[ファイトクラブ]無事に上がった神宮の花火 コロナ&炎天に屈せず新日4710人集客

[週刊ファイト9月10日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼無事に上がった神宮の花火 コロナ&炎天に屈せず新日4710人集客
 text by TERUZ
・自身が提唱したKOPW オカダ「まさか」 7分フォール負け
・2人の真っ向勝負請負人 大会ベストバウトは鷹木vs.みのる
・EVIL“全勝”ついにストップ 内藤がダブルタイトル返り咲き
・サプライズなしも大満足興行 8か月遅れの球場デハポン締め


■ 新日本プロレス SUMMER STRUGGLE in JINGU
日時:8月29日(土)15:00開場 17:00開始
会場:東京・明治神宮野球場 観衆4,710人(=主催者発表)

 8月29日、新日本プロレスが有観客再開後初の首都圏ビッグマッチ『SUMMER STRUGGLE in JINGU』を神宮球場にて開催した。感染防止を後押しする野外オープン会場ではあるが、集客面では感染者数の面で収束しない新型コロナウイルス、熱中症対策必須の炎天というダブルパンチとなった。マット上に目を移せば、7・11大阪城ホール大会でロスインゴを裏切った事件を発端として、ここまで全ビッグマッチメイン進出のEVILが3戦全勝。有観客大会再開後に相次ぐバレットクラブ勢の反則・セコンド介入にファンのストレスが溜まっている中で、新日本が放った神宮球場大会をレポートする。

 8・13愛媛・宇和島大会では「選手の発熱により開始5分前に大会中止」があり、関係者は「発熱者・感染者よ出ないでくれ」との一念だったに違いない。大会開催となれば、新型コロナの影響で延期となっていた神宮球場を含む明治神宮外苑での花火大会の代替とばかりの花火エンディングを狙うことは想定された。読者のみなさんにはネタバレのようになってしまったかもしれないが、8月14日記事より。

 いかなるエンディングにも花火が似合うわけではない。最近の新日本の大会においても、用意された紙テープのバズーカ砲が炸裂しないままに撤収されてもいた。今回の神宮では無事に花火が上がったが、いわば“花火が似合う”大会がそこにはあった。

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