ファストレーン直前SDサーシャ防衛エッジJウーソ中邑真輔Sロリンズ

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 サーシャ・バンクスの登場からで、なら記者は機嫌が良くなり真面目に見ようとなる(笑)一般大衆向き番組SmackDownは、ビアンカ・ブレアも登場して2日後の『ファストレーン』ではタッグも組むからと応援。早くナイア・ジャックス、やっつけてくれ!


 ありゃ? セス・ロリンズの評判の悪いメサイヤ救世主キャラではなく、少しチェンジしてきている。ということで『ファストレーン』では中邑真輔戦に。2019年6月28日、両国国技館での『WWE Live Tokyo』メインイベントは記憶に新しい。尺を貰えたら良い試合になるのは保証済みであろう。


 実況席のドルフ・ジグラー&ロバート・ルードが見守るなか、ストリート・プロフィッツ相手にレイ・ミステリオ親子のドミニクが、どさくさに紛れてにせよフォール取って勝利に。

 但し、「タッグ戦線は陣容います」ということで、ヒールになったアルファ・アカデミーのチャド・ゲイブル師匠とオーティス組が、続けて試合ということに。

 ただ、まだ新人でしかないドミニクが続けて勝ったらオカシイだろうということで、こちらのカードはオーティスの巨体がコーナーから飛んでくるのだった。ポジション的にはこんなモンだろう。


 ここで、繋ぎ役割ではあるがこの数週間の焦点であったダニエル・ブライアンが登場、本日のトリがエッジvs.ジェイ・ウーソであることを念押しする。ブライアンはクロスフェイスなど関節技の選手なんだが、ローマン・レインズは「ギブアップ負けなんかない」とうそぶくキャラであり、ブライアンが「誰だってタップするんだ」と演説していたのが隠し味なのかも。


 結局『ファストレーン』ではなくキング・コービンと、陰謀説を唱えビデオ撮影班を従えたサミ・ゼインはここでの決着戦となった。これがもう一つの目玉扱いということになる。

 当然、実況席にはKOことケビン・オーエンズが座って真面目に解説するんだが、試合はエンド・オブ・デイズが決まる短い尺でコービンの勝利に。しかし、それだけで終わらずサミ・ゼインのヘルバキックがまともにKOの側頭部に命中してガチに吹っ飛んでいたのは危ないspotだった。ヘッドフォン付けたままだから余計に見えてなかったと思われる。


 順番としてはWWEのESTことビアンカ・ブレアが、前哨戦シングルの続きでシェイナ・ベイズラーとやるのがセミに。ただ、ここで決着つけるわけにはいかず、ナタリア&タミーナの乱入でうやむや決着にしてしまった。


 トリがエッジとジェイ・ウーソの一騎打ち。ケツは丸わかりだと思うが、少なくともセミがノーコンテストなので、クリーンにジェイがエッジのスピアー受けてフォールされることに。それにしても、途中のブライアンの演説で、ジェイを高く評価する一方で、「ローマンに付いていたらダメだ」とも釘刺していたんだけどなぁ(笑)。

 あと、そろそろ賃貸期限が切れるサンダードーム、今回は途中のビッグEと、ナイジェリア国旗をあしらったアポロ・クルーズのリモート登場による画面分割の舌戦セグメントで、ビッグEが「アポロ、どこにいるんだ」と痺れ切らせてゴルフカートに乗ってバックステージ探索というか、裏の通路とかいわば会場の巨大さを見せてくれたのは関心するしかない。行ったことないので知らなかったが、とてつもなくデカいのだ。「トロピカーナ・フィールド、ご苦労様でした」なのであった。MLBの密閉型ドーム球場なんだが、治外法権王国フロリダは、フィットボールのチーム数も多いし、やたら巨大なスタジアムがある。道理でトランプ支持者が多く、観客数制限もとうに解除されているハズである。日本のように横並び全国一律でなく、ビジネス優先だと勝手がまかり通る現場を観察できた番組となった。もっともフロリダのコロナ感染者数なんか桁違いであり、日本の比じゃないんだが・・・。

■ WWE SmackDown
日時:3月19日(現地時間)
会場:米フロリダ州セント・ピーターズバーグ サンダー・ドーム(トロピカーナ・フィールド)

◆“ボス”サーシャがPPV「ファストレーン」を前に“大女”ナイアを破って王座防衛

 “ボス”こと王者サーシャ・バンクスがPPV「ファストレーン」を前に“大女”ナイア・ジャックス(with シェイナ・ベイズラー)とSD女子王座戦で激突した。PPV「ファストレーン」の前哨戦となったこの王座戦でサーシャは序盤からいきなりミリオラからのバンク・ステートメントを狙えば、ナイアもエルボー・ドロップやサモアン・ドロップを放って白熱の攻防を展開。試合途中にサーシャのセコンドとして“EST”ビアンカ・ブレアが現れるとサーシャがDDTから再びバンク・ステートメントでナイアを捕まえて追い詰めた。すると堪らずセコンドのシェイナがリングに乱入して蹴りを放ったが、これがパートナーのナイアに誤爆。ここでビアンカがシェイナをリングから排除すると、すかさずサーシャがジャックナイフでナイアを押さえ込んで王座防衛に成功した。

