UFCファイトナイト・ファイトアイランド7:ホロウェイとケーターの激闘にフェザー級史上最高の呼び声

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 日本時間1月17日(日)、アラブ首長国連邦・アブダビのヤス島に特設したUFCファイトアイランドを舞台に、UFCファイトナイト・ファイトアイランド7が開催され、メインイベントでフェザー級ランキング1位のマックス・ホロウェイと同6位のカルヴィン・ケーターが対戦した。試合は終始、ホロウェイがプレッシャーをかけ続けたが、ケーターが驚異的な忍耐力を示して激しい攻撃に耐え抜き、フルラウンドに持ち込んだものの、ジャッジに委ねられた勝負の行方は試合を完全に支配していたホロウェイに軍配が上がっている。セミメインイベントとして行われたカーロス・コンディットとマット・ブラウンのウェルター級マッチはフルラウンドの末に、コンディットがユナニマス判定で勝利を手にした。

■ UFCファイトナイト・ファイトアイランド7:ホロウェイ vs. ケーター
日時:現地時間2021年1月16日(土)、日本時間17日(日)
会場:アラブ首長国連邦・アブダビ/UFCファイトアイランド

【メインイベント】
<フェザー級マッチ 5分5ラウンド>
○マックス・ホロウェイ
判定3-0(50-43、50-43、50-42)
●カルヴィン・ケーター

マックス・ホロウェイ
「ケーターはやばいやつだけど、前にも言ったように、ブレスドエクスプレスは車輪が落ちるまで走り続けるのさ。誰かに奪われたって、レフェリーに奪われようと、俺はずっと進み続けるし、ブレーキはなしだ。全力で駆け抜ける。最後のベルが鳴るまで、顔面を狙い続ける。今日は感触が良くて、調子も良く、絶好調だったと思う。コーチたちも任せてくれていた。ABC(の放送)の幕開けがハワイアンボーイだったからね。もう1人のハワイアンボーイが大トリっていうのは正解だね。超最高だよ。何回か回し肘を打ったんだけど、トレーナーたちがわれを失っていたのかもね。1年をスタートできたし、ABCにも出演したし、エティハド・アリーナで試合ができて、しかも史上初だ。記録もいろいろ打ち立てられてうれしいよ。いい日だ。言葉がない。どれもこれもトレーナーのアイバン・フローレスだよ。すごい人、レジェンドさ。永久にエルボーを打ってほしかったらしい。俺はイヤだけどね。ボクシングがいい。つなぎ合わせながらパンチを顔面に打ち込んでいくのが好きなんだけど、今日はひとつ新しいものを見つけた。頭にエルボーを食らわせるのが楽しくて、すごくクールだった。誰だっていいさ。ハビブが誰か感動させてくれとか言っていたから、俺が印象付けられていたらね。あの人の考え方は分かるから。彼は自分のレガシーのために戦いたいのさ。金なんて気にしていない。一番手強い相手を求めている。もし自分が彼の気を狂わせないといけないっていうんならやるさ。最高の記者会見だったけど、ただ、まだ戦ったことがない。俺はあいつを尊敬している。違う試合がしたいんだって言っていた。きつい試合がしたいとは言っていない。違う戦いを望んでいる、そう言っていた。それをじっくり考えてみよう。誰がタフな試合ができるのかっていうのは誰でも分かると思うし、一番タフな試合ができるやつもね。結局のところ、別に誰かに自分との戦いを強いようとは思わない。俺は準備万端。デイナが契約を送ってさえくれれば受け取るよ」

【セミメインイベント】
<ウェルター級マッチ 5分3ラウンド>
○カーロス・コンディット
判定3-0(30-27、30-27、30-27)
●マット・ブラウン

カーロス・コンディット
「いい気分だ。やっとマットと試合ができてワクワクした。ケージの中で彼と対峙したのは特に最高だったね。首の後ろが毛羽立っている感じ。本当に興奮したし、軍配が上がってものすごくうれしい。もう少し応戦になるかと思っていたのに、グラップリングっぽくなったけど、そういう方がいいと思っているから、試合の流れは悪くない。自分のことはわりとハイレベルなグラップラーだと思っているし、時間をかけてじっくりとね。テイクダウンを仕掛けられそうになってチャンスがあったんだけど、トップのプレッシャーがあまり重くなくて動けたから、それでいろいろといい感じに運べたと思っている」

【メインカード】
<ウェルター級マッチ 5分3ラウンド>
○リー・ジンリャン
1ラウンド(4分25秒)KO
●サンチアゴ・ポンジニッビオ

リー・ジンリャン
「第1ラウンドで自分がノックアウトするか、サンチアゴが自分をノックアウトするかだと本気で思っていた。なんせ相手はあれほどパワフルなファイターだからね。自分のスキルセットを見せる意味では3ラウンドすべてを戦いたかったのが正直なところだけど、気分は最高。サンチアゴは本当にアグレッシブで、すごいファイターだし、彼に対応できるように備えてきた。試合が始まってすぐにコーチが向こうのレベルに合わせていけと、下がるなと言ってくれた。今はとにかく家に帰って、自分が無事だってことを家族に伝えたい。家族はそこを一番心配してくれているからね。とりあえず家に帰ってゆっくりできることを楽しみにしている」

<ミドル級マッチ 5分3ラウンド>
○アレッシオ・ディ・キリコ
1ラウンド(2分12秒)KO
●ホアキン・バックリー

アレッシオ・ディ・キリコ
「何度も言って申し訳ないけど、対戦相手のいないインタビューはしない。勝者だけがインタビューを受けるというのは好きじゃないんだ。俺自身、3敗しているからね。いいことだとも思っていない。こういうのは好きじゃない」

<ミドル級マッチ 5分3ラウンド>
○プナヘレ・ソリアーノ
1ラウンド(4分48秒)TKO
●ドゥスコ・トドロビッチ

プナヘレ・ソリアーノ
「最高の気分だ。観客を迎えられてうれしかった。力を与えてくれるし、特に、勝ったあとはね。自分をコントロールできず、叫び続けてしまった。観客が見えて、コメンテーターたちも見えて、そういうのがすべて力になる。試合はいつも意識がなくなる感じで、何が起きたのかまったく分からない。自分の体を信じているし、自分の才能も信じているから、それに乗っかろうとしているんだ。緊張した。心臓がスピーカーみたいだった。立っているだけでバクバクしているのが聞こえてきたんだ。痛いくらいで、胸の横に痛みがあるように感じたけど、それでも戦うしかなかった。ケージのドアが閉まった途端に、何があってもベストを尽くすんだって思っていたからね」


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