8日、新日本プロレスが広島ビッグマッチ2連戦を前にしたラスト大会を後楽園ホールにて行った。
広島では10日に「高橋ヒロムvs.SHO」IWGPジュニア戦、11日に「飯伏幸太vs.SANADA」2冠戦となる。この日は逃げ場のない顔合わせとしての“4選手だけの”前哨戦タッグマッチがメイン。似たシチュエーションでは、1・25後楽園大会で「棚橋弘至&飯伏&SHOvs.SANADA&ヒロム&鷹木」が30分フルタイムになっていた。
両チームからは飯伏とSANADAが先発。両者とも拍手による“コール”を求め、別々のニュートラルコーナー上で声援を欲しがる冒頭となる。コロナ制限下にもかかわらず贅沢な時間の使い方はフルタイム可能性を予見させたが、終わってみればその通りに。マンネリと言われ続ける前哨戦カードを重ねてきた流れがあり、手の内を知り尽くした者同士という点でも決着のつけようがなかった。タイトルマッチ戦線で先行して行われた1・30「鷹木vs.棚橋」NEVER戦は、前段階でも盛り上がるとともに、試合自体もグレートマッチとなった。前哨戦段階から見劣りしてきた「飯伏vs.SANADA」「ヒロムvs.SHO」は、試合インパクトで巻き返せるか。いよいよ、待ったなしとなった。
■ 新日本プロレス Road to THE NEW BEGINNING
日時:2月8日(月)18:00
会場:東京・後楽園ホール 観衆491人(主催者発表)
<第1試合>
金丸義信
鈴木みのる
○エル・デスペラード
7分35秒 ピンチェ・ロコ⇒体固め
●上村優也
ゲイブリエル・キッド
田口隆祐
<第2試合>
ジェイ・ホワイト
EVIL
○高橋裕二郎
5分15秒 反則
●後藤洋央紀
石井智宏
オカダ・カズチカ
<第3試合>
DOUKI
ザック・セイバーJr.
○タイチ
9分58秒 天翔十字鳳⇒片エビ固め
●邪道
タンガ・ロア
タマ・トンガ
<第4試合>
BUSHI
○内藤哲也
12分20秒 ジャックナイフ式エビ固め
●本間朋晃
マスター・ワト
<第5試合>
SHO
△飯伏幸太
30分00秒 時間切れ引き分け
△SANADA
高橋ヒロム
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