エリック・ビショフ司会AEWスーパー討論オレンジ・キャシディCジェリコに勝利!

(c) AEW

■ AEW Dynamite
日時:8月5日(現地放送時間)
会場:米フロリダ州ジャクソンビル デイリーズ・プレイス


 番組は12人タッグから。ベビーフェイスはエリート+FTRで、ヒールはダークオーダー軍である。普通12人と聞くと「そんなの覚えられるのか」がまず最初に思う懸念なのだが、AEWは練りに練ってレイアウト考えてきた。途中でFTRのダッシュ・ハーウッドが故障でバックステージに引っ込むと、なるほどこういう展開なら順番を間違えない。試合は両軍持ち味発揮であり、最後にはハングマン・ペイジがバックステージから戻ってきて、Mr.ブロディ・リーにバックショット・ラリアットを放とうとするんだが、これをよけられて逆に重いディスカス・クローズラインが決まる。冒頭の掴みはよく出来たカードだった。


 続いてはベストフレンズ(トレント&バレッタ)とサンタナ&オルティーズ戦なんだが、バレッタが丸め込んで試合には勝利するものの、先に例のトレント・ママの白いバンで会場入り場面の布石があり、怒ったプエルトリコ軍が車のあらゆる窓をたたき割り、ペイントまでするというオマケ付きがあとに挿入だった。


 時間軸は前後するが、マット・ハーディーのプロモ・セグメントはAEW入り以降これまでダマスカスだの、ブロークンと「七色のキャラを使い分けてきたものの、ファンの声を聴いてマシュー・ハーディ一本でいく」とかやっていると、復帰したサミー・ゲバラが襲いかかる。テーブルに寝かしたマットにイスを投げつけたら、それがモロに頭を直撃してガチの大流血に。しかし、そのまま壇上からテーブルにサミーは450°スプラッシュを決めてテーブルごと破壊。深紅に染まるド派手なことになったのだが、いつも大量に送ってくれるAEW公式写真にこの流血セグメントは省かれていたものの、Twitter動画は公開されている。これがなにを意味するのかは各自が考えましょう。


 期待されたWWEでは前ザック・ライダーのマット・カルドナなんだが、AEWに誘ってくれた(拾ってくれた)Codyと組んでのタッグ試合がデビュー戦に。ただ、イマイチな内容だったかも。


 そしてお待ちかね「AEWスーパー・ウエンズデー・デベイト」のセグメントに、WCW以来TNT局に出てくるのは20数年ぶりになるWWEを解雇されたエリック・ビショフが登場。クリス・ジェリコとオレンジ・キャシディの政治討論会を仕切った。


 米国の「スーパー・チューズデー」は終わって、老人ボケ症状が心配される民主党バイデン陣営は副大統領選びが佳境なんで、さっそく取り入れるところはプロレスである。ジェリコ様がポケットに手を突っ込んで闘うオレンジ君に負けたらどうなるのか。お楽しみは来週だ。
 今週のMJFはPPV大会『ALL OUT』でのジョン・モクスリー挑戦をキャンペーンしており、こちらも選挙本部仕様のオフィスから毒舌をふるっていた。トランプの詭弁で大統領選が延期になったらWWEが喜ぶので、AEWとしてはなんとしてでも選挙ムードを盛り上げないといけないのだ。

 トリ前には例によって毒舌Dr.ブリット・ベイカーのスキットがあり、TNAでは女子選手、AEWではメイク担当兼、ベイカーの個人アシスタントになっているレバにビック・スォールとの試合を命じるのだが・・・


 コーナーからのムーンサルトをやろうとして、トップではふらつくのでビビって二段目ロープからにするも、当然によけられるコントの出番ではあった。


 メインはジョン・モクスリーにダービー・アレンが挑むAEW世界王座戦。布石として、番組の途中でMOXが、「先輩から何度も”無茶をするな”と諭されていた」とのモノローグ場面があり、まさにキャリアを縮じめかねないハチャメチャな試合をするアレンに警告するんだが・・・。当然両者おかまいなしにおっぱじめ、最初のMOXのグーパンチだけで早くもアレンは口中切って流血というガチな展開に。

 鈴木みのる戦からちゃっかりパクってゴッチ式パイルドライバーをやったりしたMOXなんだが、これまた最後は自身がガチの大流血になってしまうことに。パラダイムシフトで防衛なのは誰もがわかっていることだが、ダービー・アレンは間違いなく株を上げていた。



 紹介が遅れてしまったが、先立つAEW Darkのほうで女子トーナメントが始まっており、ブラジル出身で柔術の実績があるNXTにいたタイナラ・コンティがAEWに登場。ガチの実力は記録が備わっているし、肢体はリオのビーチで例の紐ビキニになったら凄いに違いないと想像させてしまう美貌もあり大いに期待されたのだが、NXTではあまりテレビに出してもらえてなかった。今回はタッグからで、先にAEWに抜擢所属となったパートナーの新鋭アナ・ジェイがグリーンなところを露呈してしまいダメ試合に。選手も、そしてファン基盤をも強化(ヒールズ・クラブ)を宣言するAEWの女子部門なんだが、そんなに簡単なものではないことを見せてしまった感がある。正直、仕切り直しの女子部門スタートは前途多難なのであった。


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