(C)Triller Fight Club
4月17日(現地時間)にジョージア州アトランタで『Triller Fight Club Paul vs. Askren』が開催された。この大会は元世界3団体ヘビー級統一王者マイク・タイソン、元世界4階級制覇王者ロイ・ジョーンズJr.を復帰させ対戦させた組織Triller LLC(トリラー LLC)の別ブランドで、今後もボクシングのレジェンドやその他の有名人を戦わせる夢のカードを実現させるようだ。その流れで今回は人気ユーチューバーのジェイク・ポールが元ベラトール、ワンのウェルター級王者であるベン・アスクレンとボクシングマッチで戦うのがメインという大会を開催した。ポールはユーチューバーとして人気が高く俳優としてもデビュー。更にボクシングもデビューしているが、上記のタイソン対ジョーンズJr.の前座で元NBA選手のネイト・ロビンソン行ったなど現在、2勝0敗。しかし、ポールはコナー・マクレガーに挑戦しており、マクレガーがボクシングは0勝1敗だが、自分は2戦0勝なので、戦えと挑発していた。マクレガーは挑発を無視していたが、そんな中、同じUFC戦士(一応、引退を発表している)のベン・アスクレンが名乗りをあげたため、このカードが実現した。アスクレンはボクサーではないが長年、MMAでトップだった事もあり、本来ならアスクレンが下馬評で圧倒するのだが年齢や怪我などもあるのかややアスクレン優位という形だった。しかし、試合はポールが圧倒。見事なワンツーを決めてアスクレンがダウン。完全にダウンしたアスクレンはなんとか立ちあがるも、レフェリーがこれ以上は無理と判断してストップ。ユーチューバーのポールがUFC戦士であるアスクレンを1RでKOしてしまう衝撃の展開。今後、ポールはUFC戦士に勝ったユーチューバーと大きく宣伝することだろう。
また元UFCヘビー級王者フランク・ミアが、元ボクシングIBF世界クルーザー級王者スティーブ・カニンガムとボクシングマッチで戦うというこちらも凄いカードが組まれた。会場には元UFCライトヘビー級王者のチャック・リデルも応援に駆け付けた。しかし、当たり前だが、いくら元UFC王者と言ってもボクサーとしての実績もなく年齢も41歳のミアと元ボクシング王者では下馬評は圧倒的にカニンガムとなっていた。しかし、試合は打撃の精度は当然、カニンガムだが、ミアも体格を生かして前に出て追い込む展開もみせ盛り上げた。後半はスタミナがややきれてきたが、それでも前に出続けたミア。判定はボクシング技術が上回るカニンガムの勝利。しかしキャリアを考えればミアは大善戦したと言ってよいだろう。
■ Triller Fight Club Paul vs. Askren
日時:2021年4月17日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ
<ウェルター級>
○ジェイク・ポール(米国)
1R 1分10秒 TKO
●ベン・アスクレン(米国)
<ライト級>
○レジス・プログレイス(米国)
判定
●イヴァン・レドカ(ウクライナ)
<ヘビー級>
○スティーブ・カニンガム(米国)
判定
●フランク・ミア(米国)
.@jakepaul has stopped Ben Askren in the FIRST ROUND!
Did you agree with the stoppage?#TrillerFightClub pic.twitter.com/GqbsSlnuxA
— FITE (@FiteTV) April 18, 2021
(C)BYB Extreme Fight Series
4月17日(現地時間)にアメリカ合衆国で『BYB Extreme Fight Series: Russia vs. USA』が開催された。この団体は伝説の喧嘩屋キンボ・スライス(故人)の元用心棒で、のちにベラトールでキンボと大勝負を繰り広げたダダ5000がプロデュースしたベアナックル(素手)の喧嘩大会で米国ではテレビ番組としても放送され人気を博している。素手で殴り合うだけではなく、試合するリングも狭い三角形という特殊なもので、今回はビッグマッチを行うとして、ロシアから日本でも人気のセルゲイ・ハリトーノフを呼び、元UFC、KSW、ワンで活躍したジェームス・マクスウィーニーと対戦する予定だったが、直前にマクスウィーニーが欠場した為、代役として米国ローカル大会などでMMA経験のあるマイク・クックが用意された。試合は当然、ハリトーノフが圧勝。まずは右フックでダウンを奪い、なんとか立ちあがってきたクックが踏み込めないのを見て、両手をあげてかかってこちとアピールするハリトーノフ。そして最後はロープ際に追い込んでパンチラッシュでクックがダウン。レフェリーがストップしてハリトーノフが快勝した。
■ BYB Extreme Fight Series: Russia vs. USA
日時:2021年4月17日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ合衆国会場非公開
<ヘビー級>
○セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア)
1R TKO
●マイク・クック(米国)
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