RAWドラフト移籍アレクサ・ブリス/フィーンド二重奏!SD行きAブラックSロリンズ

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 SmackDownを見たあとだと、大人のファンは誰がどうなるかはわかったことだろうし、驚きはなにもなければ、ここがオカシイとか突っ込みはいくらでも出来るのがWWEなのだが、いざ「じゃぁお前がやってみろ」と言われたら、締め切り時間の制約のなかで最終台割から逆算して辻褄を合わせていく作業がいかに大変なことか。また、それに合わせて3時間番組の順番構成を考える必要に迫られるのであって、SDタッグ王座を戴冠したばかりのニューディがRAWに行き、RAWタッグ王座のストリートプロフィッツがSD行きだから、王座を交換というのは安易すぎるにせよ、まぁ許そうじゃないかと。


 ただ、例えばショーティGことチャド・ゲイブルはドラフト・プールにも名前がないというか、まともに扱われてないんだから、戸澤陽が一番最後とはいえ、RAWに残留だとステファニー・マクマホンに名を呼ばれテロップが出るというだけでも凄いことなのだ。


 冒頭は、ランディ・オートンとドリュー・マッキンタイアから。いくらPPV『ヘル・イン・ア・セル』(現地10月25日)に決まっているとはいえ、番組最後もまたこの二人の乱闘では、ちょっと食傷気味なのだが・・・。


 お化けフィーンドと、唯一まともな”試合”をやったと賞賛されているKOケビン・オーエンズが、移籍するSD登場に続いてRAWでも試合。ポール・ヘイマンのいるSD入りのアリスター・ブラックと最後にRAWでも闘カードはマメにフォローしているユニバースには嬉しい限りかも。移行期ならではとなるからだ。

 最後はテーブル葬なんだが、勝った負けたはどうでもいいであって凄い試合を見せてくれと。結局3時間終われば、同じく出ていくセス・ロリンズの三つ巴戦とこのカードが印象に残ることになる。


 ミズ&ジョン・モリソンもコーナーにはマンディ・ローズ&デイナ・ブルックなんだが、お約束でラナ&ナタリアと乱闘になり・・・そのままラーズ・サリバンが登場。はい、またモリソンがやられ役です。


 AJスタイルズに続いてジェフ・ハーディもやはりRAW合流なので、ここはセス・ロリンズと最後?のトリプルスレットマッチに。やはりこれが一番まともな試合になるのだ。

 カリスマのジェフはやはりRAWが長年のイメージ的にも合うなぁと見ていると、ケガで消えていたアライアスがギターでひき逃げ犯というアングルだったジェフを叩いて、その隙にAJがフォールを奪うケツといういつものWWE流でした。


 先のセグメントの続きで女子タッグ戦となり、当然に女神マンディに肩車されたデイナ・ブルックがセントーンをラナに落としてまた弱いラナが泣くというケツ。ナタリアが「アンタは男とは二度の離婚、ガールフレンドは二人、どれもうまくいかない」という危ないマイクをしてタッグチームに三行半という・・・。これがバトルロイヤルの伏線になる。


 PPV大会『Clash of Champions』でケガしてしまい心配されたエンジェル・ガザだが、テーピングこそしていたもののリング復帰。ゼリーナが実況席に座ってようやくアンドラデと仲間割れの決着戦に。やはりウィング・クリッパーが決まるのだが、アンドラデの処遇は? アレクサ・ブリスとフィーンドのシスター・アブゲル二重奏は以下になる。


 SDタッグ王者になったばかりのニューディが、今はRAWタッグ王者なんだと一般層にもわかりやすく見せるには、SDに出ていくドルフ・ジグラー&ロバート・ルードと防衛戦やって勝利すると。


 負け役ばかりになってるリコシェが、負けたらハートビジネス加入、勝利すればハートビジネスとの抗争終結というお題目がついたシングル戦をセドリック・アレキサンダーとなれば、ケツは今度は勝たせてもらえるんだが、ここはひねってあった。

 MVPの差し入れた椅子をセドリックに持たせて、起き上がってきたレフェリーがそれを見てリコシェの反則勝ちだと。さて、今後はリコシェがプッシュされるんだろうか?


