丸刈りからの第1試合という猪木流 武道館で敗戦ジュリアが再出発 スターダム

 10周年で初進出の日本武道館大会を3日に成功させたスターダムが7日、後楽園ホール大会を開催した。

 第1試合、武道館メインでの敗者髪切りマッチで敗れたジュリアが丸坊主姿で初めて公の場に登場した。私物とミリタリーショップで構成したというコスチュームは映画の登場人物を思わせるサマで観客を驚かせる。選手コールを受ける際にコーナーに登って帽子とサングラスを取り、戦闘開始となる。キャメルクラッチをかけられたシーンでは、髪を引っ張ろうとしたゴキゲンです☆に「髪がないDEATH」とツッコミを許す。ジュリアはバック・ドロップで難なく勝利した。

 “丸刈りからの第1試合”というとアントニオ猪木を想起させる。六本木のホステスのマンションを訪ねたところを写真週刊誌フォーカスに激写され、「男のケジメ」として頭を丸めた1986年。長州力に敗れた後の出直しとしてしばらく第1試合に出場した1989年。ジュリアは敗れはしたものの、3日の武道館大会での立ち居振る舞い、この日の登場ぶりは“猪木ばり”のオンリーワンとしての存在感を大いに上げている。(※お詫び:「1986年5月21日に猪木が丸刈りで第1試合に登場」とした当初記載は誤りでした。訂正させていただきます。)

ジュリア「ジュリアのことが、好きで、好きで、たまらない諸君。なんか、このまま帰りたいんだけど、ロッシーがなんかしゃべれって言うから、ふはは。まあ、いろんなものがなくなっちゃったけど、またこれから再起していくところをみなさん、どうか見ていてください。これからもジュリアから目を離すなよ。アリべデルチ、またな!」

 
■ スターダム Rord to YOKOHAMA DREAM CINDERELLA
日時:3月7日(日)11:30
会場:後楽園ホール 観衆502人(コロナ対策限定人数/主催者発表)

<第1試合>
〇ジュリア
 3分3秒 バック・ドロップ⇒足固め
●ゴキゲンです☆

<第2試合>
〇小波
 5分21秒 バズソーキック⇒片エビ固め
●レディ・C

<第3試合/次期アーティスト挑戦者決定イリミネーションマッチ>
〇上谷紗弥
 11分22秒 スター・クラッシャー⇒片エビ固め
●鹿島沙希
※渡辺桃&AZM&上谷沙弥が次期挑戦者チームとなる
※舞華&ひめか&なつぽいが先に退場

<第4試合/3WAYバトル>
〇ビー・プレストリー
 11分6秒 クイーンズ・ラウンディング
●林下詩美
※もう一人は朱里

<第5試合/アーティスト・オブ・スターダム選手権試合>
〈王者チーム〉
○中野たむ
白川未奈
ウナギ・サヤカ
 20分59秒 タイガー・スープレックス・ホールド
岩谷麻優
●スターライト・キッド
飯田沙耶
〈挑戦者チーム〉
※コズミックエンジェルズが2度目の防衛に成功


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