4日、新日本プロレス『旗揚げ記念日』が日本武道館にて開催された。
メインでは初代IWGP世界ヘビー級王座決定戦として、ヘビー2冠である飯伏幸太とジュニア2冠であるエル・デスペラードが対決する。デスペラードは飯伏が想像できないフェイントをかけながら対抗。階級差関係なく通用する技マフラーホールドで飯伏をグイグイ絞って「あわや」のシーンをつくり出す。それでも飯伏は、ここのところ“入り方”のバリエーションを増やしているカミゴェを“押さえ込みからのカミゴェ”として発射。カウント2で返したデスペラードだったが、万全のカミゴェ2発目を食らうと3カウントを聞くしかなかった。
その場飛びのフットスタンプをドンピシャで2発成功させるスピード、フルスイングのラリアットで吹っ飛ばすパワー。ジュニア体重でありながらヘビーに通用する飯伏の本領が改めて発揮された試合となり、大人の視点でプロレスを観ている関係者・ファンを唸らせる。この試合の勝利をもって初代IWGP世界ヘビー王者となった飯伏は「ボクの意見は変わらない。絶対に、このベルトは統一して、必ずその先を見せます」と宣言。新旧のライオンマークが飾られたゲートへメイン勝者として歩を進めた。
■ 新日本プロレス 旗揚げ記念日
日時:3月4日(木)17:00
会場:東京・日本武道館 観衆3,026人(主催者発表)
<第1試合>
●DOUKI
ザック・セイバーJr.
鈴木みのる
タイチ
10分29秒 GTR⇒片エビ固め
マスター・ワト
ゲイブリエル・キッド
本間朋晃
〇後藤洋央紀
<第2試合>
石森太二
ジェイ・ホワイト
チェーズ・オーエンズ
KENTA
〇EVIL
7分39秒 EVIL⇒片エビ固め
●田口隆祐
トーア・ヘナーレ
デビッド・フィンレー
ジュース・ロビンソン
棚橋弘至
<第3試合>
●BUSHI
SANADA
鷹木信悟
9分13秒 ショックアロー⇒片エビ固め
〇SHO
石井智宏
オカダ・カズチカ
<大会日程発表>
新日本プロレスが5月15日(土)横浜スタジアムに初進出! 5月29日(土)に東京ドーム大会が電撃決定!!
<第4試合/「NEW JAPAN CUP 2021」1回戦>
〇ジェフ・コブ
11分50秒 ツアー・オブ・ジ・アイランド⇒片エビ固め
●小島聡
※コブが『NEW JAPAN CUP 2021』2回戦進出
<第5試合/「NEW JAPAN CUP 2021」1回戦>
〇グレート-O-カーン
20分20秒 レフェリーストップ
●内藤哲也
※オーカーンが『NEW JAPAN CUP 2021』2回戦進出
<第6試合/IWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合>
[挑戦者]
●エル・デスペラード
20分36秒 カミゴェ⇒片エビ固め
〇飯伏幸太
[第73代IWGPヘビー級&第27代IWGPインターコンチネンタル王者]
※飯伏がIWGPヘビー級王座3度目の防衛、IC王座4度目の防衛戦に成功。飯伏が初代IWGP世界ヘビー級王座に認定される
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