 女子バトルロイヤルは以下参照。実生活では元ルセフ、現AEWのミロと離婚なんかしてないんだが、最初にSNSで「男女合わせて本当のNo.1ワーカーはアスカだ!」とやったのはルセフなのである。なので念願のアスカ戦、やらしてあげたらいいかと。これもひねってあったケツなので評価しておこう。それにしても、レイシー・エバンスおばさんとかRAW入りドラフトの発表前からバトルロイヤルの画像に顔が出てたんですが・・・。

■ WWE RAW
日時:10月12日(現地時間)
会場:米フロリダ州オーランド サンダードーム(アムウェイ・センター)

◆WWEドラフト2日目で中邑真輔&セザーロはSD、戸澤陽はRAWに残留

 2日目となる「WWEドラフト」が番組で行なわれ、WWEチーフ・マーケティング・オフィサーのステファニー・マクマホンがラウンド1としてRAWが“ザ・フィーンド”ブレイ・ワイアット、ランディ・オートン、シャーロット・フレアー、スマックダウンがSD女子王者ベイリー、RAWタッグ王者ストリート・プロフィッツを獲得したことを発表した。その後もラウント6まで発表されると、日本人では中邑真輔&セザーロがSmackDown、戸澤陽がRAW残留となった。またRAWタッグ王者ストリート・プロフィッツとSDタッグ王者ニュー・デイが共に移籍となったため、両チームがタッグ王座を交換した。

WWEドラフト結果(2日目:RAWで実施)

ロウ:ザ・フィーンド”ブレイ・ワイアット、ランディ・オートン、シャーロット・フレアー、ブラウン・ストローマン、マット・リドル、ジェフ・ハーディ、レトリビューション、キース・リー、アレクサ・ブリス、アライアス、レイシー・エバンス、シェイマス、ニッキー・クロス、Rトゥルース、ダバ・カトー、タイタス・オニール、ペイトン・ロイス、戸澤陽

スマックダウン:ベイリー、ストリート・プロフィッツ、ダニエル・ブライアン、ケビン・オーエンズ、ラーズ・サリバン、キング・コービン、サミ・ゼイン、中邑真輔&セザーロ、ドルフ・ジグラー&ロバート・ルード、アポロ・クルーズ、カーメラ、アリスター・ブラック

WWEドラフト結果(1日目:SmackDownで実施)

ロウ:ドリュー・マッキンタイア、アスカ、ハート・ビジネス、AJスタイルズ、ナオミ、シェイナ・ベイズラー&ナイア・ジャックス、リコシェ、マンディ・ローズ、ザ・ミズ&ジョン・モリソン、コフィ・キングストン&エグゼビア・ウッズ、デイナ・ブルック、エンジェル・ガザ

スマックダウン:ローマン・レインズ、セス・ロリンズ、サーシャ・バンクス、ビアンカ・ブレア、ジェイ・ウーソ、レイ&ドミニク・ミステリオ、ビックE、オーティス

◆フィーンド&アレクサがダブル・シスター・アビゲイルを披露

 “ザ・フィーンド”ブレイ・ワイアットが洗脳した“女神”アレクサ・ブリスと共にアンドラデとゼリーナを襲撃してダブル・シスター・アビゲイルで沈めた。ゼリーナ・ベガがゲスト解説する中で、アンドラデとエンジェル・ガザが元パートナー同士で対決すると、ガザがウィング・クリッパーをアンドラデに決めて勝利した。試合後、ゼリーナが倒れこんだアンドラデに駆け寄って手助けすると、突如会場がフィーンドの音楽と共に暗転。するとコーナーにアレクサが姿を見せると、フィーンドも背後からアンドラデを捕獲。最後はフィーンド&アレクサがダブル・シスター・アビゲイルを2人に叩き込み、リングで見つめ合いながら姿を消した。

◆王者アスカとバトルロイヤルを制したラナのRAW女子王座戦が決定

 RAW女子王者アスカへの挑戦権をかけてナイア・ジャックス、シェイナ・ベイズラー、レイシー・エバンス、ナタリアら女子13人によるバトルロイヤルが行われた。アスカがゲスト解説で見守る中、試合前に“大女”ナイアがマイクを取ると「このバトルロイヤルは明らかにシェイナか私の勝利になるわ。みんな自分でロープを越えてジャンプしたら」と挑発。これで全員を敵にまわしたナイアとシェイナがゴングと同時に襲われると、アスカは「ほら、見てみろ! アホや!」とナイアを侮辱した。さらにナイアは猛攻を凌ぐとタミーナやビリー・ケイらを次々と脱落させたが、犬猿パートナーのシェイナに裏切られて脱落。終盤では最後まで残ったナタリアがレイシーをポストに叩きつけて勝利かと思われたが、隠れていたラナがエプロンにいたナタリアを蹴り飛ばしてバトルロイヤルを制した。これによりアスカのRAW女子王座戦の相手がまさかのラナに決定。この結果に驚いたアスカは「ビックリしたわ! バトルロイヤルでラナが勝つって・・・。OK!OK!その調子やったらわかった。やったるわ!やったるわ! ラナかかってこいや!おら」と新たな挑戦者に息巻いた。