渡慶次幸平が登壇!!ラウェイのドキュメンタリー映画『迷子になった拳』公開初日舞台挨拶

 ミャンマーの神聖な国技、ラウェイ。バンデージのみを巻いた拳による攻撃、寝技以外の関節技、投げ技、頭突き、故意でない金的攻撃が認められる、過激かつ美しい立ち技格闘技である。

 映画『迷子になった拳』は、ラウェイの世界に飛び込んだ日本人選手を中心に、運営関係者、選手の家族など、さまざまな立場で闘う人たちを描いたドキュメンタリー作品。


 26日、渋谷ホワイトシネクイントで公開初日舞台挨拶が開催され、出演者のラウェイ選手・渡慶次幸平(左)と今田哲史監督(右)が登壇した。

 16年振りに劇場公開作品を作った今田監督。
「おっかない顔した渡慶次君が、どんな風になっていくかをぜひ見ていただきたいなというのがありますね。主人公のひとりなので」と見どころを語った。


 金子大輝、ソー・ゴー・ムドー、ロクク・ダリル、浜本“キャット”雄大などと共に登場した渡慶次幸平は、中盤から後半の主人公といえよう。

「僕、もう5回、6回ぐらい観たんですけど、凄くダメなヤツなので、ダメなところは余すところなく映画の中で流れてきます。そういうふうに心構えをしてもらって、最近の渡慶次ではない、4年、5年前の渡慶次を観てください」

 今田監督に「最初の頃はカメラを向けると僕をにらんでいた(笑)」と言わしめた渡慶次。2017年にラウェイデビューを果たし、激闘を重ねていくうちに、2018年12月16日にはミャンマー・ヤンゴンでKO勝利を挙げた。

「映画の中では僕、最初は鼻があるんですけど、こういう試合を続けてきたので、鼻が(潰れて)なくなりました」

 本作には2016年から2019年ぐらいまでの時が流れている。

 渡慶次はその間、体を酷使しつつもラウェイの選手として成長を続け、やがてミャンマーの社会情勢にも目を向けるように。現在はミャンマーの学校教育環境の改善活動にも取り組んでいる。


12月4日の先行上映会より左から浜本雄大、ロクク・ダリ、金子大輝、渡慶次幸平の主役4選手

 もうひとりの主人公である金子大輝は、渡慶次より先に先にデビューして活躍した日本人ラウェイ選手。2019年から戦いの舞台をラウェイからK-1に移した。最近、南雲大輝と改名。28日に日本武道館で開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K’FESTA.4 Day.2~』への出場が決まっている。

■ ドキュメンタリー映画『迷子になった拳』
©映画「迷子になった拳」製作委員会
配給宣伝: SPOTTED PRODUCTIONS
3月26日(金)よりホワイト・シネクイントほか全国順次公開

<キャスト・スタッフ>
出演:金子大輝、渡慶次幸平、ソー・ゴー・ムドー、ロクク・ダリル、浜本“キャット”雄大ほか
監督:今田哲史|撮影:今田哲史、金田浩樹、久保直樹|編集:今田哲史、金田浩樹|整音:臼井勝|制作:TSO|製作:マメゾウピクチャーズ|主題歌:LOST FIST BAND 「ファイト!」(作詞・作曲:中島みゆき)Ⓒ1983 by Yamaha Music Entertainment Holdings, Inc.|エグゼクティブプロデューサー:久保直樹|プロデューサー:岡崎光洋、金田浩樹
配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS|宣伝協力:MAP|2020/カラー/STEREO/16:9/110分/日本
公式HP: https://lostfist.com/
公式Twitter:@maigo_kobushi

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