(C) Photo Courtesy of UFC
オクタゴンと呼ばれる金網に囲まれた八角形のフィールドで行なわれる、世界最高峰の総合格闘技UFC。全米を中心に世界各国で開催され、世界中の格闘家たちが“最強”を目指しリアルファイトを繰り広げる!
メインは、ライトヘビー級に君臨する“最強王者”ジョン・ジョーンズの7度目となる防衛戦。総合格闘技22勝2敗を誇る強敵グローヴァー・テイシェイラを迎え撃つ。
そして、日本の五味隆典が昨年のUFC JAPANからおよそ1年ぶりとなるオクタゴンに登場する復活戦!
さらにライトヘビー級では2012年1月のUFC142以来となるアンソニー・ジョンソンの復帰戦も。
ミドル級では、元ストライクフォースの同級王者ルーク・ロックホールドと、ジークンドーの名手、ティム・ボッシュの一戦がラインナップされている。
スタジオゲストには、1月にUFCデビューを勝利で飾り、5月のUFC173に出場予定の菊野克紀が登場する。
この大会は日本時間4月27日、11時からWOWOW UFC-究極格闘技-で生放送されました。
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2014年4月26日にUFC 172が開催された。
今大会のメインは、ライトヘビー級絶対王者として君臨しているジョン・ジョーンズに対し、最強の挑戦者と言われるグローバー・テイシェイラという究極の一戦が組まれた。 前回、アレクサンダー・グスタフソンに大苦戦を強いられたジョーンズとしては、圧倒的な勝利で復活をアピールしたい所だが、テイシェイラは強敵だった。試合序盤から、激しく打ち合う両者、間接蹴り、肘などトリッキーな打撃で攻めるジョーンズと、パンチラッシュのテイシェイラ。序盤は互角だったものの、試合が進むにつれじわじわとジョーンズがペースを握っていく。要所、要所でテイシェイラもパンチラッシュであわやという場面は作るが、金網に追い込み肘打ちで優勢に進めたジョーンズが判定勝ち。見事、王座防衛を果たした。
また、セミファイナルでは、減量失敗を繰り返してリリースされたアンソニー・ジョンソンの復帰戦。リリース後、同じくUFCに復帰するアンドレイ・アルロフスキーを含む大勢の強豪にKO勝ちの山を築き、適正体重のライトヘビー級で復帰となった。対戦相手は、レスリングの強豪フィル・デイビス。剛腕対レスリングという分かりやすい構図となった怪物対決だが、ジョンソンが打撃で圧倒。デイビスは得意のテイクダウンが成功せず、逆に潰されて殴られるという展開になってしまう。結果、終始、スタンドでの攻防となり打撃で試合を有利に進めたジョンソンが判定勝ち、復帰戦を飾った。
ミドル級戦は、ルーク・ロックホールドがティム・ボウシュを圧倒。テイクダウンにきたボウシュを横三角で捕えたロックホールドが、更に腕をとってキムラ・アームロック。がっちり極まってボウシュはタップ、華麗な一本勝ちをしたロックホールドは、因縁のマイケル・ビスピン狩りと、過去に負けているビクトー・ベウフォートへのリベンジをアピールした。
プレミアムカードでは約1年ぶりに五味隆典が復帰戦を行ない、判定勝ちした。
■ UFC 172
日時:2014年4月26日
場所:アメリカ・メリーランド州ボルチモア
<ライトヘビー級タイトルマッチ>
○ジョン・ジョーンズ(王者)
判定 3-0
●グローヴァー・テイシェイラ(挑戦者)
※ジョーンズが王座防衛
<ライトヘビー級>
○アンソニー・ジョンソン
判定 3-0
●フィル・デイヴィス
<ミドル級>
○ルーク・ロックホールド
1R 2分08秒 キムラ・アームロック
●ティム・ボッシュ
<ライト級>
○ジム・ミラー
1R 3分18秒 ギロチンチョーク
●ヤンシー・メデイロス
<フェザー級>
○マックス・ホロウェイ
3R 3分39秒 ギロチンチョーク
●アンドレ・フィリ
プレミアムカード
<フライ級>
○ジョセフ・ベナヴィデス
1R 4分08秒
●ティム・エリオット
<ライト級>
○五味 隆典
判定 3-0
●アイザック・ヴァリーフラッグ
<女子バンタム級>
○ベチ・コヘイア
判定 3-0
●ジェサミン・デューク
<ライト級>
○ダニー・カスティーヨ
2R 0分21秒 KO
●チャーリー・ブレネマン
<バンタム級>
○クリス・ビール
2R 1分51秒 KO
●パトリック・ウィリアムス
電子書籍版はマット界舞台裏5月8日号全日CC大阪KENTA藤田和之IGF上野BJW仙台Heat-UpTデビアスに掲載されました。
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