日本キックボクシング連盟2・8後楽園激闘! PRIMA GOLD杯ミドル級トーナメントを田村聖が征する!!

 NKB 日本キックボクシング連盟の2020年の開幕戦、2・8後楽園『交戦シリーズ 1st』が盛況のうちに終了となった。

「倒すか、倒されるか」の過激なテーマはそのままに、昨年、NKB開放路線の象徴として開催され、話題を呼んだ『PRIMA GOLD杯ミドル級トーナメント』決勝がこの日のメインイベント。
 昨年10月の台風の為に延期された大一番は、お互いが3ヶ月の想いをぶつける様に開始早々激しい打ち合いに。
 しかしローキックで脚の止まった清水武の顎を田村聖の強烈なフックが捉え、壮絶なKO劇となった。

 トーナメントを征し、賞金と、賞品のネックレスを手にした田村聖は
「今度はベルトが欲しい」
と、タイトルマッチに意欲をみせた。

 また、同じく開放路線で始まった、ジャパンシフトランド杯59kgトーナメントはこの日、準決勝2試合が行われた。
 このトーナメントでの現役引退を表明し、背水の陣で挑む村田裕俊は、大声援を背に、強敵・遠藤駿平を意地で上回って辛勝。

強烈なミドルを突き刺す村田裕俊

 また、セミファイナルでは髙橋3兄弟の次男・髙橋亮が1R早々に元ルンピニースタジアムのランカーであるコッチャサーン・ワイズディーの太股を強烈なローキックで粉砕。ダウンを喫し、立ち上がったものの片足を引きずるコッチャサーン・ワイズディーにたまりかねたセコンドがタオルを投入した。

 
 これにより、次戦、4・11後楽園で行われる決勝は髙橋亮vs.村田裕俊となった。
 髙橋亮は
「自分が勝ってスッキリ引退してもらいます」
と、自らが死に水を取る事を宣言。一方、村田裕俊は
「髙橋兄弟には負け越してるんで、最後は勝って終わりたい」
と、有終の美を飾る事を予告した。


村田裕俊(左)と髙橋亮(右)

 また、ウェルター級王座決定トーナメントは稲葉裕哉と蛇鬼将矢が勝ち上がり、同じく4・11後楽園で決勝を闘う。


稲葉裕哉(左)と蛇鬼将矢(右)

 肘有り、首相撲有りで激しいKO劇が連発、まさに「倒すか、倒されるか」のNKB、2試合共に壮絶な決勝戦となる事は確実。見逃せない4・11となりそうだ。

■ 日本キックボクシング連盟 NKB 2020 交戦シリーズ 1st
日時:2月8日(土) 開始17:15
会場:東京水道橋・後楽園ホール

<メインイベント PRIMA GOLD杯ミドル級トーナメント決勝 5R(延長1R)>
〇田村聖(拳心館/NKBミドル級前王者.現1位)
 1R 2分04秒 KO
●清水武(sbm TVT KICK LAB./WPMF初代&第3代スーパーウェルター級王者)
※田村聖がトーナメント優勝

<セミファイナル ジャパンシフトランド杯59kgトーナメント準決勝 3R(延長1R)>
〇髙橋亮(真門ジム/NKBフェザー級王者)
 1R 1分13秒 TKO
●コッチャサーン・ワイズディー(Y’ZD GYM/元ルンピニースタジアム スーパーバンタム級7位)
※髙橋亮が決勝進出

<第11試合 ジャパンシフトランド杯59kgトーナメント準決勝 3R(延長1R)>
●遠藤駿平(WSRフェアテックス三ノ輪/MAライト級王者)
 判定0-2 
〇村田裕俊(八王子FSG/NKBフェザー級元王者・現在同級2位)
※村田裕俊が決勝進出

<第10試合 NKBウェルター級王座決定トーナメント初戦 3R(延長1R)>
〇稲葉裕哉(大塚道場/NKBウェルター級2位)
 判定1-1 延長R 判定2-1(マスト判定) 
●笹谷淳(TEAM COMRADE/NKBウェルター級3位)
※稲葉裕哉が決勝進出

<第9試合 NKBウェルター級王座決定トーナメント初戦 3R(延長1R)>
〇蛇鬼将矢(テツジム/NKBウェルター級4位)
 1R 1分01秒 TKO
●SEIITSU(八王子FSG/NKBウェルター級5位)
※蛇鬼将矢が決勝進出

<第8試合 ライト級3R>
△野村怜央(TEAM KOK/NKBライト級3位)
 判定 1-1 ドロー
△聖(KSK GYM)

<第7試合 59kg契約 3R>
●KEIGO(フリー)
 判定0-3
〇ガオパヤック・ワイズディー(Y’ZD GYM)

<第6試合バンタム級3R>
〇海老原竜二(神武館/NKBバンタム級4位)
 3R 2分43秒 TKO
●古瀬翔(ケーアクティブ)

<第5試合50.80kg契約 3R>
△則武知宏(テツジム/NKBバンタム級5位)
 判定1-0 ドロー
△TOMO(K-CRONY)

<第4試合61.23kg契約 3R>
〇パントリー杉並(杉並ジム/NKBライト級5位)
 判定3-0
●マサ オオヤ(八王子FSG)

<第3試合ウェルター級 3R>
〇宮城寛克(赤雲會/元TENKAICHIウェルター級王者、元TENKAICHIミドル級王者)
 3R 0分52秒 TKO
●ゼットン(NKジム)

<第2試合55kg契約 3R>
●龍太郎(真門ジム)
 判定0-2
〇加藤和也(ドージョー☆シャカリキ)

<第1試合フライ級3R>
●會町tetsu(テツジム)
 判定0-3
舟本空明(治政館/ジャパンキックボクシング協会)

※全カード詳報は週刊ファイト電子書籍版2月20日号にて掲載予定