AEWプロモ大会!サンタナ&オルティーズ駐車場決闘ベストフレンズ勝利

(c) AEW

■ AEW Dynamite
日時:9月16日(現地放送時間)
会場:米フロリダ州ジャクソンビル デイリーズプレイス

 次の大きな大会が1周年記念現地時間10月14日ということで、それにむけての弁の立つ連中によるプロモ合戦が番組の軸となる構成で、トリは因縁のベストフレンズとサンタナ&オルティーズが駐車場でハチャメチャな決闘をする台割りとなった。テレビとしては、冒頭が5000ドルの罰金処分となっていたヤングバックスが、レフェリーにダブル・スーパーキックを放ってのしてしまうところから。バックステージに消えようとする兄弟をカメラがそのまま追い、へぇー正面の真裏がコントロール・デスクなのかと初めて視聴者がわかるんだが、そこの端に座っているトニー・カーン代表に札束を投げつけて消えて行くヒールなヤングバックスなのだった。公式写真は回ってきていない。


 試合はタッグ王者となったFTRにジュラスティック・エキスプレスのカードから。ジャングルボーイが受けて、受けてと女子人気がさらに上昇かも。またフォールされる役なのはどうなのかとも思うが、女子の母性本能をくすぐるにはこの作戦なのかとも思う。


 プロモ顔見世だけの出番が多い大会になったが、マット・ハーディは誰かに足をやられてうずくまっているバックステージ絵の出番に登場。バットを持ってやってきたクリス・ジェリコの仕業のようだが、もちろんスキットではとぼけると。はい、はい、マットは今日も会場には来てました・・・ということになるんだろうか? 録画番組なのでそこは本当のところはわからない。


 タッグ王座から陥落したハングマン・ペイジは、SCUのフランキー・カザリアンとのシングル戦。実況席にはケニー・オメガであり、作る側から見ているスマートなら、オメガが担当した試合だとわかるだろう。もちろんマイクの前では、「ペイジはまた組みたいと言っているが、自分はシングルの道を行く」と毒づくのであった。それにしてもカザリアンが上手い。バックショットラリアットに沈むが、ペイジを輝かせたのはカザリアンのお仕事である。


 エディ・キングストンもプロモ係りだが、ルチャ兄弟、さらにブッチャー&ブレイドとは暴走ファミリーなんだそうだ。

 MJFはjobber相手に数十秒だけのスクワッシュ・マッチをやってはいたが、やはりプロモの出番が今大会の役どころ。リングアナウンサーには「無冠の帝王と紹介しろ」命令から、軍団の結成までほのめかしていた。


 ジェイク・ヘイガーとタッグをやると言っていたクリス・ジェリコ先生のお相手はプライベート・パーティ。ジューダス・エフェクトでフォールとってからもウォール・オブ・ジェリコで痛めつけようとする態度に、マーク・クインがペレ・キックを見舞ってはいたが・・・。


 好評につきサンダー・ロサはAEWのリングでNWA女子王座防衛戦をやらせてもらえることに。よってツームストーン・パイルドライバー(WWEでは禁止されている)でイヴァリースが沈むケツこそわかりきったことだが、試合は良かったかと。

 プエルトリコ同盟のディアマンテが終わってからもちょっかい出すと、志田光が駆けつけて次週はロサとタッグ結成に。日本からの女子選手が使えない現在、ロサを実質取り込んだことは課題の女子部門にとっては朗報だろう。


 ランス・アーチャーとジェイク・ロバーツもプロモの出番に。次週がチラシ図案の6人タッグになるものの、タズとの交換条件で「もしもジョン・モクスリーに勝利してAEW王者になった場合、ブライアン・ケイジと防衛戦やる」ことを承認と。

 MOXが例によって花道とは違うどこかからの出没で、今回は会場横のドアから出てきたんだが、そのケイジとリッキー・スタークスに襲われるスキットに。ただ、ここで噂の登場となる大型黒人ウィル・ホッブスが救出。トリオの3人目はダービー・アレンだとマイクするセグメントになっていた。


 トリが駐車場決戦! サンタナ&オルティーズはタマ・トンガたちみたいなメイクで出てきていた。

 試合というか、これまた映画仕様のアクション活劇はハチャメチャの極み。プロのスタントマンでもこんな危険な遊戯は断ると思うんだが、そこはさすがプロレスラーなのか。オレンジ・キャシディが車のトランクから出てきて、チェーン巻きつけた拳でガツンとやったのがトップ画像である。トレント・バレッタがトラックの上でオルティーズにデュードバスターを放って一件落着、カット!となったのであった。

 オチは、業界で有名なトレントのママ、スーさんが白いバンで駆けつけ、息子たちを乗せて中指をカメラに突き立てて会場から去って行くのであった。一番強いのは母なんです!


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