［週刊ファイト3月4日号］収録 ［ファイトクラブ］公開中
▼記者座談会
新日人気にカゲリ？ 重症化前に改善を・・・
・ノア入団が決まっていた武藤を改めてビッグプッシュする必要
・今年になってからの新日不入りについて見解を聞かせて頂きたい
・苦しまぎれに招待券をばら撒いたり水増し発表をしないのは好感
・思い切り激しい試合をやることが１番の特効薬になるんじゃないか
既報通り、新日本プロレスの興行人気にややカゲリが見え始めた。昨年暮れ頃までは新型コロナウイルスが観客動員減の唯一の要因と見られていたが、先の後楽園ホール４連戦などの不入りを見る限り、もうコロナだけが原因とは言えなくなった。このコーナーを担当する新日びいき（？）の評論家たちも「いろんなマイナス要因が一気に重なり、それらを１ずつクリアしていかなければコロナ明けのＶ字回復はない」と厳しい見方をしている。
（＊編注 Ａ＝『マット界舞台裏』特約記者、Ｂ＝スポーツ紙記者 Ｃ＝フリーのべテラン記者）
Ａ 本誌と言うよりも大方の予想通り、武藤が2・12武道館でＧＨＣヘビー級王座に就いた。
Ｃ 武藤ほどの選手が日本武道館という大舞台で格下の潮崎に負けるはずがないし、潮崎が防衛した場合、すでにひと通り挑戦を受けているので目新しいカードはない。タイトル移動の根拠は先週、お話しした通りですよ。
Ｂ もう１つ付け加えると、2・12以前にノア入団が決まっていた武藤を改めてビッグプッシュする必要があったこと。高額年俸で２年契約を結んだ以上、ノアと言うか高木三四郎社長としては当然、武藤を最大限に活用することを考えるじゃないですか。
Ａ 武藤は入団会見で、年俸９億円プラス出来高で楽天イーグルスと契約したマー君（田中将大投手）よりもちょっと低いくらいと自身の年俸をジョークでごまかしていましたが。
Ｂ ２０００万以下ってことはないと言われていますが、フル出場は無理なので高くて３０００万円くらいでは？
Ｃ １番重要なことはコンディションですが、武藤はみんなの予想以上に動けましたね。全然、ロートルじゃない（笑）。
Ａ 同時に秋山のＤＤＴ入団も発表された。次は谷津のＤＤＴ入団ですかね？
Ｃ 谷津のＤＤＴマット参戦は白紙のまま。もう彼のプロレス復帰はないんじゃないですか。ましてＹｏｕＴｕｂｅに70社以上の広告が付いて十分食って行けてますから。2・4ジャイアント馬場追善興行に来場して、それもYouTubeのネタにしている（笑）。
Ａ 谷津の他、Ｋ・カン、小鹿、天龍、Ｇ・カブキ、越中、Ｔ・戸口、百田光雄らも来場してリングサイドで記念撮影をしてましたが、ギャラに不満を漏らしたレジェンドもいたとか。
Ｃ 仕事らしい仕事はしてないのだからギャラなんか出ませんよ。いわゆる「お車代」として１万円が入った封筒がみんなに配られたのです。で、封筒をあけた某レジェンドが「なぁーんだ、１万か」と言ったらしい。バチが当たりますよ（笑）。
Ｂ でも、彼らの知名度を考えたら少な過ぎるんじゃない？追善興行に出場した大仁田はＦＭＷ社長時代に控室で記者に取り囲まれているとき、よく全員に２万円を渡していました。やはり後楽園ホールまで来てもらったら、３万円が妥当な金額じゃないかな。
Ａ くだらない話はこれくらいにして（笑）、今年になってからの新日プロの不入りについて見解を聞かせて頂きたい。興行に関心のないファンの間でも話題になっている。
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