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現地日曜4月11日、2日目の『レッスルマニア』のカードとしてインターコンチ王座戦のビッグE vs.アポロ・クルーズ、ケビン・オーエンズvs.サミ・ゼイン、そして先行して本誌が転換判断の経緯から濃く深い分析まで発表済みのユニバーサル王座戦ローマン・レインズ、エッジ、ダニエル・ブライアンの3way戦をアングル仕込みの上での番組最後に公式発表したことまで、続々とマッチメイクを告知していくSmackDown放送回となった。同じ金曜夜8時、一般向けのプロレス中継ながら、ワープロ・リターンズが2月11日の広島サンプラザホール大会をひっそり今ごろ流したあとだから、あまりにも巨大なギャップには苦笑いしかない。
『ファストレーン』のリキャップ映像に続いて番組オープニングに登場したダニエル・ブライアンが「みんな見ただろ。レインズがついにタップアウトしたぞ! 俺が王者のはずなんだがエッジがパイプ椅子で襲いやがった」とPPV「ファストレーン」の王座戦を振り返ると「今日再戦させろ! それまで俺はリングを降りないぞ」と座り込んでローマン・レインズとの王座戦を要求した。
そこへWWEオフィシャルのアダム・ピアースが説得に現れるもブライアンは「レッスルマニア1日目にレインズとエッジの王座戦。2日目にその勝者と俺の王座戦でどうだ」と提案したが、そこへエッジが現れて「俺の夢を奪う気なのか? 2度も王座戦で負けたお前は祭典で戦うに値しない」と批判して襲ってきたブライアンをスピアーで沈めイスを振り上げた。
WWEネットワーク(米国ではピーコック)で特番『ファストレーン』見てない数の方がお茶の間向け番組には多いのだから、またそのカードをやるというのはもう恒例だが、セス・ロリンズvs.中邑真輔も同じ。ケツが変わるわけでもない。ということで、レッスルマニアはセザーロvs.セス・ロリンズということに。
ただ、本人も述べる通りで闘いは終わっていない。応援しよう。
So frustrated…but My fight is not finished yet. I’ll never give up! #SmackDown #WWE pic.twitter.com/CULKx5KX02
— Shinsuke Nakamura (@ShinsukeN) March 27, 2021
ストリート・プロフィッツとビッグEのベビーフェイストリオに、チャド・ゲイブル&オーティスのアルファ・アカデミーとナイジェリア人(笑)アポロ・クルーズ組となれば、ヒールが勝つんです。まぁクルーズとビッグEのインターコンチ戦発表のためのお膳立てカードなのだった。
今週回としての目玉は、KOショーに撮影クルー同伴の陰謀説サミ・ゼインということに。KOが「YESかNOか」と詰め寄るスキットに。タイトルはかかってなくてもこれで『レッスルマニア』のシングル戦確定だから、シンスケは落選でも選ばれし者ということになろう。
ビアンカ・ブレアが苦戦しながらもKODでナタリアに勝つカードは、重ねて『ファストレーン』まで見てない大衆層向きに、サーシャ・バンクスを実況席でツンデレさせて、ヒールターンしたことをわからせるデザインのマッチメイクになる。
ということでサーシャがバックスタバーやってビアンカを襲撃という・・・。サーシャはヒールの方がイイと本誌は何度書いてきたことか。
ドルフ・ジグラーがレイ・ミステリオを痛ぶるも、最後はフォールされるカードは、レッスルマニアはまだどういう組み合わせにするか未定ということなのかも。
試合には当然ながらローバート・ルードもドミニクも絡んでいた。
番組冒頭からトリまで、なんとか引っ張ったという3way決定のスキット。ここでも全部を見てない一般家庭向きにエッジがヒールターンしたことをわからせる演出が鍵なのであった。
番組最後の絵は怒りと憎悪形相のエッジである。お茶の間はビックリしたんだろうなぁ・・・。
■ WWE SmackDown
日時:3月26日(現地時間)
会場:米フロリダ州セント・ピーターズバーグ サンダードーム(トロピカーナ・フィールド)
◆セザーロが中邑を救出してロリンズとのWM戦を受諾
中邑真輔がセス・ロリンズとのPPV「ファストレーン」リマッチに挑むもカーブ・ストンプを決められて敗戦となると、試合後には中邑に暴行を加えたロリンズと救援に現れたセザーロが乱闘になって2人がPPV「レッスルマニア37(WM)」で対戦することが決定した。中邑は痙攣式ストンピングやニー・ドロップで果敢に攻め込んで序盤を圧倒すると、「敬意を払え」と苛立ちながらロリンズがジャンピング・ニーからファルコンアローを放てば、中邑もスピンキックからのランドスライドで対抗して白熱の攻防を展開。さらに中邑はキンシャサをかわされるもアーム・バーからのトライアングルでロリンズを捕まえたが、最後はこれを持ち上げて回避したロリンズが必殺のカーブ・ストンプで中邑を沈めて勝利した。
試合後にも怒りが収まらないロリンズは中邑に暴行を加えると、そこへセザーロが駆け付けてアッパーカットで中邑を救出する。
今回の収録後、サンダードームが使えなくなるため週末含め録画用の集中テーピングに入るが、名残惜しいサンダードームが、いかに裏側も広いかをを前週のビッグEの追跡劇に続いて紹介するセグメントも。ロリンズがバックステージで「セザーロの軽蔑にはうんざりだ。WMで対戦して敬意というものを教えてやる」と息巻くと、出てきたセザーロがセザーロ・スイングでロリンズをブン回すのだ。ふかふかマットだとかえってやりにくいが、固いコンクリートならやる側に楽なのだが・・・(笑)。この襲撃をもって「その挑戦受けてやる」と2人の対戦がWMで決定した。PPV「レッスルマニア37」は日本時間4月11日・12日にWWEネットワークで配信され、ロリンズ対セザーロの一戦は日本時間4月11日に行われる。
◆祭典のユニバーサル王座戦がトリプルスレットに!怒りのエッジがパイプ椅子攻撃で暴走
番組エンディングでは王者レインズ、RR戦覇者エッジ、王者をタップさせたブライアンの3人がリングで対峙すると、ピアースがレッスルマニアのユニバーサル王座戦をトリプルスレットに変更させると発表。するとブライアンがエッジに襲い掛かって3人が入り乱れた乱闘に発展し、最後はエッジがパイプ椅子攻撃でレインズとブライアンを沈めると止めに入ったスタッフにも暴行を加えて暴走した。
PPV「レッスルマニア37」は日本時間4月11日・12日にWWEネットワークで配信され、レインズ対エッジ対ブライアンのユニバーサル王座トリプルスレット戦は日本時間4月12日に行われる。
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