[週刊ファイト4月22日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼マッキンタイア敗北WM1総括:酷い女子タッグもサーシャ仕事でHappy Ending
初日雨遅延-ラシュリー防衛-セザーロ23回転-トリ女子ビアンカ新王者
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タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・ビンスWelcome to WMから~しかしタンパはサンダーストームで遅延
・「なんでやねん」1:Dマッキンタイア1本負け、Bラシュリー防衛の怪
・次回PPV大会MITBにせず『レッスルマニア:バックラッシュ』名の流れ
・Mローズ転びから「なんじゃこりゃ」女子タッグ顔見世カードお粗末三昧
・ようやくニンマリのセザーロ勝利!23回転が実際19はどうでもイイの
・ほとんどAJが闘いオモスの実質初戦はチョとだけのニューデイ陥落戦
・スタジアム大会でも金網降りてくる舞台仕様は凄いが・・・シェインとバカ
・大半一人バッド・バニー驚愕デビュー戦:Dプリーストはケガ明けだった
・ビアンカ・ブレアSD女子王座戴冠!サーシャ・バンクスとベストマッチ
・終わり良ければ全て良し!久々の客入れ大箱スタジアム興行初日考
■ WWE レッスルマニア37 DAY1
日時:4月10日(現地時間)
会場:米フロリダ州タンパ レイモンド・ジェームス・スタジアム
―― 翌日RAWが終わらないと、なんでこうなったのか読めない部分が生じるので、今回に限らずPPV大会の総括はRAW後に対談収録となります。
オフレコ 2本にわけるので本稿は初日に絞るけど、その「なんでこうしたのか」わからないままというか、謎のフィニッシュが少なくない。例によって「ビンスの気まぐれ」で当日に変えたとやれば免罪符だけど、あと出しジャンケンでリークされたところによると2日間、当日フィニッシュ変えたのは1つずつで、2日目のフィーンドvs.ランディ・オートンは確認されたんだけど・・・。
―― とりあえず第1試合からというか、大雨で急遽のインタビューが40分強続いたのから順番に行きましょう。
ビンスWelcome to WMから~しかしタンパはサンダーストームで遅延
オフレコ 全員が天上のある舞台箇所に集合して、ビンス・マクマホン御大のWelcome to WrestleManiaから始まりはしたんだけど、タンパが大雨なんか海外からの視聴者は知る訳ないじゃないかと。
ーー 速報ブログでは「タンパ湾ではよくあることらしいが、ちょうど開始の頃にスコールに見舞われ」と書いたら、いや、あれは嵐だったとあとから現地媒体の詳細評で知りました。
オフレコ 現地では、暫く「屋根のある通路とかに避難してください」とアナウンスがあったそうで。不運の始まりというか・・・。
―― 選手インタビューでお茶を濁すことになったんですが、WWEは大勢脚本家を雇っていて、彼らが考えた台詞をマイクする決まりなものの、ジョン・モクスリーなんか「あれが嫌で」と退団理由にしてます。ところがこういう急遽マイク向けるのは、それはそれで面白いというか。
オフレコ こういう時に、即興でしゃべりの出来るミズ&モリソンは偉いなぁとか、ボビー・ラシュリーはそわそわ、イライラできっちり喋れない。立ち位置も間違っていて、しゃべれるMVPが仕切ってまとめると(笑)。台本になかった素が見れてそれはそれでLIVE中継なんだというお楽しみでもあった。
―― 一応、ホストということで地元のハルク・ホーガンとタイタス・オニールが出てきますが、中継ではすぐに会場音を消したそうですけど、お客は超人に大ブーイングだったそうで(笑)。
オフレコ 1年に1回しかプロレス見ないとか、今回はNBCグループのピーコックでお試し特典$2.99で見れる、あるいはすでに一部地域のケーブル局では、そもそもケーブル契約している家庭にはもとからピーコックが無料でパッケージについているそうや。
このコロナ情勢にも関わらずやはり会場に行こうと決断した、今のWWEを見ている観客にはホーガン、もういいよという・・・。
―― 2日目含めて、ホーガンの出番は全部ブーイングだったようです。ご清栄さまです。
オフレコ これ以上待ってられないと、大雨のまま第1試合突入だったようで・・・。急遽のインタビューでも雨に打たれた顔のままマッキンタイアが「早くやらせろ!」だったんだが。
「なんでやねん」1:Dマッキンタイア1本負け、Bラシュリー防衛の怪
<第1試合 WWE王座戦>
[王者]ボビー・ラシュリー
18分20秒 ハートロック
[挑戦者]ドリュー・マッキンタイア
―― 余りにも当たり過ぎて誉めて貰えない本誌の場合、外した方が「なんでやねん」と大騒ぎできて話が盛り上がります(笑)。いきなり、ベビーフェイスが、ようやくのお客さんの前で王座奪回のハズだったんですが・・・。
オフレコ 前年4月5日、『レッスルマニア36』でブロック・レスナーをクレイモアで沈めてWWE王座を戴冠。但し、パフォーマンス・センターからの中継やったから、ここでベルトを取り戻してお客さん大喜びというのは鉄板の図式だと思ったんだけどなぁ。
―― 念のために言うと、その後ランディ・オートンに負けるも取り戻したとか、マネー・イン・ザ・バンクの権利行使でミズが繋ぎ王者になって、そのミズをボビー・ラシュリーがという流れでしたが、すべてサンダードームであって、リアルなお客の前ではありません。
オフレコ 高いチケットを買って、まだまだ感染者数も死者数も日本とは桁違いの米国で、リスクを犯してまで来てくれたお客さんに、最初の第1試合からbad endingにするのかというのがわからない。興行のセオリーに反している。
―― そもそも年間の集大成、一般大衆向きの『レッスルマニア』ともなれば、専門家はケツが読めて当たり前。そもそも誉められません。それでイイんです。あとはどんな想定外のサプライズがあったかと、試合内容がどうだったかですから。