[ファイトクラブ]太陽と暗闇の間の新日本プロレス 緊急事態宣言下の東京ドーム5千人台

[週刊ファイト8月5日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼太陽と暗闇の間の新日本プロレス 緊急事態宣言下の東京ドーム5千人台
 photo & text by TERUZ 新日本プロレス7・25東京ドーム
・ファンタズモのスーパーキックの秘密!? 新日流ネタをジワジワ消化
・デスペラードに勝利ロビー格上げ 西武ドームで復帰戦のヒロムと
・オカダ再浮上ステップはコブ2タテ!? 薄氷丸め込み風車の理論
・ストーリー不足の新日救った ロスインゴvs.デンジャラステッカーズ
・棚橋がコロナ禍に希望もたらす大復活 鷹木「勝者はアンタかも」
・リアルをコントで帳消しにする仰天エンディング 大丈夫か西武ドーム


■ 新日本プロレス WRESTLE GRAND SLAM in TOKYO DOME
日時:7月25日(日)17:00 ※第0試合は16:00開始予定
会場:東京・東京ドーム 観衆5,389人(主催者発表)

 7月25日、新日本プロレスが『WRESTLE GRAND SLAM in TOKYO DOME』東京ドーム大会を開催した。大会当日になってようやく飯伏幸太の欠場が正式発表されるという前代未聞のドタバタ。前夜に「準備できてま~す」と愛知大会にてアピールしていた棚橋弘至がIWGP世界ヘビーに代打挑戦となった。2年半に渡ってドームメインから遠ざかっている棚橋がどこまで相応しい試合をやり切れるか。注目の中で、棚橋はファンに感情移入させまくりの熱闘を見せる。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言下での東京ドーム大会を大検証する。

 
ファンタズモのスーパーキックの秘密!? 新日流ネタをジワジワ消化
 

<第1試合/IWGPジュニアタッグ選手権試合>
[挑戦者]
ロッキー・ロメロ
●田口隆祐
 20分56秒 CRⅡ⇒片エビ固め
〇エル・ファンタズモ
石森太二
[第66代王者]
※石森&ファンタズモが初防衛に成功

 第1試合にロッキー&田口をもってくるというのは多幸感あるオープニング。それにしても、ファンタズモのスーパーキックの秘密というのはロングセラーなネタになってきた。試合だけを回しても闘いに広がりがないわけで、新日流ネタのジワジワ消化はありだろう。

田口「ちょっとファンタズモのシューズに、右足に気を取られすぎたかなと。靴を取るまでは良かったんですけど。う~ん、反則でしょう。あれは反則。中に何があったと思います? “Taguchi FXXK You”って書いてありましたよ。見た瞬間にやられたと思いましたね。しかし、あのレスリングシューズ、普通のレスリングシューズに比べたら重い。普通のシューズに比べたら重いって思ったんで、中で加工されてるのかな? 中敷きじゃなくて、その下かな? 靴自体なんか細工がされてるんじゃないかなと思いました。これはもう一回やらないとダメですね。IWGP実行委員会にあのシューズを調査してもらいたいです」

記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン