WWEがランディ”マッチョマン”サベージの殿堂入り発表

 本日放送のRAWにてマッチョマンことランディ・サベージのWWE殿堂入りが正式に発表された。以下、WWE公式ページより

 2015年WWE殿堂式典は、レッスルマニア31開催日前日にカリフォルニア州サンノゼのサップセンターで行われる。
 サベージは2015年にWWE殿堂へ迎えられるレジェンドの最初の1人となった。サベージの長年の親友で、ライバルでもあったWWE殿堂者ハルク・ホーガンがインダクター役をつとめる。

 サベージの殿堂入りについては、昨年、ストーンコールド・スティーブ・オースチンがWWE会長ビンス・マクマホンをゲストに迎えて公開ポッドキャスト放送を行った際に、マクマホン会長が触れて以降、急速に噂が広まっていた。

 1980年代のWWEでハルク・ホーガンが社会現象を起こすほどの人気を博した際、ホーガンと共に闘い、そして頂点を争ったスーパースターがサベージだった。「ハルカマニア」に勝るとも劣らない派手な衣装で闘うサベージのスタイルは、後続のスーパースターに多大な影響を与え、トレードマーク的な技として用いたコーナー最上段からのダイビング・エルボーは、現在のWWEでも多くのスーパースターがここ一番の見せ場で使っている。

 スポーツ・エンターテインメント界のレジェンド、アンジェロ・ポッフォの息子であるサベージの、“マッチョマン”のニックネームは彼の野球選手時代につけられたものだという。
 野球界からスポーツ・エンターテインメント界への転向を果たした彼が、マクマホン会長に見出されるまでに時間はかからなかった。
 WWE入団からほどなくして第1回レッスルマニア出場を果たしたサベージは、その後も美女ミス・エリザベスを従えながら闘い、多くのファン人気を獲得。レッスルマニア3ではリッキー・スティムボートと歴史的名勝負を残し、翌年ではWWE王座を獲得する活躍を見せた。

 1988年にはハルク・ホーガンとメガ・パワーズを結成、タッグ部門に一大旋風を巻き起こした。しかし後にエリザベスを巡って両者は関係が悪化、レッスルマニア5のメイン戦では、WWE史に残るホーガンとの遺恨対決で激突した。
 さらにアルティメット・ウォリアーやリック・フレアーら超大物たちとレッスルマニアを舞台に渡り合ったサベージは、1990年代にはWCWへ移籍して活躍。ダイヤモンド・ダラス・ペイジやNBAの超大物デニス・ロッドマンらと激しい抗争を繰り広げた。

110602hyoushi.jpg その後、徐々に業界での露出を控えていったサベージは、私生活を楽しんでいたが、2011年に突然の不慮の死去を向かえ、世界中のスポーツ・エンターテインメント・ファンを悲しませた。
 しかし、今回WWE殿堂へ迎えられたことで、サベージは永遠不滅の存在としてスポーツ・エンターテインメント界の中で生き続けるだろう。

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