14日、新日本プロレスがベイコム総合体育館大会を開催し、『NEW JAPAN CUP 2021』2回戦2試合が行われた。
メインではウィル・オスプレイとザック・セイバーJr.の英国人対決となる。取られた足にもう一方の足を乗せて足関を逃れるザック戦法を、足から手を放してスカすオスプレイ。ランカシャーレスリングのその先をいく攻防を、尼崎の観衆の数人にしかわからなかったであろう数秒に凝縮する。なんという贅沢さだろうか。
試合は中盤までオスプレイがスピードとパワーで押すも、ザックがえげつなさ増し増しの関節技で逆転をはかる。ザックドライバーまで放ったザックだが、最後はオスプレイのストームブレーカーに屈す。技の入り方一つひとつが変幻自在、エンドレスサプライズとなった試合で両者は世界にレスリングを見せつけた。
■ 新日本プロレス NEW JAPAN CUP 2021
日時:3月14日(日)16:00
会場:兵庫・ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園総合体育館)観衆2,142人(主催者発表)
<第1試合>
矢野通
〇石井智宏
YOSHI-HASHI
10分57秒 ラリアット⇒エビ固め
上村優也
●辻陽太
デビッド・フィンレー
<第2試合>
〇チェーズ・オーエンズ
バッドラック・ファレ
KENTA
7分24秒 パッケージドライバー⇒片エビ固め
●DOUKI
タイチ
鈴木みのる
<第3試合>
●BUSHI
内藤哲也
鷹木信悟
10分02秒 ショックアロー⇒片エビ固め
〇SHO
オカダ・カズチカ
後藤洋央紀
<第4試合>
●高橋裕二郎
EVIL
ジェイ・ホワイト
13分41秒 ハイフライフロー⇒片エビ固め
トーア・ヘナーレ
ジュース・ロビンソン
〇棚橋弘至
<第5試合/「NEW JAPAN CUP 2021」2回戦>
●SANADA
18分18秒 ラウンディングボディプレス⇒片エビ固め
〇永田裕志
※SANADAがトーナメント準々決勝進出
<第6試合/「NEW JAPAN CUP 2021」2回戦>
〇ウィル・オスプレイ
21分23秒 ストームブレイカー⇒片エビ固め
●ザック・セイバーJr.
※オスプレイがトーナメント準々決勝進出
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