[ファイトクラブ]ゲテモノTriller Fight Club超成功-WWE新シーズンと日本春:ノア北宮武藤

[週刊ファイト4月29日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼ゲテモノTriller Fight Club超成功-WWE新シーズンと日本春:ノア北宮武藤
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・「ここは厳しい世界だ」WWEサモア・ジョーらの解雇
・Google検索Wマニア10倍以上!Triller Fight Clubタイミング勝利か
・月曜夜に作成済みだった前号表紙!NXT番組での揃い踏み図より前
・本誌報道姿勢再確認~直前AEW志田光タイ・コンティ王座戦への期待
・ノア北宮武藤のケーフェイ!怪獣映画路線とWWEハーレイクインの差


―― 金曜発売の本誌、多人数が参加するから木曜締め切りなので先週号に間に合わなかったんですが、サモア・ジョーらの解雇がアチコチで引き続き話題にされた一週間になりました。

オフレコ 今週の電子書籍ジャーナル収録のみ、巻頭に拡大版なんで重複は避けるけど、毎年やってることで日本の終身雇用制サラリーマンのような団体運営がオカシイという話であって・・・。

―― エンタメ業界なんだから「ここは厳しい世界だ」というアピールはケツ叩きになりますからねぇ。

オフレコ ぬるま湯じゃないよという・・・。これはコロナ関係ない。WWEがピーコックからの巨額収益もあって超増収増益であろうが、だからといって毎年恒例のに温情を示したりはしない。

―― 日本との比較論に繋がりますねぇ。これを今週の対談テーマにしましょう。

Google検索Wマニア10倍以上!Triller Fight Clubタイミング勝利か

(C)Triller Fight Club

オフレコ 先にビジネス規模から見た今週のマット界最大イベントなのは、まったくノーマークだったTriller Fight ClubのPPVがもの凄いことになった件になる。

▼ベン・アスクレンがYouTuberに完敗!Triller Fight Club

ベン・アスクレンがYouTuberに完敗!Triller Fight Club+セルゲイ・ハリトーノフが勝利!BYB

―― オマケに主役がYouTuberのジェイク・ポール、兄のローガン・ポールが『レッスルマニア』に絡んで陰謀説サミ・ゼインvs.ケビン・オーエンズのリングサイド、大舞台でのスタナー喰らう役だけでなく、地上波FOX放送のSmackDownにも兄弟のジム紹介で出てましたから、こちらのPPVの前宣伝にもなったことになります。

▼KオーエンズSゼインまとも安心!不人気ローガン・ポール関与変更に

[ファイトクラブ]WM2総括いいのかライト層向け世界最大祭典ヒール勝ちまくり日曜夜

オフレコ レッスルマニアという言葉がお茶の間大衆にまき散らされた直後だから、AEWの100万人超え平均視聴者数もあったという分析にも繋がるなぁ。結局WWEは世間向きにはYouTuberローガン・ポールと、ミズ&ジョン・モリソンvs.グラミー賞受賞のラッパー、バッド・バニー&ダミアン・プリーストのカードを切り札に使ったのが今年だった。

―― そんなのRIZINがYouTuberシバターで視聴率6%出したのが先なんじゃないですか?(笑)。

オフレコ 数字がすべてという考えなら、Triller Fight Club のGoogle検索数が『レッスルマニア』の優に10倍以上、PPVの購入数というのはなかなかある程度の数字が固まるまで日数かかるんだけど100万件越えは間違いないと言われている。ということは主催者側は5000万ドル以上の売上をはじき出したことになるから、驚異的としか言いようのない大成功だったことになる。

―― ベラトール、ONE、UFCとMMA界では名の知れたベン・アスクレンのケガからの復帰試合、売上からしたら滅茶滅茶低い50万ドルのギャラだけなんですが、これまでのMMAでの1試合の値段からは断れない金額になりますからねぇ。しかしボクシング・ルールです。

