UFCファイトナイト・ラスベガス16:Jハーマンソンとの激闘を制し、Mヴェットーリが勝利

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 日本時間12月6日(日)、アメリカ・ネバダ州ラスベガスのUFC APEXを舞台にUFCファイトナイト・ラスベガス16が開催され、メインイベントで実現したジャック・ハーマンソンとマービン・ヴェットーリのミドル級マッチはフルラウンドにもつれ込む激闘の末、ヴェットーリがユナニマス判定で勝利を手に入れた。セミメインイベントで行われたオヴィンス・サン・プルーとジャマール・ヒルのライトヘビー級マッチは、2ラウンドにヒルがサン・プルーをノックアウトして勝ち星を手に入れている。

■ UFCファイトナイト・ラスベガス16:ハーマンソン vs. ヴェットーリ
日時:現地時間2020年12月5日(土)、日本時間6日(日)
会場:アメリカ・ネバダ州ラスベガス/UFC APEX

【メインイベント】
<ミドル級マッチ 5分5ラウンド>
○マービン・ヴェットーリ
 判定3-0(46-49、46-49、45-49)
●ジャック・ハーマンソン

マービン・ヴェットーリ
「正直に言うと、あまりうれしくはない。ものすごくいい仕事ができたとは思っていないから。もっとうまくやれた気がしている。ただ、この人が本当にタフなんだ! 第1ラウンドでダウンを取って、フィニッシュできると持ったのに、巻き返してきやがったし、彼のグラウンドゲームは本当に堅実。途中で“この人は疲れたりしないのか!?”と思ったけど、疲れ知らずだったね。今日は俺の方がかなりいけていたし、すごい試合だったと思う。今日でかなり成長できたし、勝てたことはとても満足している。第3ラウンドはかなり疲れたし、第4ラウンドも第5ラウンドもディープにいって、ボクシングのバトルを繰り広げられた。あれがやりたかったんだ。自分にアドバンテージがあることは分かっていたし、向こうのテイクダウンは止められたけど、この人はものすごくタフ! 予想はしていたけどね。ランキング4位だけある。うん。これで俺だってその仲間入りさ! またすぐに良い試合を組んでくれよな! まだ争いにからめていないから。勝利できたことは本当にうれしいし、俺を信じてくれているイタリアのみんなに捧げるよ。苦しんでいるイタリアのみんなに。俺にとってはとても重要なこと。ボハシーニャ(パウロ・コスタ)やろうぜ! すげえ試合を見せてやろう! やってやろうじゃん!」

【セミメインイベント】
<ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド>
○ジャマール・ヒル
 2ラウンド(3分37秒)TKO
●オヴィンス・サン・プルー

ジャマール・ヒル
「2021年もこのままの勢いでいきたい。こういう人たちと戦い続けたいし、そういう試合を用意してほしい。そうすれば、俺は自分らしく戦って圧倒し続けてみせる。ライオンが犬小屋に入ったらどうなるかを見せてやったのさ。ライオンが老いぼれた犬をぶちのめしているところだ。計算しないといけないことは分かっていたし、すべてにおいて慎重にいく必要があったのも分かっている。実際にそうできたとも思っているけど、もちろん、成長できるところはいろいろとある。それでも、ほとんどは調子が良かったし、やりたいようにやれた。今回の試合で俺のヤバさは伝わったはず。注目すべき存在だ。これはゲームじゃない。ただおしゃべりしているつもりはないし、ビッグマウスでもない。真剣にやっている。俺は自分の言葉にウソはつかない。自分の発した言葉はすべて信じているし、チームも100%俺の味方でいてくれる」

【メインカード】
<ライト級マッチ 5分3ラウンド>
○ガブリエル・ベニテス vs.
 1ラウンド(4分06秒)
●ジャスティン・ジェインズ

ガブリエル・ベニテス
「あいつはケンカ屋だ。とんでもないパンチを打ってくるし、ああいうやつと戦うときは、向こうがパンチを打てば体がオープンになったままだから、そこにスキを見いだせる。今日は初めてボクシングコーチがいない状態で戦ったから悲しい。今年亡くなったんだ。だから本当に悲しい。会いたくてたまらない。でも、この勝利は彼のため。カルバハルは俺の手の中で行きている。とにかく仕事をしようと思ったし、必死にがんばった。みんなが見たいと思うものを見せようとしたんだ。みんなはショーを見たいと思っているからね。俺はそういうファイターになりたい。すぐにでも戦いたい。準備はできている」

<ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド>
○ロマン・ドリーゼ
 判定2-1(29-28、30-27、28-29)
●ジョン・アラン

ロマン・ドリーゼ
「楽な試合だろうと思っていたのに、あいつは本当にタフなやつだ。第1ラウンドで足を狙ってかなりがっつりいったんだけど、彼はとても強くて、マインドも手強かった。次はもっと練習して成長する。もちろん、ミスはあったから、そこは取り組んでいく。俺たちグルジア人にとっては本当に重要なこと。みんながサポートしてくれているし、それを感じてもいる。彼らをハッピーにさせることが俺にとっては重要なんだ」

<ライト級マッチ 5分3ラウンド>
○ジョーダン・レビット
 1ラウンド(0分22秒)KO
●マット・ワイマン

ジョーダン・レビット
「ヤバかった! これまで試合で誰かを気絶させたことは一度もなくて、これが初めて。正直、ちょっと拍子抜けしている。これを10年も待っていたのに、こんなにもあっという間に終わってしまうなんて。でも、もちろんとてもうれしい。ボーナスをもらえるといいな。ワクワクするぜ! 絶対に負けたくない。敗北すれば給料だって少ないし、そうなると俺や家族にしてみれば安定性に欠けるから、絶対に負けられない気持ちでやってきたけど、相手を痛めつけたいと思ったことは一度もないし、ぶちのめしてやろうとか、生命を脅かすようなことをしたいと思ったことは一度だってないから、とても複雑な気持ちだ。14歳とか15歳くらいの頃からマットを目指してきた。彼が使っていた戦略の多くは10年も先取りしているようなものばかりだったから、彼に勝てたことは本当にうれしいし、彼が素早く回復して元気になってくれることを願っている」