RAW同じ面子同構成!モリソン芸細リコシェ リドル丸込AJ 呪アレクサ

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 パンデミック時期なので選手、スタッフの陣容を絞り常設会場サンダードームでの収録だから仕方ない面もあるが、番組を見ていて「うん? 先週の番組と間違えたのか」とか、まるでデジャブのように見えてしまう欠陥が目立ってきた回だったかも。もっとも、次週のRAWはマネー・イン・ザ・バンク(=MITB)の直前回であり、事前に録画収録予定とのことで、一応は今回のが原則LIVEの中継だったようで、もう少しの辛抱なのだろう。


 RAW is Sameじゃないかと総括しておいて、まさに「またミズTVですかぁ?」の番組スタートだったのだが、予想はコケるもんで、今回のは結構絵的にも面白いものになるという・・・。裸足のリドルがハシゴに登るも、落とされてすでに痛めている足首をさらに悪化させるという、あとの試合に続く仕込みも行われている。さらにAJが、その足を蹴り込んでいた。ロジックもクソもないMITB予選のゴタゴタはともかく、それにしてもランディ・オートンがどうなったのかは説明ないままなのが気になる。


 そのまま始まったリコシェとジョン・モリソンのカードは、先週に結末なしのまま引っ張ったものなのだが・・・。ところがこれも面白かったからわからないモンだ。結局、3時間終わってこのカードがイチバン良かったんじゃないかと。唯一、モリソンが来るっと回ってリコシェを抑え込むspot、スピードといい非常にクールで説得力もあったのに、そこで終わりにせずに車椅子ミズの邪魔でリコシェはカウントアウトでの負けというのが不満ではある。テレビ番組はこうなるかぁ。


 女子の8人タッグは、始まる前の前振りが長くて、不気味にポツンと通路奥に立ってるお化けアレクサの絵図とかはあったものの試合は・・・デジャブです。トップ画像は、単に他にいいのがなかったからアスカのチーズ入りハンバーグの料理YouTube動画が笑えたので。


 中東市場向きに国際色も出さないとなのか、大河ドラマ進行と関係なく組まれたムスタファ・アリvs.マンスールのカード。先生対生徒とかテーマが実況で煽られてはいたが、ロープに足がひっかかったアリをマンスールがほどいてやったりするも、丸め込まれてしまうという2分の台割りが与えられただけでした。


 同じく国際色?なのか、凄いカスタム・バイクに乗ってきたインド軍団のジンダー・マハル。以前はドリュー・マッキンタイアとタッグを組んでいたこともあったんだが、”2busy”との短いメッセージしか貰えなかったことに腹を立ててという、そこは共感できるんだが。

 インド軍の暴走による反則決着で持ち越しです。


 ボクたちを忘れないでください。ルチャ・ハウスパーティ(リンセ・ドラド&グラン・メタリック)に、Mace(ディオ・マデン)& T-Bar(ドミニク・ダイジャコビック)は生きてます。


 冒頭セグメントの因縁からリドルとAJスタイルズ。この二人だから悪くはないし、必死でやってたんだがバイキング・レイダースに気をとられてAJがリドルに丸め込まれるフィニッシュはbooooと。来週、海賊軍とシングルでやるそうなんだが・・・。


 WWE得意のSNS広報で「シャーロットのケガについての報告あり」と煽っていたので、「うん?」と思っていたら、リア・リプリーも松葉杖のケンケンで出てきて、シャーロットがハイヒールを脱ぐと・・・ということで三味線合戦の松葉杖のチャンバラに。

 正直、なんじゃこれは?


 番組トリはニューデイ(コフィ・キングストン&ゼイビア・ウッズ)がボビー・ラシュリー&MVPを下す前哨戦だった。

■ WWE RAW
日時:7月5日(現地時間)
会場:米フロリダ州タンパ サンダードーム(イングリング・センター)

◆“女帝”アスカが8人女子タッグ戦で敗れて屈辱の2週連続黒星

 “女帝”アスカが8人女子タッグ戦で先週敗れたドゥドロップに猛攻を仕掛けるも、ニッキー・クロスがフォールを奪われて屈辱の2週連続敗戦となった。「私が2年連続でMITBラダー戦に勝利する」とPPV「マネー・イン・ザ・バンク」を見据えたアスカはナオミ&アレクサ・ブリス&ニッキーとタッグを組んでシェイナ・ベイズラー&ナイア・ジャックス&エヴァ・マリー&ドゥドロップと対戦。アスカは先週敗戦したドゥドロップにエプロンからのヒップアタックや蹴り連打で攻め込むと、ドゥドロップはヘッドバットからナイアとのダブル・スプラッシュを放ってアスカに大ダメージを与えた。

 この攻撃でアスカは対戦相手のコーナーで捕まって苦戦を強いられるも何とか抜け出してドゥドロップの顔面にダブル・ニーを叩き込んだが、最後はニッキーがナイアのサモアン・ドロップを食らって無念の敗戦となった。試合後には全く活躍していないエヴァが「試合の勝者はエヴァ・マリー」とアピールして険悪な空気が流れるとアスカは自身のツイッターで「エヴァのユーモアセンス好きだわ(大爆笑)」と皮肉った。アスカ、ナオミ、アレクサ、ニッキーが出場する女子MITBラダー戦が行われるPPV「マネー・イン・ザ・バンク」は日本時間7月19日にWWEネットワークで配信される。

◆王者戸澤陽がRトゥルースに襲われるも24/7王座死守

 24/7王者戸澤陽がタッグ戦に出場予定だったRトゥルースに王座を狙われるも逃走して24/7王座を守り抜いた。Rトゥルース&ジャクソン・ライカーが対戦するアライアス&セドリック・アレキサンダーとリングで対峙すると突如、戸澤が王座を狙うドリュー・グラックやウンベルト・カリーヨらに追いかけられてリングに逃げ込んだ。すると王座奪還を狙うRトゥルースも背後から戸澤を捕まえて丸め込んだが、戸澤が何とかカウント2で返して再び逃走。なんじゃこれはx2

 Rトゥルースは試合に参加せずに戸澤を追いかけると残ったライカーは1人でアレキサンダーを粉砕。さらにライカーは抗争するアライアスに交代するよう求めたが、アライアスが拒否して逃げ出すとライカーがアレキサンダーをスピニングサイドスラムで沈めて圧勝した。

◆コフィ・キングストンが前哨タッグ戦で王者ボビー・ラシュリーを撃破

 コフィ・キングストンが王者ボビー・ラシュリーとPPV「マネー・イン・ザ・バンク」のWWE王座戦を前にタッグ戦で激突するとキングストンがトラブル・イン・パラダイスでMVPを沈めて前哨戦に勝利した。序盤、ラシュリーがショルダータックルやネックブリーカーでキングストンに攻め込めば、キングストンもドロップキックやストンプ連打をMVP、トペ・コンヒーロをラシュリーに放って激しい攻防を展開。

 終盤にはキングストンがMVPのビックブーツ、ラシュリーのチョークスラムを食らってピンチとなるもゼイビア・ウッズがカットすると最後はキングストンがラシュリーとMVPにトラブル・イン・パラダイスを連続で叩き込んで3カウント。キングストンは王座戦を前に王者ラシュリーとの前哨タッグ戦で勝利を収めた。ラシュリー vs. キングストンのWWE王座戦が行われる PPV「マネー・イン・ザ・バンク」は日本時間7月19日にWWEネットワークで配信される。


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