AEW黒髪Cody復帰!Mr.ブロディー・リーTNT王座戦オレンジ・キャシディ

(c) AEW

■ AEW Dynamite
日時:9月23日(現地放送時間)
会場:米フロリダ州ジャクソンビル デイリーズプレイス


 番組は当然にというか、暴走戦士ロードウォリアーズ・アニマルさんの訃報テロップから。どちらかといえばNWA南部プロレス伝統を継承するAEWとしては自然のことである。


 試合は元ルセフのミロがキップ・セイビアンと組んで、ジョーイ・ジャネラとおかまちゃんソニー・キスと闘うタッグから。シャツを脱いだミロの肉体はさらにビルドアップされていてバカでかくなっている。

 ただ、それは良し悪しであって、パワーファイターとしての迫力は凄いがスピードが落ちたりケガするリスクも高まる。実際、試合中というより、その前からのが悪化したのかもだが途中から片足を吊ったような歩きになり、セールではなくガチのようなのだ。

 ケツはキャメルクラッチとは呼ばずのアコレードなんだが、AEWデビュー戦は懸念も残した格好になった。


 EVILウノを相手にハングマン・ペイジが鮮やかなバックショット・ラリアットを決める試合となれば、実況席にケニー・オメガが来て笑かしてくれることに。


 試合内容が良かったのはTNT王座戦。大男相手にオレンジ・キャシディがないをやれるかであって十分に激しい展開を見せれば、これまでまともにWWEでは試合をさせてもらえなかったブロディ・リーが受け役として職人ぶりを発揮する。オレンジ君の良いところを全部受け切って、最後は絞り上げていた。

 そのMr.リーに王座を明け渡して以来テレビから消えていたCodyが久しぶりの復帰。イメージチェンジということで黒髪になっていたのは驚きかも。そのあとのコメント・セグメントでは汗だくのリーがCodyの首の刺青を皮肉りながら「犬の首輪チェーンマッチ」をブチ上げていた。


 前回、何者かに足をやられたと足を引き吊るセールで登場したのはマット・ハーディ。しかし、クリス・ジェリコのインナーサークルが登場すると、もう1名もカムバックだとサミー・ゲバラも出てきて師匠と頬を寄せ合って喜ぶ絵がトップ画像である。まぁ今回は顔見世だけのセグメントだった。


 タリー・ブランチャードを伴って出てきたFTRも今週は顔見世。前週の駐車場ストリートファイトで凄い試合をやったベストフレンズも出てきたが、「次週の相手はSCUで、お前らは2週休んどけ」と引っ込んでしまった。


 志田光とサンダー・ロサが組んで、プエルトリコ軍をやっつける試合は良かったんだが、海外版の実況から判断するに、ちょうど志田のいいところが出る場面から長いCMでPicture in Pictureになったと思われ、それではあまりに勿体ない。ファルコンアローが決まって勝利するケツがわかりすぎているデザインなことも損な役回りだったかも。メキシコ死者の日の半分骸骨ペイントのロサだが、この日はアニマル・ウォリアーの絵にしていた。そうこなくっちゃ~!


 さて、前週回ではジョン・モクスリーを含む6人タッグが予告されていたんだが、ランス・アーチャーがコロナ感染となり当日カードやり直し。他にも複数の陽性が出ているようで今週は編成変えの影響もあったかと。替わって出てきたのはしゃべりの上手いエディ・キングストンだ。

 急な抜擢にもかかわらずキングストンはMOXのブルドッグチョークでレフェリーがゴング要請するまでがんばってはいる。お約束で当初の6人タッグに予定されたばかでかい黒人のウィル・ホッブスが出てくるもルチャ兄弟にやられ、ダービー・アレンにはリッキー・スタークスが鋭いスピアーで吹っ飛ばす。

 最後の絵はタズを参謀とするヒール軍のエンディングだった。


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