SmackDown障害物競争Bブレア楽勝~KOランブルRレインズ前哨戦

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 番組は2つの仕込みが布石になる構成。当然いつものローマン・レインズからだが、先週のcard subject to changeを受けて「だったら(WWE役員の)アダム・ピアースとポール・ヘイマンが戦えばイイ」とやるのと、トランプ支持者の暴走のご時勢から「IC王座を不当に奪われた」との”陰謀説”を唱えるサミ・ゼインが、自ら手錠を客席との仕切りに繋いで花道に居座り、アチコチでぎゃぁぎゃぁわめくというもの。ゼインには私設のドキュメンタリー番組制作班が2名ついている。もっともかの議事堂襲撃の際は、その個人撮影の動画がSNSに溢れ、マスク付けずに荒れ狂う暴徒たちを人物特定するのにFBIは楽勝だったのだが(笑)。


 アスカ&シャーロットの女子タッグ王座はRAW-SD共通なのでこっちにも出ます。詳細は以下だが、キー、キーわめくビリー・ケイのおさげ髪と衣装は印象的だったとは思う。


 中邑真輔に加え、5ヶ国語を話し初代アンドレ杯バトルロイヤル勝者セザーロと、連続で負けているからランブルにダニエル・ブライアンが初優勝する計画はどうなったのかと思っていたら、YES男のプロモの時間があり、今のところ計画は生きているようだ。もっともビンス・マクマホンは直前に変えてしまうのでなにが起こるのかは不透明なのだが。

 ランブルの出場記録なら歴代2番目に多いと、自嘲気味に話すドルフ・ジグラーが出てきてそのままセザーロと試合。

 毎度の過小評価賞セザーロだが、今季はニュートライザーを決めて生かされているようだ。


 BOSS TIMEになって、カーメラのお付き人レジナルドと試合というから、なんやねんと思っていたんだが、このレジナルド、アクロバッチックな動きが出来るし受け身も綺麗に取れているから面白い。このカードはボーナスだったかも。

 カーメラの実生活上のボーイフレンド、番組では秘密の実況席コーリー・グレイブが、なんか問題ありとかブツブツ隣で言うのに大笑いなんだが、試合は当然サーシャ・バンクスのメテオラがバシバシ決まる展開に。最後はバンク・ステートメントでタップアウトさせた。


 ビッグEとアポロ・クルーズのIC王座戦は、当然ながら自ら手錠の鍵を外したサミ・ゼインがヘルヴァキックを両者に見舞うことに。たぶん勝者は反則でアポロなんだろうが、王座移動はないし、この三つ巴も続くようだ。


 ベイリーのセグメントで、本物の陸上選手だったビアンカ・ブレアと障害物競争というのは、どういうオチにするのかが関心だったのだが・・・。ファイアーマンズ・キャリーで男を担いで足腰が試される箇所だと、ベイリーが担ぐのはアルファ・アカデミー師範のチビ助チャド・ゲイブルだが、ビアンカの前ににゅ~と現れたのはオーティスと。しかし、そんなハンディ戦でもビアンカ圧勝なのは当然なのだ。


 トリの前にミステリオとドミニクのバックステージ場面を経て、キング・コービンとドミニクのシングルも組まれていたが、中邑真輔に負けたリハビリもあるからコービンも生かされているまま。エンド・オブ・デイズが決まっている。


 番組の最後、ポール・ヘイマンがcard subject to changeを持ち出して試合なんかしないことは誰もがわかったと思うが・・・以下に続く。

■ WWE SmackDown
日時:1月22日(現地時間)
会場:米フロリダ州セント・ピーターズバーグ サンダードーム(トロピカーナ・フィールド)

◆アスカ&シャーロットが“強運”を味方にライオット・スクワッドを撃破

 WWE女子タッグ王者アスカ&シャーロット・フレアーがライオット・スクワッド(ルビー・ライオット&リブ・モーガン withビリー・ケイ)とノンタイトル戦で激突した。序盤、アスカはショルダータックルでルビーを吹き飛ばしてエプロンのリブを挑発すれば、シャーロットもチョップ連打をルビー&リブに叩き込んで攻め込んだ。さらにアスカがアンクルロックからのジャーマン・スープレックスでリブを投げっぱなしにしたが、交代したルビーにうまく丸め込まれてピンチに陥るも、セコンドのビリーがレフェリーに注意を受けていたためカウントを回避。

 運良く難を逃れたアスカが強烈なダブル・ニーをルビーに放つと、最後はシャーロットがナチュラル・セレクションでルビーにトドメを刺して3カウント。試合後、勝利したアスカは「ライオット・スクワッドはタフだったけど、なぜワシらがチャンピオンか見せれた」と試合の感想を伝えると、シャーロットも「アスカは“女帝”で私は“女王”。最後は皆、ひれ伏すことになるのよ」と王者としての自信を見せた。

◆オーエンズが王者レインズを強襲してポップアップ・パワーボム葬

 ケビン・オーエンズがPPV「ロイヤルランブル」を前にユニバーサル王者ローマン・レインズをポップアップ・パワーボムでKOした。オープニングに登場した王者レインズ(with ポール・ヘイマン)が「今夜、ケビン・オーエンズは出てこない。負傷交代なんて負け犬の考え方だ」とWWEオフィシャルのアダム・ピアースと王座戦に代理出場するオーエンズを侮辱した。するとそこへピアースが登場してレインズと舌戦を展開すると、これがヘイマンにも飛び火してピアースとヘイマンの対戦が決定した。試合前に映像で登場したオーエンズが「俺は会場の中に入れなかった。レインズが裏から手を回したんだ」と自身の状況を伝えるとメイン戦ではヘイマンが足を負傷したと主張して代わりにレインズが登場。

 レインズはスーパーマンパンチやローブローをピアースに放って一方的に痛めつけたが、いきなりフードをかぶったオーエンズが背後からレインズを襲撃。オーエンズはレフェリーやスタッフが止めに入る中、スタナー2発からポップアップ・パワーボムでレインズを解説席に叩きつけてKOした。レインズ対オーエンズのユニバーサル王座ラストマン・スタンディング戦が行われるPPV「ロイヤルランブル」は日本時間2月1日にWWEネットワークで配信される。


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