藤田和之と初対決した秋山準「点じゃないことは確かだな」 2001年ゼロワン旗揚げ戦での因縁がGLEAT(グレイト)プレ旗揚げ戦に飛び火

 15日、リデットエンターテインメントがプロレス新団体「GLEAT(グレイト)」のプレ旗揚げ戦「GLEAT Ver.0」を後楽園ホールにて開催した。

 UWFスタイルの再興が謳われた大会だが、現段階では純プロレスとの競い合いの中でのトライアルとなる。大会での最終試合は純プロレスとしての8人タッグマッチがラインナップされた。ノアを主戦場とする選手が揃いつつ、現DDTの秋山準、大日本プロレスの関本大介が加わる。団体の枠を超えて屈強な男たちが集い、ド迫力ファイトが展開された。

 杉浦貴にエクスプロイダーを狙う秋山を関本がジャーマンで投げる変型眉山がハイライト。声援禁止の会場でも思わずどよめきが漏れる。試合はノアでの敗戦がある谷口周平が藤田和之にリベンジを果たすべくグラウンド状態の藤田への顔面蹴りを連発。これが藤田の怒りに火をつけ、逆に顔面蹴りを繰り返し食らった谷口がパワーボムで息の根を止められてしまった。

 初対決となる藤田と肌を合わせた秋山は、今後の対戦について「点になるか線になるかどうなるか・・・ただ点じゃないことは確かだな」と含みを持たせた。両者には2001年3月のZERO-ONE旗揚げ戦・両国大会メイン試合後の乱闘で一触即発となった因縁もあり、20年近くの時を経てプレ旗揚げ戦に飛び火した格好となっている。

 
■ GLEAT Ver.0
日時:10月15日(木)19:00
会場:東京・後楽園ホール 観衆612人(主催者発表)

<第1試合/【GLEATシングルマッチ】>
●NOSAWA論外
  7分00秒 片エビ固め
〇カズ・ハヤシ

<第2試合/UWFルール【ダブルバウト】>
●伊藤貴則・大久保一樹
  10分33秒 スリーパーホールド
〇船木誠勝・田中稔

<セミファイナル/UWFルール【シングルマッチ】>
〇朱里
  11分54秒 スリーパーホールド
●優宇

<メインイベント【GLEATシングルマッチ】>
●渡辺壮馬
  16分21秒 アキレス腱固め
〇拳王

<スーパードリームマッチ【GLEAT6人タッグマッチ】>
秋山準・関本大介・●谷口周平
  19分45秒 パワーボム⇒エビ固め
杉浦貴・〇藤田和之・ケンドー・カシン


 大会レポートは週刊ファイト10月22日号(10月16日発売分)に収録されました。

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