オフレコ でも、那須川天心vs.フロイド・メイウェザーでRIZIN大晦日やってるからなぁ。

―― 2・28『MEGA2021』東京ドーム大会というのが記者会見発表までされてたんですが・・・。

オフレコ その一週間前の2月20日に、メイウェザーはかのローガン・ポール戦が発表されて、どういうこっちゃとなったのもつかの間、こっちもポシャったんやけど(笑)。

―― なんか全部が関連してきますねぇ。大衆はランキング1位とチャンピオンの試合が見たいわけではありません。

オフレコ もっとも69万ドル稼いだ24歳のジェイク・ポールが本来のボクシングのランキングというか、まともな純ボクシングなら圏外の素人扱い。これはセレブ・ファイトとかと同種のゲテモノPPVであり、実際、ショーとして演出も凝ってるRIZINなんかからしたら、番組としては酷いプレゼンのC級大会だった。

―― ただ勝てば官軍ですから。YouTuberが名のあるMMA戦士を1RでKOしたというのが大衆の興味を引いた事実は否定しようがありません。たまにやるC級大会、世間はエンタメPPVに大金を落とした。(現地)土曜夜のパーティ券代金だったんでしょう。

月曜夜に作成済みだった前号表紙!NXT番組での揃い踏み図より前
’21年04月22日号レッスルマニア特集 春姫スターダム開幕 新日本キック 新章NXT-AEW

オフレコ もっと国内の話題やれと言われるんやけど、当サイトのヒット数ランキング見ても『サモア・ジョー解雇』がヒットされてるからなぁ。興味持たれてるのは海外の話題やないかという・・・。

―― 本誌定期購読者には説明不要なんですが、我々の担当するWWEの読みの精度が、現地の媒体よりも圧倒的に鋭くて、比べて読んでいる方からの読者の反響もそこに集中してしまいます。例えば本誌の表紙選考、週末が終わって月曜夜には各記者からのA案、B案を出し合うのですが、ラケル・ゴンザレス、ビアンカ・ブレア、リア・リプリーを並べたB案、週の半ばにC案、D案が出てきて変更はありうるんですが、先週は結局B案のままになりました。

オフレコ ただ、これを出したのは月曜夜やからな。すると、現地火曜、日本時間だと水曜、WWEネットワーク配信で海外から見られるのは木曜になってしまうんやけど、NXTのハイライトがこの3大王者輩出の揃い踏みやった。

―― 並ぶ順番も同じでしたね。単に試合予想の百発百中だけでなく、リング上の構図まで正確に見えていたことになります。

▼NXT新章KUSHIDAクルーザー級王者!ラケル-ビアンカ-リア揃い踏み

NXT新章KUSHIDAクルーザー級王者!ラケル-ビアンカ-リア揃い踏み

オフレコ 上記の2枚の写真は、まだまだ駆け出しの頃の3人、この髪型になってからだからリアだけはNXT UK女子王者のベルト実績はあったんだけど、ラケルやビアンカにタイトル歴はなかった時のもの。そして下のがパフォーマンス・センターに再集結した際の記念撮影やな。

―― 本誌は、その上の写真の頃から、いやもっと前からこの3人は凄いとプッシュしてきたのが活字に全部残っています。レッスルマニアの後から騒いでいるんじゃありません。大女のラケル・ゴンザレスは、アホのブラウン・ストローマンと違って(笑)プロレスわかってる、プロレス頭を持っているとも明記してきました。

オフレコ そんなの、リアなんかデミ・ベネットとして日本に来ていた頃からレポート残っているでぇ。当時は入場曲の選択で、プロレスの試合よりメタル談義してたんだけど(笑)。でも、大会レポートにはスターになると活字残してある。

―― きっちり専門記者の意見を書いてこその有料媒体ですからね。そうでないと試合結果なんか無料サイトにいくらでも早くから出てます。

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