G1横浜決戦は今年もクラシカルでベーシック 棚橋弘至との28分接戦を制したSANADAがトレンド入り 新日本

 14日、新日本プロレスが「G1クライマックス」横浜武道館大会を開催した。

 “G1の横浜”といえば横浜文化体育館だが、同所の閉館により新設・横浜武道館での開催となった。横浜文体を象徴する闘いとなると1988年8月8日の藤波辰巳(現・辰爾)vs.アントニオ猪木60分フルタイム戦。その文脈に近い色合いのメインが行われることが恒例となっているG1横浜だが、今年は棚橋弘至vs.SANADAの顔合わせとなった。

 チェーンレスリングを思わせるねちっこさで競い合った両者は、クラシカルでベーシックな展開が続く。終盤になると、棚橋のハイフライフロー、SANADAのムーンサルトプレスをお互いにヒザ立て(剣山)で決定打を許さない。棚橋はSANADAの飛びつきフランケンシュタイナーを受けとめておいてのテキサスクローバーホールドで必勝ムードとなるが、最後はSANADAがムーンサルトプレスを2発成功させて勝利をもぎ取った。

 この結果でツイッターでは「SANADA」がトレンド入り。SANADAによるギフトとしての“暗転した会場でのスマホ液晶ライトショー”が大会の締めとなった。SANADAはマイクで最終公式戦となる10・17両国国技館でのEVIL戦勝利を観客に約束していた。

 
■ 新日本プロレス レックPresents G1 CLIMAX 30
日時:10月14日(水)18:30
会場:神奈川・横浜武道館 観衆1,498人(主催者発表)

<第1試合>
●上村優也
  7分56秒 逆エビ固め
〇辻陽太

▼「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦
<第2試合>
〇KENTA
  17分39秒 GAME OVER
●YOSHI-HASHI

<第3試合>
〇ザック・セイバーJr.
  14分30秒 ヨーロピアンクラッチ
●ジュース・ロビンソン

<第4試合>
〇内藤哲也
  8分04秒 ジャックナイフ式エビ固め
●矢野通

<第5試合>
〇EVIL
  15分33秒 EVIL⇒片エビ固め
●後藤洋央紀

<第6試合>
〇SANADA
  28分25秒 ラウンディングボディプレス⇒体固め
●棚橋弘至


 大会レポートは週刊ファイト10月22日号(10月16日発売分)に収録されました。

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