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番組冒頭は紫雷イオが花道で襲われてと、やはり今はベビーフェイスなんだとの確認はあるにせよティーガン・ノックスと組んで、ダコタ・カイ&キャンディス・レラエのヒール軍とのタッグ戦から。
もっともキャンディスがイオ様のムーサルトに沈む役というのはロジックに合ってないような。ティーガンの時代はまだ先であり、王座戦に負けた時期だからフォール役だと思うのだが・・・。イオ様の試合運びは良かった。
続いては実況が「テイクオーバー級のカードだ!」と自賛していたが、通のユニバースなら「確かに」となるロデリック・ストロングvs.ジョニー・ガルガノ戦。
前週の3way戦で巨漢のブロンソン・リードをoverさせる役割でこの二人は絡んでいるから、ややコロナ影響で使える人材が限られてしまう制約を露呈しているのかも。ただ、どっちもヒールなのにと思ったものの、試合は二人ともがベビーの闘いしていて混乱するのだが、その謎はあとで解ける。
ミニ戦車に乗っての登場は緑髪のショッツィ・ブラックハート。前回、ロバート・ストーン・ブランド所属となった猛女メルセデス・マルティネスが相手だから、ケツはわかりきったことだが「毎週出してもらえることが肝心」と本誌は繰り返すのみ。
フィニッシュはCIMAのシュバインがパクられたと思うのだが・・・。もうちょっと長くやってくれよがやや不満だったかも。
キース・リーの出番はプロモだけ。キャメロン・グライムスを吹っ飛ばし、本命はキャリオン・クロスなのでスカーレットのお出ましとなる。
タッグ王者インぺリウム(ファビアン・エイクナー&マーセル・バーセル)は、AEWヤングバックスをコケにするためのパロディ組を短時間で片付けるのだが、久しぶりにアンディスピューテッド・エラが4人揃って出てきて宣戦布告をやっていた。なるほど、UEはベビーフェイスターンの布石なのだ。実況でそれらしきことは言ってなかったのだが・・・。
セミになる順番ではアイゼア”Swerve”スコットとジェイク・アトラスのシングル戦がマッチメイク。スコットのJMLドライバーが決まるということは、プッシュされるのは黒人の方ということになる。ただまぁ、なんらかのお茶の間向きに共感させるストーリーがあるわけではないから、チャンネルを変えられるリスクはあるかと。
トリは各ブロックが3way戦で行われるNXT北米王座争奪戦なのだが、前週にフィン・ベイラー、デクスター・ルミス、ティモシー・サッチャーという選手名には驚くというか、まぁ異色の組み合わせの妙がうまくいけば面白いかもというマッチメイクだったんだが・・・。
田舎の連続殺人犯デクスターは、場外にくるっと回って飛んでもすくっと着地して立っているとか、大柄なのに俊敏なところは凄いとは思うのだが、これとて今は編集可能な録画中継なのでLIVEで完璧だったのかどうかは不明なのだ。なにせ無口キャラなので感情移入しにくい設定で売り出されたことで損しているのかも。
その不気味な殺人者が、キャッチ・アズ・キャチ・キャンを信条とするサッチャーをコブラクラッチで締め上げてタップさせる意外な結末に。思わず「なんでやねん」と声をあげてしまったのは果たして本誌だけなのか? 関節技の鬼というキャラなのに、それはないだろうと。そもそも決勝というか、最後のベルト争奪戦はラダー戦だと発表されているのに、ルミスがうまくやれている姿が想像できない。負けてはいないのだが、3wayのルール上からフィン・ベイラーは予選敗退となるのであった。本来なら本命だと考えるのが王道なのだが・・・。
■ WWE NXT
日時:7月29日(現地放送時間)
会場:米フロリダ州オーランド近郊 フルセイル大学スタジオ
◆紫雷イオが因縁のダコタ・カイ相手にタッグ戦快勝
“漆黒天女”ことNXT女子王者紫雷イオがティーガン・ノックスとタッグを組んで因縁勃発のダコタ・カイ&キャンディス・レラエと激突した。王座挑戦を目論むダコタが先に入場したイオを襲撃して試合前から波乱となるもそのまま試合がスタートすると、怒り心頭のイオはヒザ連打からドロップキックをダコタに決めると「オラー」と雄叫びを上げた。
一方のダコタもキャンディスと連携しながらブレーンバスターを決めてイオに反撃したが、イオはスプリングボード・ミサイルキックやジャーマン・スープレックスでダコタに攻め込んで試合の主導権を握ると、終盤にはキャンディスに連続攻撃を仕掛けた上で場外のダコタにトペ・スイシーダを決めて圧倒。続けてティーガンがレフェリーの死角でシャイニング・ウィザードをキャンディスに叩き込むと、最後はイオがコーナートップから必殺のムーンサルトでPoison Pixie性悪女に止めを刺して3カウント。
イオは王座を付け狙うダコタを蹴散らしてタッグ戦に快勝し、敗戦したダコタは次週のNXTでリア・リプリーと王座挑戦者決定戦で激突することが決定した。
◆NXT王者キース・リーがキャリオン・クロスの王座挑戦を受諾
NXT王者キース・リーがリングに登場すると「クロス! お前は明らかに俺の注意を引いたぞ。男らしくここに出てこい」と先週のNXTでリーの盟友ドミニク・ダイジャコビックを破ったキャリオン・クロスを呼び出した。しかし、そこへキャメロン・グライムスが「NXT王座を奪いに来たぞ」と軽口をたたいて登場すると、怒ったリーは片手でグライムスを投げ飛ばして襲い掛かった。途中、突如会場が暗転するもリーは構わずスピリットボムでグライムスを撃退すると、クロスが会場ビジョンに現れて「2つの選択肢を与えよう。俺にNXT王座に挑戦させるか、皆と同じように苦しむかだ!」と王座戦を要求。これにリーは「時間と場所を選べ! ぶっ飛ばしてやる」と王座挑戦を受諾した。
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