WM直前煽情SmackDown冒頭Dブライアン途中Edge後Rレインズ

©2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.


 翌日かから2日間のレッスルマニアだから、どう最後の煽りをするのか録画番組ながら構成に注目だったが・・・。ボビー・ラシュリーvs.ドリュー・マッキンタイアのうまくまとめたビデオが流れたものの、基本はSmackDown番組なので、冒頭は尺を貰って、いかに「自分はYES男と称されるものの、実際は様々な場面でNOを突き付けられてきた」とガチ内容のダニエル・ブライアンが、晴れ舞台に立つことになるかという長いモノローグであった。そして中盤にはエッジ、最後にはローマン・レインズのマイクが締め。なるほど、そう台割りしてきたかぁと・・・。


 最後の「アンドレ杯バトルロイヤル」もそうだが、2日間とは言え各3時間半内に納めろということで、4wayでのタッグ王座戦はこちら回しに。まぁ皆さん必死にやってはいたけど・・・。

 現王者のドルフ・ジグラー&ロバート・ルードに、レイ&ドミニク・ミステリオ親子が619を見舞う、ある種のコメディというか、それでも鮮やかには違いないし、この時点でベテラン組の王座防衛は見えたとは思うが、ストリート・プロフィッツやアルファ・アカデミー(オーティス&チャド・ゲイブル)にも見せ場は与えられていた。


 タミーナとナイア・ジャックスのシングル戦って、要するにサモア対決にして両者ともサモアン・ドロップがフィニッシャーなんだが、ここは当然、タミーナは凄いという強調で先輩の方が決める。ただ、例によってシェイナ・ベイズラーがフォール妨害で反則とかにしていたが、まぁどうでもいい。
 女子タッグはRAW-SD統一王座なんで、バックステージでは争奪戦メンバーが揃い。就活中のビリー・ケイはカーメラと組むようで・・・例によって乱闘なんだが、やはり気になるのはベイリーの名前が両日にないこと。そしてシャーロットはコロナ回復から間に合ったのか否か。色んな噂が飛び交っているが、これは当日のお楽しみだろう。


 エッジのモノローグも「空白9年間の苦悩」ということで、リアル内容だから良かったかと。ただ、ヒールターンしてるんですが・・・。「リスペクトされてない」と自身のフラストレーションをぶつけるんだが、それはベビーフェイスのマイクなんじゃないか? ただ、WWEにとっての久しぶりの本物観客を前にしたレッスルマニア、お客のリアクションは真のガチンコ勝負になる。


 サミ・ゼインは、YouTuberローガン・ポールのジムに押しかけて、ローガンは弟とスパーリング中とか、それなりに直前回番組にもセグメントが与えられていたのは結構なことである。


 番組トリがアンドレ杯なんだが、普段は24/7王座の追いかけっこに出てくるドリュー・グーラック、戸澤陽、リコシェを先頭にゾロゾロ出てきて、実況席ではケビン・オーエンズがサミ・ゼインにガツンと食らわせている間にスグに消えるだけって・・・。酷い扱いだなぁ。RETRIBUTIONはまだ解散したわけではないと・・・(笑)。

 ルチャ・ハウスパーティはNXTのダスティ杯では凄い試合してるのに、ポール・ヘイマン監督の失脚以来、番組から消されているマーフィとやり合うのって罰ゲームなのか。エンジェル・ガザはシンスケに落とされてと・・・最後に残るのが中邑真輔、キング・コービン、ジェイ・ウーソというのはこの段階で見えたことだろう。

■ WWE SmackDown
日時:4月9日(現地放送時間)
会場:米フロリダ州セント・ピーターズバーグ サンダードーム(トロピカーナ・フィールド)

◆中邑真輔がアンドレ杯バトルロイヤルでジェイ・ウーソに逆転負け

 中邑真輔、戸澤陽がレッスルマニア特別版スマックダウンでアンドレ・ザ・ジャイアント・メモリアル・バトルロイヤルに出場した。序盤、戸澤が忍術を狙うもセドリック・アレキサンダー&シェルトン・ベンジャミンに場外に投げ飛ばされると、中邑は痙攣式ストンピングでリコシェやキング・コービンに襲い掛かった。次々とスーパースターが脱落する中、中邑はエンジェル・ガルザを場外に蹴り落すとリコシェがハリケーン・ラナでムスタファ・アリ、ジェイ・ウーソはスーパーキックでリコシェを脱落させて中邑、ジェイ、コービンの3人がリングに残った。

 中邑は2人掛かりの攻撃を受けるも何とかランニング・ニーでコービンを脱落させると、スーパーキックを浴びながらもキンシャサをジェイに叩き込んで場外に落とそうとしたが、寸前のところで逆にジェイに投げ飛ばされて脱落。中邑は最後の2人まで残ったものの逆転負けし、ジェイがアンドレ杯バトルロイヤルを制した。

◆王者レインズ、RR戦覇者エッジ、“イエス男”ブライアンがWMに向けて最後のメッセージ
 WWE最大の祭典PPV「レッスルマニア37(WM)」のユニバーサル王座トリプルスレット戦で激突する王者ローマン・レインズ、RR戦覇者エッジ、王者から幻のタップを奪った“イエス男”ダニエル・ブライアンがそれぞれ登場して大一番への意気込みを語った。オープニングに登場したブライアンは「俺のキャリアで最も大きい試合だ。レインズをタップさせて、エッジの頭を蹴り飛ばしてやる。ユニバーサル王者として祭典のリングを降りれるのか?と質問されたら、答えはイエスだ」と王座奪取を宣言した。

 さらにこの祭典メイン戦のために復帰したエッジは「俺は相応しいリスペクトを受けていない。ロイヤルランブルを制して復帰するまで9年かかったんだぞ。俺はパートタイマーではなくR指定のスーパースターだ。次は俺がユニバーサル王者になる」と自身の人生を賭けたWMでの王座戦に闘志を燃やした。

 エンディングでは王者レインズがアンドレ杯バトルロイヤルを制したジェイ・ウーソ、ポール・ヘイマンと共に姿を現すと「WMのメイン戦に出場して勝つだけだ。ブライアンは俺からタップを奪うことはできないし、エッジの復帰ストーリーはこれで終わりになる。お前たちの夢は俺が潰して、王座ベルトを掲げた俺を全世界が認めることになる」と王者として君臨し続けることを誓った。
 PPV「レッスルマニア37」は日本時間4月11日・12日にWWEネットワークで配信され、レインズvs.エッジvs.ブライアンのユニバーサル王座トリプルスレット戦は日本時間4月12日に行われる。


※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼マッキンタイア敗北WM1総括:酷い女子タッグもサーシャ仕事でHappy Ending

[ファイトクラブ]マッキンタイア敗北WM1総括:酷い女子タッグもサーシャ仕事でHappy Ending

▼WM2総括いいのかライト層向け世界最大祭典ヒール勝ちまくり日曜夜

[ファイトクラブ]WM2総括いいのかライト層向け世界最大祭典ヒール勝ちまくり日曜夜

※500円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’21年04月22日号レッスルマニア特集 春姫スターダム開幕 新日本キック 新章NXT-AEW