公式サイトを使った悪ふざけは続く!? 「再発防止」を台無しにするYOSHI-HASHI乱入をジェイが誘導 新日本

 8日、新日本プロレスが広島ビッグマッチ2連戦を前にしたラスト大会を後楽園ホールにて行った。

 同日の昼に新日本は「2月3日、後楽園ホール大会の第2試合(オカダ・カズチカ&石井智宏&矢野通 vsEVIL&ジェイ・ホワイト&高橋裕二郎)終了後、『Fighting TVサムライ』の実況席で解説を行っていた後藤洋央紀選手が、自らの意思で解説席を離れて乱闘に参加し、ジェイ・ホワイト選手に対して攻撃を加えたことに関しまして。試合後、ジェイ選手からの会社側に対する訴えを受け、新日本プロレスとしてはこの件を行き過ぎた行為として受け止め、後藤選手に対して厳重注意を行いました。今後、こうしたことのないよう再発防止に努めてまいります」と公式サイトで発表していたばかり。

 それでいてこの日の第2試合では、解説席のYOSHI-HASHIがしっかりと乱入。ジェイ・ホワイトの挑発に乗っかってしまったわけだが、ケイオス側が反則負けとなる。そもそもジェイの訴えは「コロナウイルス感染拡大防止のガイドラインはどうなったんだ? 場外乱闘は禁止されているはずなのに」というもの。わずか半日にして厳重注意も再発防止も吹っ飛ばした新日本。

 コロナ規制をネタにするとは、ハロルド・ジョージ・メイ前社長時代に「企業の社会的責任」を謳った会社とは思えない。公式サイトからプロフィールを削除することで、新日本にはジェイ退団を匂わせる“悪ふざけ”が1月中旬にあったばかり。新日本は今日もまたリアルとファンタジーの往復を、独自の感性をもって繰り広げ続ける。

 
■ 新日本プロレス Road to THE NEW BEGINNING
日時:2月8日(月)18:00
会場:東京・後楽園ホール 観衆491人(主催者発表)

<第1試合>
金丸義信
鈴木みのる
○エル・デスペラード
 7分35秒 ピンチェ・ロコ⇒体固め
●上村優也
ゲイブリエル・キッド
田口隆祐

<第2試合>
ジェイ・ホワイト
EVIL
○高橋裕二郎
 5分15秒 反則
●後藤洋央紀
石井智宏
オカダ・カズチカ

<第3試合>
DOUKI
ザック・セイバーJr.
○タイチ
 9分58秒 天翔十字鳳⇒片エビ固め
●邪道
タンガ・ロア
タマ・トンガ

<第4試合>
BUSHI
○内藤哲也
 12分20秒 ジャックナイフ式エビ固め
●本間朋晃
マスター・ワト

<第5試合>
SHO
△飯伏幸太
 30分00秒 時間切れ引き分け
△SANADA
高橋ヒロム


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