「アレクサ豹変シスターアビゲイル葬アスカ」トリ待遇!グタグタRAW非常ベル!?

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 米国1月の第3週月曜はマーティン・ルーサー・キング牧師の祝日なので、毎年WWEはトリビュート・ビデオから始めている。但し、同じものの使いまわしではなく、ちゃんと毎回違う編集にしているところは感心するしかない。まして今年は、ますます分断社会の解消が叫ばれている最中である。もっとも今は、黒人問題よりも、真プロレスラーであるトランプ大統領の「選挙に不正があった」との根拠なき”地獄のアングル”広報をいかに大勢が頑なに信じ込んでしまい、議会襲撃の悲劇に繋がったかであり、すでにマーティン・ルーサー・キングの勇気を考えることは、もはや人種間問題ではなくなっている。


 番組は先週のおさらいから。ねずみ色のマスクをかぶったランディ・オートンの長いモノローグからで、鼻が赤く焼きただれたメイクにはしてるんだが、ややくどい、しつこいと思われるのだが・・・。


 それで結局、やはりリック・フレアーとレイシー・エバンスが恋仲で、仲良く一緒に会場入りって・・・世の中色んなアングルあるけど、トランプのような信者が強固になるプロレス劇場なら使い方のお勉強にはなりますが。


 RETRIBUTIONのMace(ディオ・マディン)はゼイビア・ウッズとシングル戦でサイドスラムで勝利。親分ムスタファ・アリは顎の負傷で欠場中のコフィ・キングストンに嫌味の回復祈願。


 2時間目の冒頭がアレクサの遊び場コーナーであり、アスカが日本語混じりにドギマギするんだが・・・。


 シェイナ・ベイズラーvs.マンディ・ローズは例によって切り札クラッチなんだが、当然にディナ・ブルックが介入してはいた。ナイア・ジャックスとシェイナは仲が悪いままだが、「だからなんなんだ。アスカとシャーロットも仲が良いわけではない」とタッグ王座挑戦をアピール。


 唯一、まともな試合になったリコシェがAJスタイルズのスタイルズ・クラッシュに沈むカードに救われることになる。


 ミズ&ジョン・モリソンのコント・セグメントは・・・以下に続く。
 ちなみにドリュー・マッキンタイアはコロナからの回復、力が漲っているとビデオ出演していたが、トランプも同じことを言っていた通り、ステロイド投与のようだ。はい、現在のコロナ期はWWE薬物テストできません。


 (マット・)リドルにルチャハウスパーティ(グラン・メタリック&リンセ・ドラド)と、ハートビジネス軍(ボビー・ラシュリー&シェルトン・ベンジャミン&セドリック・アレキサンダー)は、またもラシュリーのハートロック(フルネルソン)が決まる。はい、NXTのダスティ杯のことはRAWではなかったことにします。皆さん忘れて下さい。


 ジェフ・ハーディvs.ジャクソン・ライカーは、アライアスが「なにもするな」と言ったじゃないかという、先週と同じコントの焼き直し。

 アライアスのちょっかいが反則で、記録上はジェフ勝利だが、誰も覚えてないという以前に、チャンネル変えられていたセグメントかも。


 番組トリのアスカvs.アレクサ・ブリスは普通に試合始まって、例によって途中でアレクサが豹変するという、がばいじいちゃんの映像見たシナリオ班がパクったんじゃないかと思う。

■ WWE RAW
日時:1月18日(現地時間)
会場:米フロリダ州セント・ピーターズバーグ サンダードーム(トロピカーナ・フィールド)

◆“女王”シャーロットが父リック&レイシーの妨害を跳ねのけてペイトンに勝利

 “女王”ことWWE女子タッグ王者シャーロット・フレアーがペイトン・ロイスとシングル戦で激突した。試合前に父リック・フレアーとレイシー・エバンスがいちゃつきながら観戦を予告する中、ペイトンが入場するシャーロットを襲撃して試合が始まった。この攻撃に怒ったシャーロットがショルダータックルやチョップ連打で攻め込むと、試合途中には予告通り父リックとリックのローブを着たレイシーがステージに現れてシャーロットを妨害。しかし、シャーロットはペイトンの不意打ち攻撃を辛うじてカウント2で凌ぐと「カモーン、レイシー」と挑発しながら最後は必殺のフィギュア・エイトでペイトンを捕まえてタップ勝ちを収めた。試合後、シャーロットは「レイシーは父を利用している。彼女は父のローブを着ていたけど、私の王冠を身に着けたことはないわ」とレイシーを侮辱した。

