カイリー・レイの引退宣言、SキャラハンとEエドワーズ抗争激化!Impact Wrestling

(C)TNA

 11月3日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
 今回の放送のメインでは遂に悲願のインパクト世界王者になったリッチ・スワンが、エディー・エドワーズと組んで、前王者エリック・ヤング、そしてエドワーズと抗争中のサミ・キャラハンとタッグ戦を行った。タッグ戦とはいえ、それぞれ因縁のある相手との対戦となったので、絶対に負けられない対戦となった。試合は四人が入り乱れて白熱する試合展開となったが、やはり最後にはキャラハンの盟友、ケン・シャムロックが試合に介入。スワンを襲い戦闘不能に追いやり、怒ったエドワーズが気を取られている間にキャラハンがエドワーズを捕えて必殺のパイルドライバーでフォール勝ち。ヒール三人衆が勝利となってしまった。


 2020年10月27日放送回の最後にローズマリーと公開結婚式を行っていたジョンE.ブラボーが撃たれる事件が起こったが、これを受けてコミッショナーのスコット・ダモールと現場にいたトミー・ドリーマーが事件について相談した。現在、ブラボーは病院に運ばれ一命は取り留めたとのことで、容疑者はあの場にいた全員であるということだ。その後、ドリーマーは容疑者をローズマリー、タヤ、ジェームズ・ミッチェル、ジョニー・スウィンガー、ラリー・D、ヘルナンデス、ファラー・バー、ハボック、コーディ・ディーナー、そしてレフェリーの十人に絞った。今後、この中から犯人をあぶり出していくことになるだろう。

 それに続いて女子王座であるノックアウツ王座戦が行われ、新王者シュー・ヤンがディオナ・プラゾの挑戦を受けた。試合はヤンが反則勝ちで王座防衛を果たしている。なお、カイリー・レイが引退を発表した。本来はディオナ・プラゾの王座戦に『Bound for Glory』で挑戦予定だったものの、当日になってNo Show(ドタキャン)だった本人から、プロレスラー引退という衝撃の報告があった。
▼精神不安定からの大会ドタキャン!SNSいじめとカイリー・レイの引退

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 当初はケガしただの、恐らくコロナだろうとの報道もあったが、どうやらSNSでの批判で精神不安定になっての健康上の理由とのこと。シカゴ出身、2018年7月にスターダム参戦で初来日。当時はポケモン大好きレスラーと煽られたがアメリカではインディーで活躍。2019年のAEW発足に伴い女子部門も目玉扱いでCody副社長が大きな期待を寄せて、旗揚げ戦となる5・25AEWの『Double or Nothing』ラスベガス大会にも出場。しかし、AEWでも精神不安定からのドタキャンがあり、自ら退団を申し入れた過去がある。但し、Impact Wrestlingが獲得を発表、笑顔スマイリーのキャラで活躍して、実人生では友人でもあるディオナ・プラゾを負かして戴冠予定だったとされている。SNSでの誹謗中傷にうつ病兆候だったとされるが、現地入りしていたのに連絡ないまま会場に来ないのでは急遽のカード変更も止むを得ない措置だった。

■ Impact Wrestling
日時:2020年11月3日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ合衆国会場非公開

<タッグマッチ>
○サミ・キャラハン、エリック・ヤング
 ピンフォール
●エディ・エドワーズ、リッチ・スワン

<シングルマッチ>
○ジョニー・スウィンガー
 ピンフォール
●コーディ・ディーナー

<シングルマッチ>
○ドグ・ギャローズ
 ピンフォール
●イーサン・ペイジ

<シングルマッチ>
○クリス・ベイ
 ピンフォール
●トレイ・ミゲル

<ノックアウツ王座タイトルマッチ>
○シュー・ヤン(王者)
 反則
●ディオナ・プラゾ(挑戦者)


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