Dynamite1周年AEW王座防衛MOXランス・アーチャー!Codyオレンジ・キャシディTNT戦時間切れ

(c) AEW

■ AEW Dynamite Anniversary show
日時:10月14日(現地時間)
会場:米フロリダ州ジャクソンビル デイリーズ・プレイス


 毎週のTV番組としてのAEW Dynamiteが始まってちょうど1周年。ある意味では順調に運営がなされ、いきなり世界で二番目規模の団体になっただけでなく、WWEの牙城を脅かせているのはご存じの通り。今回はアニバーサリー大会と銘打って王座戦をずらりと並べることになった。


 試合はFTRのタッグ王座にベストフレンズの挑戦から。この4戦士だからソリッドな展開に。ここは普通にFTRがベルトで殴ってフォールするヒールの常とう手段で防衛に。

 途中にはリングサイドに設置されたゲームセンターのビデオゲームに高じていたキップ・セイビアンが、機械ごと場外乱闘の際に壊されて怒るというアクセントも挿入。


 そのまま試合は、キップとペネロピー・フォード結婚式のTHE BEST MAN付き添い人を自称するミロ(元ルセフ)が組んで、jobberを片付ける試合も。ラクダ固めはミロがやるとアコレードと呼ばれている。


 しゃべりの天才MJFのセグメントは、事前の煽りでは”重大発表”ということだったが、やはりクリス・ジェリコ先生を呼び込み「インナーサークル入りしたい」と。一応は「ステーキ・デイナーで話し合おう」ということで続きは来週に。


 TNT王座戦に出てきたCodyは、やはり元の金髪に。どうやら黒髪は不評だったようで(笑)。オレンジ・キャシディ戦なんだが、ギミック的に短い試合の印象があるオレンジ君が、結構長い試合をやりだして・・・。

 あれよあれよの時間切れ引き分けに。これは予想してなかったんで、最初によくある”Television Time Limit”とリングアナ言ったのかどうか、注意払ってなかったんで聞き逃したんだが20分くらいやっていたような。ちょっとビックリなのだった。ということで2週間後に再戦なのだそうだ。あと、客席でじっと見ていたダービー・アレンが11・7『FULL GEAR』PPV大会でのTNT王座挑戦も発表されている。


 第1試合でタッグ王座防衛のFTRに、全タッグチームからガラガラ回して4組選び、4way戦をやるというのは、これはまぁWWEの以前やっていた手品というか、最初から決まってるんだけど・・・(笑)。呼ばれた順番はプライベートパーティ、ダークオーダーの手下組、ブッチャー&ブレイド、最後がヤングバックスに。

 お約束でヤングバックスがダブル・スーパーキックやるんだが、もしニックとマットが勝利したら、FTRとはヒール同士の対決となるんだが・・・。


 セミはAEW女子王座戦で志田光にビッグ・スウォール挑戦なんだが、両者がスクっと起き上がるspotで志田がうまくいかない辺りから、どうも噛み合ってないというかスイングしておらず、わかる人には両者ミスを重ねてしまっているのが見えたかも。もちろん魂のスリーカウントで王座防衛とはなるんだが、課題の残るカードになってしまった。


 トリがジョン・モクスリーのAEW王座防衛戦。相手は実況でも”東京ドーム”の激闘が強調されるランス・アーチャーである。コロナで延期になっていたカードなのだが、そもそも番組中2度、すでにバックステージで闘いが始まっているというか、お互いを痛めあう内容はイス、テーブル、ゴミ箱と凶器も使われて今回も激しいものに。

 中継が押していたのか、そもそも2度もバックステージでの戦いがあったから予定通りなのか、そんなに長い尺ではない。最後は逆転の十字架固めでフォールをとってMOXの防衛。ただ、ひねってはあってレフェリーのピンに文句つけながらもアーチャーが消えると、しゃべりの上手いエディ・キングストンが出てきて「お前とはフィラデルフィア以来のトモダチで・・・」と手をあげるんだが、結局は裏切ってMOXを締め上げる絵がエンディングだった。


※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼キャピタル・レスリングセンター披露NXTテイクオーバー/G1最高峰戦

[ファイトクラブ]キャピタル・レスリングセンター披露NXTテイクオーバー/G1最高峰戦

※500円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’20年10月22日号新日G1佳境 WWEドラフト 1周年AEW 田村潔司GLEAT 大仁田厚 6時間RISE