(C)TNA
12月8日（現地時間・放送日）に『Impact Wrestling』が放送された。
今回の放送では放送前から告知されていた通り、現AWE世界王者であるケニー・オメガがインパクト・レスリングに登場した。インパクト・レスリングの副社長ドン･キャリスが2020年12月2日放送のAEWダイナマイトでゲスト解説を行ったが、その放送回でケニー・オメガがAWE世界王座を奪った後、オメガとキャリスが手を組んでいた事が発覚、その真相を2020年12月8日放送のインパクト・レスリングで発表すると捨て台詞を吐いて会場を後にしていた。
そして宣言通り、会場に到着したオメガとキャリスは会見のセグメントで番組に出演。しかしインタビュー直前に現インパクト世界王者のリッチ・スワンが会おうとすると門前払いにして厳重な体制の中、インタビュアーのジョシュ・マシューズを交えてインタビューが開始された。まずキャリスはAEW世界王座のベルトのネームプレートの変更（前王者モクスリーからオメガに変える）を行った。そしてAEW王座をオメガが奪ったのは遥か昔からの計画であったと主張。更にキャリスは自分は27年前からオメガとの付き合いがあり、ずっと繋がっており、家族の様な存在であり、常にオメガの活躍を支えてきたと説明。そしてオメガはかつては漫画のコレクターであり、今はベルトのコレクター。世界中の王座を奪った（現在はAEWとAAAの王者で二冠王、過去にIWGP王者にもなっている）ので今度はインパクト世界王座も奪うかもしれないと示唆した。更にオメガは2020年12月9日のAEWで重大発表を行うと語り、セグメントは終了した。
メインイベントでは、遂にリッチ・スワンの保持するインパクト世界王座への挑戦が正式に決定（次回PPV大会ファイナルレゾリューション2020）したクリス・ベイが同じくスワンを狙う現TNA世界ヘビー級王者ムースと組んで、スワン、ウィリー・マックと対戦。ムースは団体に二つの最高峰王座（現在はインパクト世界王座とTNA世界ヘビー級王座が並立している）はおかしいので統一しようとしており、現王者のスワンを狙っているが、まずはベイと組んでスワンを潰すことを考えているようだ。試合は、黒人四人が激しくやり合う肉弾戦となるが、最後はムースが必殺のスピアーをマックに決め、その後殴り続け、グロッキーになったマックをベイがフォールしてヒール軍が勝利。前哨戦ではベイがスワンに勝った形となった。
さらに現在、元全日本プロレス三冠王者であるジョー・ドーリングを連れて暴れまわっているエリック・ヤングはシングルマッチでコーディ・ディーナーとシングルマッチで激突。必殺のパイルドライバーで勝利するも試合後、ドーリングと共にディーナーズに制裁。そこに元ECWレジェンドのライノが乗り込んできてドーリングに襲い掛かったのだった。どうやらドーリングがインパクトレスリング復帰で最初に抗争するのはライノになりそうだ。
そしてローズマリーとの公開結婚式で銃撃されたジョニー・E・ブラボーだが、その犯人はローズマリーに片思いしていたラリーDだった事がほぼ明らかになった。ラリーDはこの事件を調べていたトミー・ドリーマーにシングルマッチを要求（ブラボーはレフェリーなのでレスラーであるドリーマーと対戦になる）。もじ自分が勝てば無罪放免にしてくれと主張し、それが受け入れられたので、この両者の因縁対決も次回PPV大会で実現する。
■ Impact Wrestling
日時：2020年12月8日（現地時間・放送日）
場所：アメリカ合衆国会場非公開
＜タッグマッチ＞
○クリス・ベイ、ムース
ピンフォール
●リッチ・スワン、ウィリー・マック
＜ノックアウト王座決定トーナメント準決勝＞
○タヤ・ヴァルキリー、ローズマリー
ピンフォール
●ディオナ・パラッツォ、キンバー・リー
＜シングルマッチ＞
○エリック・ヤング
ピンフォール
●コーディ・ディーナー
＜シングルマッチ＞
○ブライアン・マイヤーズ
ピンフォール
●TJP
＜シングルマッチ＞
○クリス・セイビン
ピンフォール
●ジョシュ・アレキサンダー
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