AEW録画と有観客1試合Blood&Guts構成MJFジェリコ突き落とし葬

(c) AEW

■ AEW Dynamite
日時:5月5日(現地時間LIVE+録画合成番組)
会場:米フロリダ州ジャクソンビル デイリーズ・プレイス

 約束のBlood & Gutsだが、やはり金網設置に時間かかり過ぎるとのことで、だいぶ前に無観客で収録された前半のカードと、当日お客を入れた金網でのWAR GAME形式でのクリス・ジェリコ率いるインナーサークルと、MJFのピナクルの10選手による大流血戦がお客を前にしたLIVE中継という編成での番組に。なんでもトニー・カーン代表が事前に、「1試合だけということで不満ならリファンドする」とやって5人が申し出たそうだが・・・。その前半箇所は、会場のスクリーンに録画収録分が流されたそうで、よって観客の歓声はリアル音響のものが番組に流れたこともあり、それほど違和感はなかった。先週の実況通り、会場にはリング2台が設置はされてあったのだが、金網のと普通のリングの2台という意味ではなかったことは冒頭に確認できた。


 番組はドン・キャリスが実際の役割さながらの役員の私服姿のマイケル中澤を、猪木、馬場、オカダ、飯伏らに次ぐ偉大なジャパニーズ・レスラーだと苦笑いしかないマイクから。だからケニー・オメガがいなくても一人で先週告知されたジョン・モクスリー&エディ・キングストン戦を戦うのだと(笑)。

 まぁオメガも結局は駆けつけての試合なんだが、MOXのラリアットに中澤が沈むのはどうでもよくて、お約束でひな壇にヤングバックスがあらわれたかと思うと、グッドブラザースはマジックキラーでベビーフェイスを痛ぶることに。

 なんか試合途中で消えていたようなオメガが戻って来て、キングストンに片翼の天使決めたりはしてたんだが・・・抗争は続く。


 先週の続きとしては、Cody w/アーン・アンダーソンとQTマーシャル&The Factoryのナイトメア・ファミリー仲間割れがいよいよシングル戦決着に。なかなか試合は良かったんじゃないかと。まぁ、この二人がAEW予備軍を教えているのだから手が合って当然、生徒たちに模範試合を披露ということなんだろう。フィニッシュは伝家の宝刀である四の字固め。但し、FactoryでQTにプロレスを教わっている元五輪ボクシングのアンソニー・アゴーゴーが例によって腹パンチ一閃。そうか、英国の人なんだと・・・そこまで知らなかったよ(笑)。


 次のセグメントは映像なんで回ってくる公式写真にはないんだが、思わず「危ない!」と声が出たというか・・・。ヒールになったスコーピオ・スカイとイーサン・ペイジが、ダービー・アレンを会場のコンクリートの階段から落としたのだ。

 これはビックリでしょう。銀ちゃんの階段落ち(蒲田行進曲)とか、そりゃ舞台や映画でギミックの階段落としはやってるけど、これは実際の会場のコンクリート階段なのだ。実際ヒジとか身体を打ちつけていたんだから、いくらダービー君は命知らずのスタントが売りとはいえ、ヤバいなぁ。ガチに骨折とか十分ありえたかと。エスカレートしていったら事故発生になってしまう。

 いよいよ来週に迫った新日本プロレスのIWGP US王座が、AEW Dynamite番組の中でジョン・モクスリーが防衛戦をやる件、今回はMOXの防衛の歴史も新日から提供の映像で流されただけでなく、永田裕志の映像も結構長く出してたのが注目点か。


 Dr.ブリット・ベイカーD.M.D.が初めて見るジュリア・ハートをスクワッシュするカードも挿入。5・30『Double or Nothing』PPV大会で志田光の女子王座に挑戦です。


 ヤングバックスのタッグ王座挑戦者を決める4wayでのカード、出てきたのはジュラシック・エクスプレス、ザ・アクレイムド、ブライアン・ピルマンjrのいるベロシティ・ブロンズ、そして負けたら解散を宣言しているSCUのフランキー・ガザリアン&クリストファー・ダニエルズとなれば、そんなのSCUが勝つに決まってるじゃないかと思うのだが・・・。
 ということでカザリアンがピルマンjrをフォールしてました。

 4冠王者となったケニー・オメガのインタビュー・セグメントは、お客が画面に映っているからLIVEなのかと見ている段階では思っていたんだが、あとからの公式写真がないと慌てて、これも録画のをうまく当日の客席と組み合わせて流していたのかもだが・・・。ところがよくよく全部の写真をチェックすると要するに画像フォルダーの順番が滅茶苦茶だっただけ。デジタルの時代は、まずカメラの時間を正確なのに合わせてから撮影願います。

 入場が笑えるというか、オメガがAEWのベルトを腰に巻いてなんだが、お供のマイケル中澤が腰と両肩の3本ベルトというお出ましに。ドン・キホーテとサンチョスなのか絵的には笑えた。
 内容はオレンジ・キャシディとPACが次週闘い、その勝者とオメガが『Double or Nothing』で戦うというものだったが、オレンジ君のことを「お前誰だ? 王座戦の器じゃない」とけなすというもの。オレンジ君は終始無言のままだった。ふ~ん。
 あと、ミロがダービー・アレンのTNT王座に挑戦というのも続いている。


 さて、お待ちかねの会場客にはワンマッチ興行でもあるメインのBlood & Guts戦。やはりお客がいると違って聞こえるというか、ジェリコの♪Judas入場はガチの大合唱になるし、MJFには最初から凄まじいブーイング。わかりやすいなぁ。

 5分ごとの時間差で選手が増えていくWWEでもやってるWAR GAME形式なんだが、いくら「バイオレンス内容になります」と警告というか、番組が断ってあるとはいえ、FTRのキャッシュ・ウィーラーなんか最初から大流血である。米国では地上波のようなもののTNT局でここまで流血だらけの試合流していいのかとも心配なんだが、まぁ看板に偽りなしなんだろう。


 金網のドアを開ける鍵はレフェリーが持っているという前提なんだが、タリー・ブランチャードが突き飛ばして鍵を奪ってドアを開け、MJFが金網天上に登りだす。追ってクリス・ジェリコとなり、天上での戦いは大将戦に。MJFはすでに流血していたが、かのダイアモンド・リングをつけてジェリコを殴ることでジェリコもダブルジュースに。そしてMJFが「降参しなければ、このままジェリコを突き落とす」とインナーサークルを揺さぶるのだ。実況では噛みつきまでやるMJFを「最低のクズ」呼ばわりしてクライマックスを煽った。


 ということでインナーサークルは仕方なく「降参」を告げて試合は終了。しかし、それで終わりだとフラットなので、やはりというか、残忍なMJFはそれでもジェリコを突き落とすのであった。
 実況はスティールの花道に落ちたとやるんだが、それは偽物でクッションになっているのも画面に見えているんだが、まぁそれは許してやろうじゃないか。大ブーイングの中、大流血のMJFが勝ち誇るというバッド・エンディングであった。やはりそうしたか。
 見下ろすMJFは、ジェリコにthank youと言ってたんだけど・・・。


 前日NXTの平均視聴者数は17,000増(+2.3%)の761,000だったが、重要な若者デモグラフィックでは視聴率を下げており必ずしも喜べない。一方のAEW、ずっとBlood & Gutsをやると宣伝してきたこともあるのか、またも100万人超えで前週から20万増(+22.6%)の1,090,000を記録。しかも18-49歳の重要デモグラフィックで0.42%の視聴率(前週は0.33%)を達成、水曜夜のケーブル局競争では初の1位に輝いている。


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