 その後、今度はビアンカとシェイナが対戦したが、序盤にセコンドのナイアがリングから立ち去ってしまいチーム不和が発生すると、突如ナタリア&タミーナが2人を襲撃して試合はノーコンテストに。PPV「ファストレーン」を前にナイアとシェイナが不仲になる一方、王座防衛に成功したサーシャとビアンカは勢い付いた。ナイア&シェイナ対サーシャ&ビアンカのWWE女子タッグ王座戦が行われるPPV「ファストレーン」は日本時間3月22日にWWEネットワークで配信される。

◆中邑真輔がセス・ロリンズをキンシャサ弾で制裁してPPV対決が決定

 “キング・オブ・ストロングスタイル”中邑真輔が盟友セザーロを侮辱するセス・ロリンズにキンシャサを叩き込むと、遺恨が勃発した2人の対戦がPPV「ファストレーン」で決定した。リングに登場したロリンズは「皆、俺を王様のように扱うが1人セザーロだけは無礼だった」と言って先週セザーロを襲撃した映像を見せると「2度と俺に無礼はできないぞ」と嘲笑った。するとそこへ姿を現した中邑がロリンズの制止を無視してリングに上がるとマイクを奪って「黙れ!」と言い放った。さらに中邑は襲い掛かるロリンズにバックスピンキックを決めて「カモーン」と挑発すると最後はSTOから必殺のキンシャサを叩き込んでロリンズを制裁。

 中邑は自身のツイッターに「口は災いの元だ」と投稿してロリンズに忠告すると遺恨が勃発した2人の対戦がPPV「ファストレーン」で決定した。中邑対ロリンズの対戦が行われるPPV「ファストレーン」は日本時間3月22日にWWEネットワークで配信される。

◆王者レインズが特別エンフォーサーの座を奪取したエッジを襲撃

 ロイヤルランブル(RR)戦覇者エッジが対戦したジェイ・ウーソに渾身のスピアーを叩き込んでPPV「ファストレーン」で行われるユニバーサル王座戦の特別エンフォーサーの座を勝ち取ったが、試合直後にこの結果に不服の王者ローマン・レインズがエッジを襲撃した。ダニエル・ブライアンがゲスト解説を務める中、序盤にジェイが脇腹を痛めたエッジを鉄製ステップに叩きつけるとトペ・スイシーダを放って攻め込んだ。さらにジェイはエッジをポストに叩きつけると脇腹を集中攻撃して試合を優勢に進めたが、エッジもジャンピング・ニーやコーナートップからのハリケーン・ラナを決めて反撃。負けられないジェイもスーパーキックからフロッグスプラッシュを放って両者激しい攻防を展開したが、最後はエッジが渾身のスピアーを叩き込んで3カウント。激戦を制したエッジが特別エンフォーサーの座を勝ち取った。しかし、試合後に突如背後から王者レインズがスピアーでエッジを襲撃すると、場外にいたブライアンも挑発。

 すると今度はジェイが背後からブライアンに襲い掛かるとレインズはブライアンにもスピアーを叩き込んだ。王者レインズ対ブライアンのユニバーサル王座戦が行われるPPV「ファストレーン」は日本時間3月22日にWWEネットワークで配信される。

◆ハルク・ホーガンとタイタス・オニールが「レッスルマニア37」のホストに決定!

 WWEは日本時間4月11日12日に開催となるWWE年間最大の祭典PPV「レッスルマニア37」のホストを、”レジェンド”ハルク・ホーガンとタイタス・オニールが務めることを発表した。日本でも伝説的な活躍をし絶大な人気を誇るホーガンはWWE史上最も偉大なスーパースターの1人に数えられる。1985年の第1回レッスルマニアでは俳優のミスターTとタッグを組み出場。世代やスポーツエンターテイメントの枠を超えて、世界中の”ハルカマニア”を熱狂させている。オニールは今回のレッスルマニアの舞台となるフロリダ州タンパの出身で、地元のため幅広く社会貢献活動を行なっている。大学時代は近隣のフロリダ大学の全米屈指のアメリカンフットボールチームでディフエンスエンドとして活躍した。今年のスーパーボウルの舞台となったレイモンド・ジェームズ・スタジアムで行われる「レッスルマニア37」は、日本時間4月11日12日にWWEネットワークで配信され、後日J Sportsオンデマンドで日本語版が配信される。


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