◆“Mr. MITB”ミズがWWE王座戦でのキャッシュインを宣言

 “Mr. MITB”ザ・ミズ&ジョン・モリソンが「ザ・ダートシート」のゲストとして偽物のゴールドバーグとドリュー・マッキンタイアを対峙させて、来たるPPV「ロイヤルランブル」でのWWE王座戦でMITBブリーフケースをキャッシュインすると宣言した。ミズ&モリソンがリングに登場すると「ザ・ダートシート」のゲストとしてゴールドバーグを呼び込んだが、登場したのは貧相な物真似芸人ギルバーグ。さらに偽物のマッキンタイア(俳優のデビッド・クラムホルツ)も現れると偽物ながらPPV「ロイヤルランブル」でWWE王座をかけて激突する2人が対峙することになった。ミズは「ゴールドバーグは負けると思うか? マッキンタイアも負けるのか? どうやったら1試合で2人の敗者が出るんだ?」と王座戦に関して質問すると、モリソンが「ミズがキャッシュインするからだ」と答え、さらにミズは「お前たちは未来のWWE王者を見ているんだ。次は俺だ」とカメラ目線でMITBブリーフケースを見せつけた。マッキンタイア対ゴールドバーグのWWE王座戦が行われるPPV「ロイヤルランブル」は日本時間2月1日にWWEネットワークで配信される。

◆ “黒い小悪魔”アレクサがロウ女子王者アスカをシスター・アビゲイル葬

 RAW女子王者&WWE女子タッグ王者アスカが “フィーンド”ブレイ・ワイアットに洗脳されたままの“小悪魔”アレクサ・ブリスと「アレクサズ・プレイグラウンド」で対峙した。アレクサはブランコに乗りながらゲストのアスカの前でロイヤルランブル戦出場を発表すると「アスカはRAW女子王者だから、レッスルマニアで対戦するかもね」と2人の王座戦に言及。一方のアスカは不気味なアレクサに戸惑いながらも「とても光栄。あなたのファンなのよ」と言いながらブレイ・ワイアットのセリフを真似したり、ダンスを踊って気まずい空気を変えようとしたが、これにアレクサは「もう十分よ。止めて」と怒ったと思えばすぐに「こんなはずじゃなかった」と落ち込んで感情の起伏を露わにした。続けてアスカが「フィーンドはまだここにいるよ」とランディ・オートンに火葬されたフィーンドに触れて慰めたが、アレクサは「彼の名前を口にするな」と怒りながらも、まるで幽霊でもいるかのように独りでに動き出した木馬に手を振って微笑んだ。

 さらにメイン戦ではアスカとアレクサが対戦するとアスカがバックハンドブローからヒザ攻撃、シャイニング・ウィザードと連続攻撃で攻め込んだが、試合途中に突然会場が暗転。すると暗闇から黒い衣装、黒い口紅をした“黒い小悪魔”アレクサが登場した。アレクサは攻撃をよけながら静かにアスカを見つめると、コーナーではフィーンドのように反転してアスカを威嚇。アスカはアレクサのマンディブル・クローを回避するとバックハンドブローやハイキックを決めたが、最後はアレクサがシスター・アビゲイルをアスカに叩き込んで3カウント。

 RAW女子王者からピンフォールを奪取したアレクサは元の姿に突如戻るとフィーンドが憑依しているかのように「レット・ミー・イン(中に入れろ)」と叫んだ。アレクサが出場する女子ロイヤルランブル戦が行われるPPV「ロイヤルランブル」は日本時間2月1日にWWEネットワークで配信される。


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