NKB2021開幕! 女蹴sasoriドロー防衛、メインは髙橋亮が激蹴KO!!  

 NKB(日本キックボクシング連盟)の2021年開幕戦が、2月20日(土)後楽園ホールで行われた。
 
 セミファイナルでミネルヴァライトフライ級の防衛戦に挑んだ女蹴sasoriは、入場時に得意料理である『カップ焼きそばの湯切り』を披露。
 しかしこれが油断に繋がった(湯切りだけに)との事で、2Rまで一進一退、1-2でリードを許す苦しい展開。3Rで有効打を積み重ね、辛くも三者三様でドロー防衛となった。

反省しきりのsasori(右)

 続くメインはNKBフェザー級王者・髙橋亮とNJKFスーパーフェザー級王者/WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者・山浦俊一の王者対決。
 しかし髙橋亮は、山浦俊一が弟の聖人に敗れているだけに、オファーがあった時は断ろうとも思ったという。
 だが、昨年10・10後楽園で、引退する村田裕俊に勝ち逃げを許し『Japan Shift land杯59kg級トーナメント』準優勝に終わった事で
「発言権が無い」
と自らを戒めた髙橋亮は試合を承諾。
 そして
「格の違いを見せる」
というテーマを持ってこの日の試合に挑んだ。
 結果、
「最初は見過ぎてしまった」
と振り返れる余裕を見せてのKO劇となった。


3R終了間際に三日月蹴りでダウンを奪い、4Rに再度強烈な一撃!

 

 マイクアピールと、会見で、大晦日RIZIN出場を今年の目標に掲げた髙橋亮は、山浦俊一にスーパーフェザーのタイトルを賭けたリマッチを提案、強烈なアピールとなった。

 肘有り、首相撲ありと伝統的な激しいキックボクシングが信条のNKBだが、一方で、時代の先端を行くメディア戦略も大きな特徴。
 この日も、TwitCasting生配信、『clubhouse』の無料音声配信を、卓上に据えたPCやスマートフォンで行うフットワークの軽さを見せた。

 『RIZIN』が、重厚長大なゴールデンタイムのテレビ放送と平行して、シバターに代表される新時代のメディアに順応した格闘家に注目している現状、NKBを背負って立つ髙橋亮の参戦の可能性は非常に大きいと言えるだろう。

 4月24日(土) 後楽園ホール、5月2日(日) 176BOXの連戦も要注目のNKBとなる。

日本キックボクシング連盟2・8後楽園激闘! PRIMA GOLD杯ミドル級トーナメントを田村聖が征する!!

◎ツイキャスアーカイブ配信中
 2021年2月20日(土)後楽園ホール『NKB必勝シリーズvol.1(全11試合)』を配信!
解説:北川”ハチマキ”和裕、髙橋一眞
※視聴期限: 2021年2月27日(土) 23:59 まで

https://twitcasting.tv/c:nkb_kickboxing/shopcart/48055

■ NKB 2021 必勝シリーズ 開幕戦
日時:2月20日(土)開始17:30
会場:東京水道橋・後楽園ホール
観衆:未発表

<メインイベント 61.00kg契約 3分5R>
[NKBフェザー級王者]
○髙橋亮(真門ジム)
 4R 0分48秒 KO
●山浦俊一(新興ムエタイジム)
[NJKFスーパーフェザー級王者/WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者]

<セミファイナル 3分3R ミネルヴァライトフライ級タイトルマッチ>
[ミネルヴァライトフライ級王者]NKBライトフライ級
△sasori(テツジム/PRIMA GOLD)
 判定 1-1 ドロー
△喜多村美紀(テツジム)
ミネルヴァライトフライ級1位 NKBライトフライ級
※王者sasoriが引き分けで防衛

<第9試合 ライト級 3分3R>
NKBライト級1位
○棚橋賢二郎(拳心館)
 1R 2分59秒 TKO
●藤野伸哉(RIKIX)
WMC日本スーパーフェザー級2位

<第8試合 ウェルター級 3分3R>
NKBウェルター級3位
○笹谷淳(TEAM COMRADE)
 判定 3-0
●ちさとkiss Me!(安曇野キックの会)
スーパーライト級

<第7試合 57.00kg契約 3分3R
NKBバンタム級4位
○海老原竜二(神武館)
 判定 3-0
●ベンツ飯田(Team Aimhigh)
フェザー級

<第6試合 58.5kg契約 3分3R>
スーパーフェザー級
●半澤信也(トイカツ道場)
 判定 1-2
〇矢吹翔太(フリー)
※中田ユウジが体調不良の為、矢吹翔太に変更。矢吹翔太は1.5kgオーバーで計量失敗の為、-1ポイントからスタート

<第5試合 53.52kg契約 3分3R>
NKBバンタム級
○志門(テツジム)
 判定 3-0
●ナカムランチャイ・ケンタ(team AKATSUKI)
スーパーフライ級

<第4試合 59.0kg契約 3分3R>
NKBフェザー級
○山本太一(ケーアクティブ)
 3R 2分36秒 TKO
●源樹(リバティジム)
スーパーフェザー級

<第3試合 54.5kg契約 3分3R>
NKBバンタム級
●幸太(八王子FSG)
 判定 0-3
○SHU(D-BLAZE)
バンタム級

<第2試合 ミドル級 3分3R>
NKBミドル級
●畑澤貴士(八王子FSG)
 3R 1分56秒 KO
○渡部貴大(渡邉ジム)
NKBミドル級

<第1試合 アマチュア特別試合 50kg契約 2分3R>
“西の神童・蹴らない千飛”
○伊藤千飛(真門伊藤道場)
 判定3-0
●藤井昴(治政館江戸川道場)
“SMASHERS-50kgトーナメント優勝”

 詳しくは電子書籍版『週刊ファイト』3月2日号にて

◎2021年NKB興行スケジュール
2月20日(土) 後楽園ホール
4月24日(土) 後楽園ホール
5月2日(日) 176BOX ※大阪城東区民センターから変更
6月19日(土) 後楽園ホール
10月16日(土) 後楽園ホール
12月11日(土) 後楽園ホール