29日、新日本プロレスが有観客再開後初の首都圏ビッグマッチ『SUMMER STRUGGLE in JINGU』を神宮球場にて開催した。
1回戦ではファン投票でルールを決めるなど話題となったタイトル「KOPW」。いよいよタイトルホルダーを決める4WAYマッチが第2試合で組まれる。オカダ・カズチカ、矢野通、SANADA、エル・デスペラードの4人が進出した。徒党を組むのも対立するのも「誰といつ」が問われるサバイバルゲーム。序盤にはオカダとSANADAがタッグチームさながらのコンビネーションを見せ、観客がどよめく。圧倒的有利なのは同じユニットであるオカダと矢野。勝利への一直線とばかりにオカダが変形コブラクラッチでデスペラードを捕獲する。ところが味方であるはずの矢野に、オカダは背後からの金的パンチを食らってしまう。意表を突かれたオカダはそのまま丸め込まれてフォール負け。「KOPW」は矢野が制した。
オカダは「まさかね、『金的 OF PRO-WRESTLING』で終わるとは思わなかったですし、僕が提唱しておいて、僕がまさか3カウントを獲られることになるとは僕が一番思っていませんでした。『KOPW』自分で言っておきながらめちゃくちゃ悔しいですけど、とりあえずは『G1』目指してやっていきたいと思います」とコメント。2004年8月29日にデビューしたオカダはこの日が16周年となったが、次なるテーマ「G1」に向けて気持ちを切り替えようとしていた。
■ 新日本プロレス SUMMER STRUGGLE in JINGU
日時:8月29日(土)15:00開場 17:00開始
会場:東京・明治神宮野球場 観衆4,710人(=主催者発表)
<第1試合>
〇金丸義信
7分31秒 回転エビ固め
●マスター・ワト
<第2試合/「KOPW 2020」決定戦4WAYマッチ>
〇矢野通
7分01秒 横入り式エビ固め
●オカダ・カズチカ
※矢野が「KOPW 2020」優勝
※他の2選手はSANADA、エル・デスペラード
<第3試合/NEVER無差別級選手権試合>
[挑戦者]
〇鈴木みのる
14分56秒 ゴッチ式パイルドライバー⇒体固め
●鷹木信悟
[第29代王者]
※鷹木が4度目の防衛に失敗。鈴木が新王者となる
<第4試合/IWGPジュニアヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
〇石森太二
13分30秒 Yes Lock
●高橋ヒロム
[第86代王者]
※ヒロムが2度目の防衛に失敗。石森が新王者となる
<第5試合/IWGPタッグ選手権試合>
[挑戦者]
飯伏幸太
●棚橋弘至
16分01秒 ザックメフィスト⇒片エビ固め
〇ザック・セイバーJr.
タイチ
[第87代王者]
※タイチ&ザックが初防衛に成功
<第6試合/IWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合>
[挑戦者]
〇内藤哲也
26分20秒 デスティーノ⇒片エビ固め
●EVIL
[第71代IWGPヘビー級&第25代IWGPインターコンチネンタル王者]
※EVILが両王座2度目の防衛に失敗、内藤が新王者となる
大会レポートが週刊ファイト2020年9月10日号(9月2日発売)に収録されました。
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