お客は不満?ロック様大暴れ ! Rレインズ優勝 ! Bレスナー王座防衛~WWEロイヤルランブル

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 現地時間1月25日にペンシルバニア州フィラデルフィアでWWEのPPV特番『ロイヤルランブル2015』が開催された。この”Special Event”の目玉は、時間差バトルロイヤルであるロイヤルランブル戦だ。これで優勝したスーパースターは、『レッスルマニア』のメインイベントでWWE世界ヘビー級王座に挑戦する権利が与えられるという事になっている。また30人という大勢のスーパースターが登場するだけあり、普段、活躍しているスーパースターだけでなく、レジェンドもゲスト的に登場する事で、観客を喜ばせている。今大会でも、ババレイ・ダットリー、ブギーマン、DDPことダイアモンド・ダラス・ペイジが登場した。

 特に元WCW世界王者であり、nWo旋風が吹き荒れていた90年代後半、WCW正規軍として孤軍奮闘し、WCW世界ヘビー級王者に3度も輝いたレジェンド中のレジェンド、ダイヤモンド・ダラス・ペイジの登場は圧巻。スターダスト、ファンダンゴ、ブレイ・ワイアットに連続して得意のダイヤモンド・カッターをさく裂させ、セルフ・ハイ・ファイブを決めるなど大活躍。勿論、DDPをはじめ、レジェンド枠で出てくるスーパースターは、優勝する事はないのだが、大会を盛り上げるにはうってつけだ。ヨガの先生として日本の地上波でも紹介されたレジェンドは引っ張りダコのようである。

 そのレジェンド待望論を象徴する出来事が、その後に起った。人数が絞れてきた中、残っていたザ・シールズの盟友、ローマン・レインズとディーン・アンブローズ、体制側オーソリティについたビッグ・ショーとケインの怪物コンビが対峙。まずは、アンブローズが脱落し、レインズも絶体絶命と思われた。しかし、ここで、自分が勝ち残ればレッスルマニアで王座戦と目がくらみ、ビッグ・ショーとケインが仲間割れしたのだった。
 この隙に、2人をリング下に落とす事に成功したレインズ。しかし、怪物コンビが怒りで脱落したにも関わらず、レインズにリンチをはじめたのだった。そこに颯爽と現れたのは、なんとロック様だ! 猛牛の如くリングに飛び込み、ビッグ・ショー、ケインを滅多打ち。ピープルズ・エルボー、ロックボトムで怪物退治だ! 会場は割れんばかりの歓声、邪魔者の排除してリングからロック様が下りると、もっとロック様の活躍が見たいと観客がブーイングをするのだから、いかにロック様が支持されているか分かるだろう。試合は、レインズが残っていたルセフもリング下に落として、ロイヤルランブル優勝となった。

 ロック様も再びリングに上がり、レインズを祝福。そこに苦々しい表情でトリプルHとステファニー・マクマホン夫婦が・・・。この極悪夫婦の前でロック様とレインズが抱き合って勝利を祝う。ロック様の好アシストでレインズが優勝したのだった。
 もっとも、昨年のバティスタ優勝に続き、お客様の反応はイマイチだったかも知れない。お客様の望むものを提供できてない嫌いが残る。

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 また、WWE世界ヘビー級王座トリプル・スレットマッチも行なわれた。王者である怪物ブロック・レスナーに、ジョン・シナとセス・ローリンズが挑戦する三つ巴戦。全員が必殺技を連発するも、3人が入り乱れている為、必ず、もう1人がフォールを邪魔する為、なかなか決着がつかない。
 乱戦の中、レスナーが場外の実況席に固定され、ローリンズがリングから大ジャンプのエルボーで、一時的にレスナーが戦線離脱。この隙に、ローリンズが、仲間のJ&Jをリングに呼び、3人がかりでシナを痛めつけ、フォール勝ちを狙うが、その間に蘇生したレスナーがリングに飛び込んできて、スープレックスでシナを蹴散らす。ローリンズがレスナーにMITBのケースで攻撃するも、怪物レスナーには通じない。最後はレスナーがF5でローリンズを仕留め、完璧なフォール勝ち。終わってみれば、レスナーが圧倒的な強さで王座防衛を果たしたという結果になった。

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■ WWE PPV「ロイヤルランブル2015」
日時:2015年1月25日
場所:アメリカ・ペンシルバニア州フィラデルフィア

<ロイヤルランブル>
優勝:ローマン・レインズ
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参戦選手
ザ・ミズ、Rトゥルース、ババレイ・ダットリー、ルーク・ハーパー、ブレイ・ワイアット、カーティス・アクセル⇒エリック・ローワン、ブギーマン、シン・カラ、ザック・ライダー、ダニエル・ブライアン、ファンダンゴ、スターダスト、ダイヤモンド・ダラス・ペイジ、ルセフ、ゴールダスト、コフィ・キングストン、アダム・ローズ、ローマン・レインズ、ビッグE、ダミアン・ミズドウ、ジャック・スワガー、ライバック、ケイン、ディーン・アンブローズ、タイタス・オニール、バッドニュース・バレット、セザーロ、ビッグ・ショー、ドルフ・ジグラー

<WWE世界ヘビー級王座トリプル・スレットマッチ>
○ブロック・レスナー(王者)
 ピンフォール
●セス・ロリンズ(挑戦者)
※もう一人はジョン・シナ(挑戦者)

<タッグマッチ>
○ベラ・ツインズ
 ピンフォール
●ペイジ&ナタリヤ

150125RR_088-4014809859<WWEタッグ王座タイトルマッチ>
○ウーソズ(ジミー・ウーソ&ジェイ・ウーソ)(王者)
 ピンフォール
●ザ・ミズ&ダミアン・ミズドウ(挑戦者)

<タッグマッチ>
○アセンション(コナー&ヴィクター)
 ピンフォール
●ニューエイジ・アウトローズ(ジェシー・ジェイムス&ビリー・ガン)

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