RAWマット・リドル選抜他サバイバーシリーズ予選チーム内紛+次週王座戦

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 ミズ家のリアリティー番組がUSAネットワークでRAW終了後に放送とのことで。まぁ、どっちみちドリュー・マッキンタイアvs.ランディ・オートンの抗争が相変わらずの軸なのだが、トリ予告としてニューデイが来ようが・・・やはりRKOである。WWE王者ランディ・オートンがMr. MITBミズ、さらにジョン・モリソンとタッグを組んで、因縁のドリュー・マッキンタイア&ニューデイと6人タッグ戦で激突すると発表された。


 アライアスがストラトキャスターでイントロを弾きだすと、ご都合主義で「サバイバーシリーズ予選セカンドチャンス」なるお題目の3way戦に。マット・リドル、ジェフ・ハーディが出てきて、ここは(トップ画像の)ブロデリックが決まりRAW選抜の5人が確定するも、バックステージではシェイマスが「リドルなんか認めてない」とやる。これはロッカールームのリアル反映なのだろうか。


 女子の方もギクシャクしたままで、ナイア・ジャックスがラナを実況席ガシャンにするのはすでに7回やってるとの映像も挿入されたあと、シェイナ・ベイズラーvs.ラナのシングル戦は一方的なスクワッシュマッチに。


 男子に戻っても、ますます迷走というか、選ばれた5名からブラウン・ストローマン&シェイマスに、2試合目になるマット・リドル&キース・リー組がタッグ戦で、レフェリーがAJスタイルズって・・・。

 勝手にキャプテンを自称するAJに、4人がそれぞれ誤爆という形で叩くという隠し味はあったが、ケツはシェイマスがブローグキックを決めるも、そのドサクサでリドルがシェイマスを丸め込むという、いつものWWE流でした。まぁリドル勝利ということで許してやって下さい。

 ボビー・ラシュリーとタイタス・オニールのUS王座戦とか、24/7王座のコントは余りにアホらしいので取り上げません!


 アスカvs.ナイア・ジャックスは目玉の一つ扱いだったんだが・・・以下に詳細。


 試合としてまともだったのはムスタファ・アリvs.リコシェということになる。

 ただ、RETRIBUTION軍とリコシェ一人だから、またタップアウトになるんだが、アリの複合技コジ・クラッチは入りが本家のコジMAXホールドより俊敏だしクールだ。なんとかこのカードで持ち直したRAWなのだった。


 番組最後が6人タッグであり、例によってジョン・モリソンが受け役なのであった。

■ WWE RAW
日時:11月9日(現地時間)
会場:米フロリダ州オーランド サンダードーム(アムウェイ・センター)

◆“女帝”アスカが“大女”ナイアとの一騎打ちで反則勝ち

 RAW女子王者アスカが“大女”ナイア・ジャックス(with シェイナ・ベイズラー)とシングル戦で激突するも、シェイナの乱入で反則裁定となった。試合前、ナイアが「私がチームリーダーよ」と意気込むとPPV「サバイバー・シリーズ」の女子チームRAWメンバーのマンディ・ローズ、デイナ・ブルック、ラナが場外で見守る中で試合がスタート。序盤、アスカはオクトパスホールドや飛び付きアーム・バーで攻め込むと、ナイアもアスカをバリケードに叩きつけて反撃した。さらにナイアがスープレックスやパワーボムを放てば、アスカも裏拳やヒップアタックを決めて互角の攻防を展開するもアスカがアスカロックでナイアを捕まえると、たまらずセコンドのシェイナが乱入して試合は反則裁定に。

 試合後には対立する女子チーム内の乱闘に発展すると、ナイア&シェイナがマンディ&デイナを蹴散らし、最後はナイアがお決まりのように残ったラナをサモアン・ドロップで解説席に叩きつけて(8回目!)「お前はチームを辞めろ」と言い放った。アスカ対サーシャ・バンクスの王座対決、ブランド対抗女子5対5エリミネーション戦が行われるPPV「サバイバー・シリーズ」は日本時間11月23日にWWEネットワークで配信される。

◆“忍者”戸澤陽がRトゥルースから王座奪還も束の間天下

 “忍者”戸澤陽が24/7王座7ウェイ戦に出場してRトゥルースから王座奪還に成功するも、試合後にエリックに丸め込まれて一瞬で王座から陥落した。戸澤がドリュー・グラック、タッカー、グラン・メタリック、リンセ・ドラド、エリックと共に24/7王者Rトゥルースに挑むと、いきなり戸澤以外の5人がトゥルースを取り囲んで集中攻撃。すると戸澤は何とか逃げ出したトゥルースに狙いすましたスピンキックを叩き込むとそのまま丸め込んで王座奪還に成功した。

 ベルトを掲げて喜ぶ戸澤だったが、試合直後に戸澤はエリックに丸め込まれてすぐに王座から陥落すると、その後もグラック、タッカー、メタリック、ドラドと次々と王座が移動して参加した全員が一度はベルトを巻くスキットに。アイバーがケガで長期欠場中のエリックが久しぶりに画面に顔見世とか、コンビ解消のタッカーもいたんだがお笑い要員扱いに。最後はトゥルースがアティテュード・アジャストメントでドラドから王座を奪還してその場から逃げ去った。

◆オートンが6人タッグ戦で交代拒否してマッキンタイアと睨み合い

 オープニングのミズTVでオートンとミズ&モリソンがMITBブリーフケースを巡り舌戦を展開するも、現れたニューデイ&マッキンタイアをブリーフケース攻撃やRKOで蹴散らして共闘した。

 トリの試合前に次週のRAWでオートン対マッキンタイアのWWE王座戦が決定すると、これに不満を爆発させたオートンはメイン戦となった6人タッグ戦でミズ&モリソンとの交代を拒否する。それでも数的不利な状況でミズ&モリソンが奮闘したが、終盤にはマッキンタイアがネックブリーカーやフューチャーショックDDTでモリソンを沈めるとコーナーに投げ飛ばしてオートンに交代を迫った。しかし、これも拒否したオートンはそのままリングを後にして花道から高みの見物をすると、マッキンタイアはミズ&モリソンをダブル・スープレックスで投げ飛ばして最後はクレイモアでモリソンに止めを刺して勝負あり。試合後、勝ち誇るマッキンタイアは花道のオートンと睨み合って火花を散らした。


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