚橋がコロナ禍に希望もたらす大復活 鷹木「本当の勝者はアンタかも」 新日本

 25日、新日本プロレスが『WRESTLE GRAND SLAM in TOKYO DOME』東京ドーム大会を開催した。

 舌を巻いた鷹木信悟は、初防衛を果たすも思わず「やっぱ、スゲーや。本当の勝者はアンタかもな」とマイクだ。挑戦者が当日になって飯伏幸太から棚橋弘至へと変更となったが、前夜に「準備できてま~す!!」発言の棚橋が言葉通りのファイトでドームを魅了する。柴田勝頼ばりの串刺し低空ドロップキックも織り交ぜ、ハイフライフローであわやのところまで追い込む。飯伏スピリット継承のカミゴェまで鷹木に発射だ。

 37分に渡って鷹木と渡り合った棚橋だったが、最後は鷹木のラスト・オブ・ドラゴンに沈む。それでも、かつてのメインを連続で務めていたときの興奮を東京ドームに呼び戻した棚橋。コロナ禍に希望をもたらした大復活だった。

 余韻に浸る観客を唖然とさせたのは、会場暗転からのEVIL登場。鷹木を無法殺法で襲撃すると、次期挑戦者に名乗り。あいかわらずファンから「この展開は必要なのか」と突っ込まれながら、新日本は自団体のストーリーを貫いていた。

■ 新日本プロレス WRESTLE GRAND SLAM in TOKYO DOME
日時:7月25日(日)17:00 ※第0試合は16:00開始予定
会場:東京・東京ドーム 観衆5,389人(主催者発表)

<第0試合/「KOPW 2021」争奪ニュージャパンランボー>
〇チェーズ・オーエンズ
 35分36秒 パッケージドライバー⇒片エビ固め
●矢野通
※チェーズが『KOPW 2021』保持者となる
(以下、退場順)1:真壁、2:本間、3:鈴木、4:金丸、YOH、SHO、7:天山、8:小島、9:BUSHI、10:タイガー、11:ワト、DOUKI、13:石井、14:東郷、15:後藤、16:永田、17:オーカーン、18:KENTA、19:YOSHI-HASHI、20:裕二郎

<第1試合/IWGPジュニアタッグ選手権試合>
[挑戦者]
ロッキー・ロメロ
●田口隆祐
 20分56秒 CRⅡ⇒片エビ固め
〇エル・ファンタズモ
石森太二
[第66代王者]
※石森&ファンタズモが初防衛に成功

<第2試合/IWGPジュニアヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
〇ロビー・イーグルス
 19分56秒 ロン・ミラー・スペシャル
●エル・デスペラード
[第89代王者]
※デスペラードが3度目の防衛に失敗、ロビーが第90代王者に

<第3試合>
●ジェフ・コブ
 19分23秒 エビ固め
〇オカダ・カズチカ

<第4試合/IWGPタッグ選手権試合>
[挑戦者]
〇ザック・セイバーJr.
タイチ
 37分58秒 ヨーロピアンクラッチ
SANADA
●内藤哲也
[第90代王者]
※内藤&SANADAが初防衛に失敗、タイチ&ザックが第91代王者に

<第5試合/IWGP世界ヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
●棚橋弘至
 37分26秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン⇒片エビ固め
〇鷹木信悟
[第3代王者]
※鷹木が初防衛に成功


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’21年08月05日号新日大阪-Dome Stardom 虎女王 プラタ Chakuriki 猪木Fight レイス